秋はほっこり過ごしたい
フランスは最近ぐっと気温が下がっていて、昨日は20度も届くか届かないかといった具合。薄い毛糸のセーターやショールをひっぱりだしました。
フランスの南西部に引っ越してきて初めての夏を過ごして、北に比べてどの程度暑いかと思っていましたが、クーラーがなくてもダラダラ汗が出るような事がなくて、個人的には一番いい季節だなと思いました。まだ一回しか経験してない私の感想ですが。
それが、気温が下がったり、運河沿いに青々と茂っていた街路樹の葉っぱも黄色くなって落ちだしたのを見ると、いよいよ夏も終わりなのかと残念な気持ちに。サマータイムがまだ終わっておらず朝7時過ぎが暗いというのも、私には気分が下がり気味になる要因のようです。
そんな感じで夏の終わりを惜しんでいたのが、週末スーパーに行くと、キノコ類やバターナッツ、ぶどう等、秋の味覚が急にいっぺんに並んでいるのを目にし、「奥さん、秋ですよ!」とどこかから愉快な声が聞こえてきたようで、気持ちが一気に秋モードになりました。なんと単純な私。アイスクリームのコーナーが縮小されたのを見ても、もう感傷的にはなりません。
家でも、温かいスープや煮込み料理を作って食べるのは幸せを感じるし、録画して貯まっている映画から、心温まる話を選んで、ショールにくるまってホットミルクティーを飲みながら鑑賞しようなんて考えていると、秋冬なりの楽しみがあったと思い出して、気持ちがホッコリしてきます。
涼しくなると、手仕事をする気がムクムクと湧いてくるのが不思議なところ。一昨日は、クッションがついてないスリッパ用に、中敷きをチクチクと縫ったのでした。ほったらかしになっている虫食いセーターの補修や、整理ボックスの作成とか、色々計画も頭に浮かんできます。妄想がふくらんで、今年こそ毛糸で靴下なんか編もうかしらと、アクリルたわししかできたことがないのに、夢いっぱいになっています。
フライングしてしまったなと思ったのは、生地屋さんのサイトで新入荷のクリスマス用の布を見て、もうクリスマスを楽しみにする気持ちになってしまったこと。ちょっと早すぎたと思うのですが、数えてみたら3カ月後!そんなに遠いことでもないのですね。
天気予報を見るとまた少し気温が上がってくるみたいですが、寒暖の差が激しい季節、暖かくすることを心掛けて元気に過ごしていきましょう。
今日も読んで下さり有難うございました!
結城ツガサさん、ほっこりするイラストお借りしました。有難うございます!
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