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仏検準一級を合格した後はどんな道へ行く? 私が今再スタートをきってやっているフランス語学習3つ フランス語を楽しく学ぼう!!

私は2022年度に仏検2級、2023年度に仏検準一級を受験し、合格しました。
2年弱という時間を仏検の受験勉強にかけてきて、振り返ってみて、どうだったか?

・・とても疲れた! 笑

仕事をしながらの勉強なので、楽しい、というより、とにかく大変、という気持ちが大きかったです。

でも、ほんとに今心から思っていることがあるんです。それは、
「仏検を受験してほんとに良かったな」
ということです。

最後までやり通した自分を誇りに思います。
(誤解のないよう言いますが、私が別にすごいとか言いたいのではなく、レベルがどうこうでもなく、ただ、ここまでやった自分を褒めたいな、という意味で言っています)

仏検であれ、他の何であれよいのですが、継続して何かをやり続けることって、若くても中年でも、お子さんでも、老人でも、みんなおそらくすごい大変だと思うんですよね。
だから、その目指した一つのことの終焉をきちんと見れたことを、私的に「誇り」と呼んでいる感じです。

正直私のフランス語は、上級にはまださしかかってはいない・・かな、
まだまだ上のまた上なんて方たくさんおられます。そんな方を前にしたら、誇りに思ってます、とか言うのも、はずかしくもあるんですが、

ただ、

仏検を通して、フランス語を体系的に学んで、建設的に価値のあるものに昇華できたことは、仏検だったからこそなのかもしれないなと思います。
自分のフランス語の基礎をほんとにとても強固にしたな、という実感はすごくあるので、全然無駄なことはありませんでした。

以前のなんとなくフランス語ができていた自分より、今の自分の方がフランス語に対して総合的に自信が持てています。
それが仏検を受けて得た大きな価値なのかもしれません。(私的にです)


さて、今回は前振りがとても長くてすみません!

そんな受験生活とはお別れして、私が今フランス語において、どんな再スタートを切っているのかを書きたいと思います。

楽しみながらフランス語力をさらに上げていきたいと思っているわたしが今集中してやっている3つのことをご紹介します!

私と同じフランス語学習者の皆さんにも少しでも何かしら参考になれたらいいなと思います。

では1つ目・・


多聴

外国語習得にあたって必要な要素としてよくあげられているのがこの「多聴」ですよね。言葉のリズムやパターン、その言葉自体につかることが言語習得に欠かせない要素の一つだとよく言われています。

私のフランス語の個人レッスンをしてくださっている先生も、今後の私に必要なものとして、生のフランス語(フランスのニュースやラジオなどの素の早さのことを意味しています)の多聴を勧められました。

以前のnoteでフランス語のPodcastを紹介する記事を書いています。
素の早さでフランス語を聴く、ということはほんと大切です。


で、ここで重要ポイントが一つあります。
それは、

なんでも聞きゃぁいいって訳じゃない!

です。

急に乱暴になりましたが、本気の一言です。笑

多聴は自分の好きなこと、関心の持てることであるというのが最大で最重要事項なんです。それが、その聞いている言語がどんどん自分の中に入っていく(覚えていく、慣れていく)ポイントなんです。

実際のところ、いわゆる試験勉強っていうのは、自分の好きな話題ばかりを勉強するわけではないですよね。
得意ではない分野、興味とは別ものとして切り離して、学んでいく必要がありますよね。

そうやって学んだワードなどは・・

試験が終わりゃさっぱり忘れる!!
(すみません、私だけです、笑。)

いずれにせよ、日常的でもないワードや、興味のないワードは、すぐ忘れてしまいます。
別に忘れてもいいんですよ、また思い出せば。
(その繰り返しが脳にワードを定着させていきますからね)

興味のある分野や興味のある出来事のPodcastを聞くとか、好きな俳優さんが出てるフランスドラマや、好きなストーリーのフランス映画を見る、など、こういうことがよく頭にはいっていきます。

