狭き門

近年のフレグランスブームの影響で、調香師になりたい人が年々増えているように思う。

結論から言うと、香料会社の調香師になるのは不可能に近いのが現状だ。
学歴社会、男女差別、年功序列、倍率、配属先の相違など様々な要因で、調香師を目指すことは極めて難しく、狭き門と形容されるほどである。

僕は運良く今の香料会社に調香師として拾って頂けたが、それもまた険しい道のりとある意味賭けであった。

どの組織の調香師になりたいのかを、目指されている方は一度整理して頂きたい。

①香料会社
②ブランドのインハウスパフューマー
③自分でブランドを立ち上げる
④化粧品会社
この4つに大きく分かれるが、それぞれ道のりと険しさの種類が全く違う。

過酷な道ではあるが、目指されている方には是非突き進んで頂きたい。
調香師になれるのが1番だが、なれなかったのと、ならなかったのでは、意味が違うだろう。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?