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未知の野菜は試行錯誤

スーパーやマルシェで視界には入ってたけど、どう食べるのか分からないし、家族も食べたことがないというので、自分とは関係ないわと思っていた野菜の一つフヌイユ。日本ではウイキョウというらしい。

少し前に入ったレストランで、サーモンの付け合わせで出て初めて食べたら、これが何とも言えない美味しさ。食感は外側は加熱されて柔らかくなってるけど、中はカブを芯のあるように煮た時みたいな歯応えがあり、味は料理オンチの推測になりますが、レモンベースのドレッシングがかかっていたようで、酸味の中にアニスの味とよく表現される独特の甘さを感じて、上手に調理されてありました。

それで、家でも食べてみようと、今まで二、三回買って、蒸し焼きとか茹でたりしてみたけど、まずくはないけどレストランで食べたようなものにはならず、外側を外すとちょっとしか可食部分が残らない場合もあって選ぶのも難しい。そんなことでしばらく買っていませんでしたが、久しぶりに何となく目に留まってナマで食べてみることに。

うすーくスライスして、少し塩を馴染ませてサラダに。手巻き寿司ならぬ、手巻きサンドイッチ(適当に家にある具材を並べて、好きなようにサンドイッチにして、あるいはサンドイッチはせずにサラダとパンとして食べる)の時に、ハムや人参のラペなんか並べて、好きなように混ぜてサラダとしても、パンに載せて食べても、フヌイユのパリパリ食感と爽やかな味で目先も変わって美味しかったです。カットするのが少しでも厚くなるとパリパリ感が出ないので、そこだけ注意なのでした。これからは、フヌイユと言えば、この食べ方が定番になりそうな予感。

フヌイユで試行錯誤して思い出したのが、確か高校生ぐらいの時に初めてゴーヤというものを食べた時のこと。まだ母も食べ方をしっかり把握してなくて、苦味対策がゼロだったと思うんだけど、衝撃的に苦くてマズイと感じて、何でこんなもの食べないといけないのと怒りを感じるぐらいでした。でも、近所の人が作ってたか何かで、時々食卓に登るようになり、多分初期の頃は「またこれなの?」と思いながらも、家の教育により出されたものは食べないといけなかったし食べていて、同時に母も苦味に対処する方法を色々聞いてきて、気づけば好きになっていたなぁ。夏はゴーヤと卵とベーコンの炒め物なんかが定番でした。フランスでゴーヤは見ないので、食べられない懐かしい味です。
今になって思うと、マズイからって母は諦めなかったんですよね。今度母にどんな気持ちでゴーヤに挑戦し続けたのか聞いてみよう。

今日も読んでくださり有難うございました!

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