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日本語の先生とCV@フランス

フランスでフリーランスで日本語を教える仕事をする場合、CV(セーヴェー)と呼ばれるいわゆる履歴書は必要でしょうか?私の個人的意見だと用意しておいたほうが絶対いいです。個人で生徒を探す場合は必要ないと思いますが、企業や学校などと契約を結んで仕事をすることもあるかもしれません。急にいいお仕事が舞い込んできて、CV送ってくださいと言われた時のため、前もって準備しておくほうが安心ですよね。私は今まで自分から応募して送ったこともありますし、相手から送ってと言われたこともあります。

フランスの履歴書は、もちろん日本みたいな専用の用紙があるわけではないのですが、だいたいの書き方は決まっています。これはネットでも調べることができますし、自分で書けない場合は周りのフランス人でCVを書いたことのある人(だいたいの人がそうでしょう)に聞いて書くのが一番。ただ、フォーマットが決まっていない分、書き方も人によって様々なので注意が必要かもしれません。

私はCVを作るにあたり、auto entrepreneurのような個人事業主にアドバイスをしてくれる機関に相談しました。ここでは宣伝方法について色々アドバイスをもらい、その際にCV、名刺やフライヤーの作り方も教えてもらって、細かくみてもらいました。特に私はそこまでフランス語も得意ではないので、とても助かりました。

今はCVを送るのもほとんどメールなので、添付されたCVを開いて一瞬の見栄えが大事です。また「lettre motivation」というモチベーションレターを要求してくる会社もありますが、今は必要ないというところもかなりあるので、これは相手にあわせて送ります(日本語教師のような場合はほとんど問われないと思います)

もしかして担当者によって違うかもしれませんが、私が今まで知らなくてここで教えてもらったことは、

1、履歴書には年齢を書く必要がない
これはフランスでは応募者を書類選考の時に、年齢でふりわけることがNGだからだそうです。ただ、もちろんそのあとの面接で、実年齢がわかって落とされることはありえるけど、まぁ公にはできないってことで。

2、1ページで充分
HRとよばれる総務は大きい会社でしたら1日にそれこそ何百通もCVを受け取り目を通しているので、数ページにわたるものは避け、できれば1ページにギュっと要点だけ書いておくこと。日本と違いある程度カラーを使い、見やすくするのは絶対条件です。

3、趣味は絶対書く
日本人からすれば趣味の項目なんて昔だとそれこそ「読書」だの「旅行」だの。何書いても別に読まないでしょ、いらないんじゃない?と思っていましたが、フランスでは書いたほうがいいそうです。なぜなら面接時にその話で面接官と盛り上がり、同じようなスキルの候補者がいてもそれで受かる可能性があるんだとか。本当かどうかわかりませんが・・・

どれも「へええ、そうなんだ」と新たに知ったことばかりでした。
みなさんも素敵なCVをぜひ作ってみてください!


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