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梅干し代用品

去年はあんずで梅干しもどきを作って、美味しく食べてはいたんだけど、酸味がないのが私には物足りなくなりました。食用クエン酸を探していたものの、手近では見つからないまま季節は巡り、今年もあんずが出回り初め、良さげなのを買ってはそのまま食べつつ思案する日々。

少し前にルバーブでも梅干し代用品ができることを知って、あのフキのようなものが?!と半信半疑でしたが、あんずと迷った末、今年はルバーブでやってみることに。マルシェのいつものスタンドでは売っていなかったので聞いてみると、「誰が売ってるかしらねぇ。あんまり見ないわねぇ」ということで、色々探してあまり行かないお高いマルシェでやっと見つけたドイツ産。
買ったことも食べたこともないのに、ウッカリしたことに、どう選ぶかリサーチしてなかったので、野生味たっぷりの太い茎の束を前にひるみましたが、この機会を逃したらあとは無いかしらと思い、キレイそうなのを選んでみました。なめくじさんがついてるのがあって、“ドイツから来たの?よくぞ無事で”と思いながら、それは避けたりして。
スタンドの端っこにあったので、私が買っているのを見て、「あら!」となって買っている人もいたり、50センチぐらい長いのが袋からはみ出てるのを下げて歩いてたら「なんだろう?」って顔で見る人も。存在感が薄かったり、馴染みがなかったりする模様。

さてさて、買ったあとは、塩をして煮るだけという簡単さ。煮ながらも、まだ半信半疑でしたが、意外と早く煮崩れていって、段々とイロカタチが練り梅状に。出来上がったら驚きの酸っぱい梅干しの味でした。でも少〜しだけ後味にクセがある感じはするんだなぁ。むー。

ヨシノ カイさん イラストお借りしました。ありがとうございます!


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