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手軽にブランド体験価値を高める「Shopifyメール」

こんにちは。TCAディビジョンの森田です。
今回はいよいよ実装されたShopifyメールの機能をご紹介します!

今まではShopifyでメルマガを使おうとした場合、KlaviyoやMailchimp等の別途アプリを導入するのが一般的でした。Shopifyメールでは、Shopify内データを利用したメールマーケティングが可能となります。

概要・料金

別アプリ利用の場合、アプリ側にデータを蓄積するケースがありますが、ShopifyメールはShopify内のデータ利用をするため、よりお客様との関係を強化できる仕組みになっています。

テンプレートから追跡まで、Shopify Eメールはお客様との長期的な関係を築くツールを提供します。まったくの未経験でも、1通目からハイレベルで洗練されたメールを作成できます。

すぐに使えるデザインが選べる
テンプレートが自動でブランディングや商品をストアから取り込むので、時間を節約できます。
自社ドメインから送信
お客様とのコミュニケーションすべてにおいて、ブランドを認識してもらいましょう。その開始点は受信箱です。
Shopifyでキャンペーンを管理
ダッシュボードから、送信、管理、マーケティングアクティビティすべての分析を行うことができます。

価格設定の仕組みは次のようになっています。

全プラン9月30日まで無料
この状況下で特に、お客様はお知らせを待っています。今こそお客様とつながりましょう。すべてのプランを対象に、Shopify Eメールは9月30日まで無料でご利用できます。

それ以降もご利用分だけお支払い可能
10月1日以降は、毎月2,500通まで送信無料。それ以上は1,000通ごとに1ドルがかかります。月額利用料は必要なく、すべての機能にアクセスできます。


画面でご紹介

実際の画面を見てみましたので、ご覧ください!
(開発ストア(お試しストア)のように、ストアオーナーの決済設定(Shopifyへのストア利用料支払い設定)が済んでいない状態だと、配信や追跡の確認ができないのでご注意ください)

frtest_マーケティング概要_Shopify

管理画面のマーケティング>概要 に利用できるようになった旨の案内があります。

mail_infrtest_マーケティング概要_Shopify

「キャンペーンを作成する」よりShopifyメールを選ぶ。

画像3

テンプレートを選択します。

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メールのレイアウト作成画面になります。ここから、レイアウトの設定、宛先リストの設定、件名等の設定をしていきます。

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「受取人」では、顧客グループ=送信対象者のグループを選択します。リピーターか新規顧客かも指定できます。アカウント登録で「マーケティングを受け入れる」のチェックをつけたユーザーが送信対象となります。

frtest_顧客管理_Shopify

顧客グループは、顧客管理で絞り込み条件を指定し「絞り込みを保存する」で条件保存することで作成できます。
上記画面の例では「メールグループテストタグ」のタグをつけた顧客で絞り込んで「test_mail_tag」という顧客グループ名で保存しています。

スクリーンショット 2020-05-06 23.57.49

レイアウト変更の画面では、セクションの間にカーソルを合わせると+マークが表示され、クリックするとセクション追加の選択ウィンドウが表示されます。

商品frtest_Shopify_Email_Shopify

例えば、商品を追加するとこのような状態になります。

商品selectfrtest_Shopify_Email_Shopify

最初は商品未選択状態なので、表示したい商品を右上の選択>商品を追加画面より選びます。

商品settingselectfrtest_Shopify_Email_Shopify

その他、商品名や価格のフォント・色等が右のメニューから編集できます
※フォントは欧文系フォントのみのようです。

右上の「テストを送信する」ボタンより、テスト送信ができます。(開発ストアで試したためここまで)

触ってみての所感

触ってみて思ったこととしては、
・コード等書くことなくメール文面を直感的に簡単に作れる
・顧客グループがShopifyの顧客絞り込みデータをそのまま利用できる
・別アプリだとデータがShopifyとアプリで2箇所管理になるが、Shopify1箇所で管理可能になるので見やすい
・運用側は操作が簡単なので学習・制作コスト減が期待できます
・予め整形されたテンプレート利用であり、お客様は綺麗なメールを閲覧できるため、ブランドへの印象UP

コレクション(商品一覧表示)、ディスカウントのセクションはこれから追加されるようなので、より充実した内容を送信できるようになるでしょう。お客様との継続的なコミュニケーションの手段としてメールは有効です。Shopifyメールでブランドの体験価値を上げていきましょう!

公式ヘルプサイトに設定や活用方法の情報がありますので、ご活用ください。

どのくらいの頻度で購読者にメールを送信するべきでしょうか?
少なくとも月に1回、購読者にメールを送信する必要があります。14~21日ごとに送信するのが、メール購読者のエンゲージメントを維持するためにおすすめです。
オープンレートはどれくらいですか?
適切なオープンレートは、20~22%です。


この記事を書いた人:FRACTA TCAディビジョン森田(@lingling_yas)
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