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マーチャント?トランザクション?EC業界の用語翻訳辞典

EC関連の用語は英語由来のものが多く、なかなか覚えにくいですよね。しかし大事なのは、暗記して無理に使おうとすることではなく、その言葉が「何」を示しているかをしっかりと理解すること。ここではECの世界で頻出する用語の本質的な意味と、使われるシーンについて解説します。

※本編では「分かりやすさ」「理解のしやすさ」を重視しているため、本質的な側面では事実と即していない場合があります。予めご了承ください


●トランザクション【 transaction 】

商取引、売買、執行、取扱、議事録などの意。ECの世界では「注文・取引」を指す言葉と思っていただいてOKです。

・トランザクション数 = 注文数
・トランザクション処理 = 注文処理
・トランザクションでエラーが発生 = 注文途中でエラーが起きた


●マーチャント【 merchant 】 

商人、商売人などの意味を持ちます。IT業界では「広告主」という意味合いで使われることが多いですが、ECの世界では「店舗」「店主」という意味で使用されます。

・マーチャントID = 店舗ID
・マーチャントセンター
(google提供) = 店舗(広告活動)の情報中心地


●サース(SaaS)【 Software as a Service 】

サービスとしてのソフトウェア。個々の利用者が本当に必要な機能だけを必要なときに利用でき、その機能に対してのみ支払いをする考え方のこと。わかりやすく例えるとガスや水道と同じで「使った分だけ支払えばいい」のが特徴です。Google G suiteやDropboxなどはSaaSの代表的なサービスです。ソフトウェアをオンライン利用する点では「ASPサービス」と似ており、一般的なASPサービスを指す場合もあります。

「SaaSはクラウドと何が違うの?」という質問をよくいただきます。ソフトウェアの開発者などの間では違いが語られることもありますが、現在のECの世界ではASPやSaaSが「クラウド環境」によって提供されているということを理解いただければ問題ないでしょう。クラウドは環境を指し、その上で提供されているサービスがSaaSであり、ASPなのです。


●API【 Application Programming Interface 】

アプリケーション同士を接続するためのインターフェイス。簡単に言うと「外部コントローラーの接続口」です。APIがあれば、接続口に合うコネクタを用意するだけでお互いのアプリを接続し、双方からコントロールを行えば機能を連携することができます。APIの中には「Web API」が内包されており、Googleカレンダーなどが用意しているAPIはWeb APIに該当します。

会話の中で「御社のECシステムにAPIはありますか?APIがあれば開発でなんとかなるかもしれません」と出てきた場合、「ECシステム側に外部との接続口はありますか?あればこちらのコネクタを作れば繋げられるかもしれません」と解釈できます。ちなみに昨今のSaaSやASPには、APIが用意されていることが多いです。


●越境EC

国境を越え、国際的に商品の販売・配送を行うネット販売のことを指します。日本では「国外=海を隔てている=海外」という認識になるので、「海外EC通販」と言った方が分かりやすいかもしれませんね。アメリカ大陸やユーラシア大陸、ヨーロッパでは隣国まで地続きになっていることが多いので、“境界線を越えるEC”をあらわす意味で「越境EC」と呼ばれるようになりました。

「越境EC」は自国以外の全世界がターゲットとなるため、非常に大きなマーケットへのアプローチが期待できます。一方で自国特有の商習慣をグローバル向けに再設定する必要があり、手間と時間がかかるといわれるのも事実。
しかし、越境ECに特化したSaaSサービスも存在します。グローバル展開をお考えの方はぜひ調べてみてください。

▼Saas型のECプラットフォーム「Shopify」に関する記事はこちらhttps://note.fracta.co.jp/m/m4f02b806db97


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