日々の事21
アニメのこと
『アサルトリリィBOUQUET』を観た(2020・全12話)。以下寸評。
近未来の地球。人類は謎の巨大生命体「ヒュージ」の出現で破滅の危機にあった。全世界が対ヒュージという一事に団結し、科学と魔法の力「マギ」を結集した決戦兵器「CHARM(チャーム)」の開発に成功。CHARMは10代の女性に高いシンクロを示すことが多く、CHARMを扱う女性は「リリィ」と呼ばれ英雄視されていく。ヒュージに対抗するため、リリィ養成機関「ガーデン」が世界各地に設立され、拠点として人々を守り、導く存在となっていった。これはそんなガーデンでの、立派なリリィを目指して儚くも美しく戦う、少女たちの物語である(wikiより)
謎の生命体と女の子たちが戦う、というアニメは過去に多数の例がある。『ストライクウィッチーズ』『結城友奈は勇者である』『ビビッドレッド・オペレーション』などなど。それらの系譜と考えていい。
能力を持った女の子たちは戦わないといけない決まりでもあるのだろうか?
それはさておき。アサルトリリィに特筆すべきところは、個人的には「そこはかとなく百合」という所だろうか。
このあたりの加減が絶妙。百合成分が高くなれば単純に作品も良くなるというわけではない。かつてのクレイジーサイコレズなど、「百合はレズか?」の議論は戦争になるので避けるが、女同士の巨大感情は時に手が負えなくなる。そして作品全体の雰囲気も重くなる。
その点でアサルトリリィは主に一柳梨璃とそのバディにあたる白井夢結を軸に展開していくが、愛が重すぎないマイルドな百合になっている。一応、楓・J・ヌーベルという対抗馬はいるものの序盤でその座を明け渡すので、脚本も「百合の副作用」に対して意識的なのがうかがえる。
周辺の面々もそれぞれバディになる相手はいるが、あまり関係性に焦点を当て過ぎず「そこはかとなく」視聴者に伝えてくれるあたりが魅せ方として巧い。総じてクドすぎず、百合無しでも物語としてしっかり成立している。
百合の話はこのあたりにして、物語について。
大きく三部に分けられるだろうか。1~6話で梨璃と夢結との絆を深め、7~9話で一柳結梨を通して信念を見出し、10~12話で過去を断ち切る。
あれだけ多くのキャラクターが登場していながら構成が上手いので、軸ブレはほとんど感じなかった(各話で必ずキャラ名を表示する演出も好き)。
特に梨璃の成長をしっかり描いてるのが良い。カリスマの能力によるものか否かは別にして、主人公がちゃんと主人公になっていく。
一番好きな話は5話だ。夢結の梨璃を想う不器用さが良い。戦闘の合間の日常回大好きマンなので、この話は何回も観たい。
あとは最終話のAパートでの全員での「ノインヴェルト戦術」だ。連携技ってそれだけで熱いのに総出でやるって最高でしょ。(あの玉を繋いでいくスタイルってゴレンジャーの必殺技思い出す)
魅力的なキャラクターが多い中で一番好きなのは王雨嘉だ。
最初はそこまででもなかったけど、猫巫女メイドで完全にやられてしまった。
こういうのに弱い……。俺は弱い……。
もちろんアプリ版でも最初に選んだ。
元々はアプリゲーやってるポタクたちに流されて完走したけど観てよかった。2期がありそうな?引きになっていたので、次もあればいいな。
ドール沼に落ちてた頃だったら間違いなくドール買ってましたね。危ない。
今日のこと
「アサルトリリィ Last Bullet」をやっていた(今もやっている)。
レギオンどうすっかなああ。
今日はここまで。
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