徒歩々人

徒歩々人

最近の記事

読書記録 丸山真男著「日本の思想」

Youtubeのサムネのごとく、ちょっとキャッチーなタイトルを考えていたら下書きのままの期間が長くなってしまった。内容的には不完全ではあるが公開だけしてみよう。 いつ購入したか記憶になく、読んだ記憶もなかったが、断舎利後にも本棚の新書コーナーに生き残っていた。いつか読もうと思って残していたのだろう。ここでは、個人的な記憶を保持するためと、このページをご覧頂くかもしれない読者のために、こんなことが書いてありますよという情報を残せればと思う。 前半の 1.日本の思想 2.近代日

    • 川端康成「雪国」私の感想

      最初に思い浮かんだこと 川端康成が、なぜノーベル文学賞を受賞したのか理解できた気がした。それほどの衝撃があった。複数のテーマが含まれている作品であると思うが、一番底に流れているテーマは「富めるもの(甲)と貧しきもの(乙)の対比」だと思った。其れが通奏低音という表現でも当てはまる。 真っ先に、この小説を読んだに違いない政治家が頭に浮かんだ。というより、その政治家、田中角栄氏が、この小説に関して言及していたという記憶があった。Google で検索するとその記憶は簡単に蘇った。こ

    読書記録 丸山真男著「日本の思想」