私は現在ネットフリックスで好きなフランスドラマを聞きながら、シャドウイング(=物真似に近いこと)をしたりしています。やってて楽しいです。
まさに楽しく学ぶフランス語です。
続けていくと、覚えもほんとに早くなりますよ!
是非みなさんもチャレンジしてみてください。


そして2つ目は・・


多読

これも言語習得に必要な重要要素だと思います。
フランス語をできる(話せる)ようになりたいのに、なんで「読み」なの?
と思われる方もいるかもしれません。
よく「とにかく会話がすべて」「とにかく話してアウトプットしないと」と推している方がいますが、それもわかります、当たっているかと思います。

しかし、それは、インプットをある程度してからのお話なのかなと、思うのです。
インプットなしだと、会話が続かないことが多く、
微笑んでその場が終わるだけのこともあります。
(自身の経験で思うことです)

インプットなくしてアウトプットなし。
これが私の語学に対する付き合いかたとなります。


では、「読むこと」。

これははすべてにつながる、と私は考えています。
個人レッスンの先生にも一度ある事を言われ、的を得すぎていて、痛いとこ突かれたエピソードがあります。

ある日、私が仏検で前置詞の使い方などが、かなり不得意だという話をした時です。それを聞いた先生が、
「Eva、それはね、君が新聞記事とか、そういう類の長文のフランス語を全然読んでいないからなんだよ。たくさん読めばそういうのはね、身についてくるんだよ。Evaは読んでいないから身についていなくて、だから不得意なの」と。

私は、文章を読むというより、こう言う時は「sur」 で、こう言う時は「à」というように、
とにかく前置詞は個々に覚えていくものだと思っていたので、とても反省しました。

しかし、それは前置詞だけの話ではありませんでした。
長文を読むことは、綴り、時制、文法、言い回し、前置詞、接続詞など、フランス語学習者にとって、重要な、フランス語の使いこなし方、語彙力、視覚効果(例えば、ここにアクサンテギュって付くんだ、みたいな目で見て覚えていく効果)など、総合的に学ぶことがたくさん文章の中にあるのです。

で、ここでもまた重要ポイントがあります。
それは・・(バレてるかもしれませんが、)

なんでも読めゃぁいいって訳じゃない!

2回目です。乱用しました。笑

ちょうどいい文章を探すのは聴くものを探すより、もしかしたら少し難しいかもしれませんが、なるべく自分の好きなことや関心の持てること、面白いなと思えることを読むようにしてみましょう。

ちなみに私はPodcastの文字起こしの長文を読んでいます。これがまた楽しい。好きな話題のものを文字起こしで見て読んでいる感じです。


そして最後の3つ目です・・

実践

当然ですが、実践です。オンラインでも、語学学校でも、個人レッスンでもいいです。
聴いたり、読んだりして学んだインプットを、ここぞとばかりにアウトプットしまくるのです!
最後はシンプルです。

先ほども書きましたが、何も元手がなくアウトプットはできません。
学びを経てのアウトプットにこそ効果があると私は信じています。
多聴、多読で学んだことを実践でアウトプットして鍛えていきましょう。


まとめ

今回は私が準一級合格後に、リアルに続けている楽しく学ぶフランス語学習3つを書きました。

フランス語はその目的、その利用方法、個人の趣向によってなど、正直学び方や、方法論はさまざまだと思います。
言語習得方法に正解はおそらくない・・

ただ、自分に合っていて、楽しく学ぶフランス語は上達が早い!

私は意識して上記3つを今継続しているのですが、少し前に個人レッスンの先生に「フランス語が前より上達していて、前よりうまくしゃべれるようになってるね」と、期待もしてなく褒められたので、効果は少しづつでもでているのだと思います。

ちなみに、わたしは現在「次は1級を受けよう」とか「他の試験を受けてみよう」という気持ちはありません。
今は、生の素のフランス語の方に、少し寄り添って楽しみたいという気持ちがあるからです。

また何年後とかにチャレンジするのかもしれませんが、今は別の目標に向かってがんばっているところです。


ではでは、今回もお読みいただきありがとうございました。
また次回のnoteでお会いしましょう!

À bientôt !!

Eva


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