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スーパーチャットが日本に浸透したわけ

よくVtuberを批判する内容の中に「Vtuberはキャバクラだ」または「Vtuberは宗教だ」といった類のものがあると思います。

これはスーパーチャットやメンバーシップ代を暗に要求する行為を揶揄しているものですが、私は典型的なこじつけだと感じています。

スーパーチャットがお布施というのは本質の片側だけ誇張してみているものですが、実は現状のスパチャの性質を正しく描写できる言葉が英語ではなく日本語にあるのです。

それはずばり[おひねり]です。 

おひねりとはそもそも神仏へのお供え物であったものが、野外での興行への報酬が包んだ形がほぼ一緒なため意味が変わっていったものであり、お祝い事でのご祝儀も広い意味ではおひねりにあたります。

おそらくチップをネット上で行うためにできたスパチャですがほぼ義務化しているチップと違い任意で渡すためおひねりとほぼ同一のものになり、結果日本だけスパチャの割合が突出することになりました。

実際Youtubeを統計しているサイトによると、スーパーチャットの合計金額ランキングの上位者はほぼ日本のYoutuberが独占している状況です。

そしてスパチャが普及したタイミングとVtuberがブレイクしたタイミングがリンクしていたためにVtuber=スパチャという連想が一部で蔓延り続けてるのです。

おひねりは金銭である場合パフォーマンスの対価として支払うものであり、オンライン上ではスーパープレイや見事な歌唱力または逆にドンマイと言いたくなるプレイや出来事に贈るのが基本です。

一部の妄信的なリスナーがホストやホステスに貢ぐようにスパチャを投げてしまったため配信者が自らお金を求めていくようになっていっただけです。

この記事を書き始めてから知ったのですが、スーパーチャットのことを意味する投げ銭という言葉は[おひねり]の関西弁そのものだそうです。

つまりスーパーチャットの正しい活用方法は本当の意味を完全に理解すれば投げ銭=スパチャという認識で誤解なく推し活に活かせるのではないでしょうか。


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