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ピラ砂丘

前回アルカションへ行った記事を書きましたが、そこからバスで30分ほど行った所に欧州最大と言われるピラ砂丘があります。観光案内所では「30分は登る」という説明で、想像してたよりは登る時間が短かったので運動不足の私でもいけそうな気がして頑張りました。

アルカションから乗ったバスは砂丘のふもとで降ろしてくれますが、まだここでは何も見えません。林が広がってる中に通っている道を少し歩くと小綺麗な小屋が並んでいて、カフェや案内所、お土産店、トイレ(めちゃくちゃ並んでいた)になっていました。ここでもまだ砂丘らしいものは見えなくて、でも砂丘の方から帰ってくる人たちが裸足なのに気づき始めます。「イヤな予感がする」と恐れているうち、道の砂が深くなって段々とスニーカーが埋もれるようになっていきました。このままじゃ靴の中が砂だらけ、私、野生的な感じは苦手なんだけど、意を決して、脱いだスニーカーに靴下を詰めて、手に提げて進みます(でもよく見ていたら靴は脱いでない人も)。ビーチだったら平気なんだけど、松と思われる針葉樹の葉がいっぱい落ちていたり、日陰があって冷たいとなんだか違う感じなのでした。

裸足が砂に埋まるのでノッシノッシと歩いていると、急に林が途切れて目の前にドカンと砂の山が現れ、登りがきつくなる地点で階段が始まります。階段はシーズン限定で160段だそう。階段を使わずに登っていく強者もいます。私は階段で、しかも3回ぐらい休んで頂上へ。登れる人はどんどん抜かしていくので遅くても心配なし。因みに、夫はヘイチャラだったようです。

林から出て砂丘を登っていきます


そして辿り着いた頂上の眺めは素晴らしいの一言。尾根に皆んなが並んで座っている端に私たちも連なって、ゆっくりと景色を眺めていました。午前中に行ったのもまだ涼しくてよかったです。
帰りは階段を使わず人が歩いてできている道を下りました。途中、道を逸れて転げ落ちそうになってる人がいてヒヤヒヤ。下り終わって靴を履くためにベンチは所々にありますが、特に洗い場みたいなものは見当たらず、足の砂を払って靴を履いて帰途につきました。

実はこの前日の午後に砂丘へ行こうとしたのですが、バスがいくら待っても来なかったので諦めて翌日の朝に行ったというハプニングが。翌日の行きも帰りもバスの時刻表なんてアテにならなくて、帰りもだいぶ待ちました。でも砂丘に登れて満足だったし、前日のことがあるので、来てくれただけでホッとしたのでした。

今日も読んでくださってありがとうございました!

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