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社内業界研究!①〜チョコレート業界初級編〜

こんにちは!フラクタ 広報の花沢です。今回から社内業界研究と題して、クライアントさまや、私たちが普段お手伝いすることの多い業界の研究の様子を時々レポートしていきたいと思います!

第1弾は、チョコレート業界です。チョコレートを愛しすぎてカカオツリーのオーナー契約までしてしまったフラクタスタッフ 森田(普段はブランディングテクノロジストとして活躍中です!)から、深イイ知識とおいしいチョコをいただきながら、スタッフで業界理解を深めました。

目次が出ます。
・チョコ業界の流れ・注目のブランド・チョコを食す

チョコレート業界の流れ

数年前から、チョコレート業界ではアメリカ発祥の「Bean to Bar(ビーントゥバー)」が新潮流だ!新しいチョコレートだ!と注目を集めてきましたが、現在でもその勢いは増しています。Bean to Barとは、カカオ豆を選定して仕入れ・焙煎の工程から、チョコレートをつくるまでを一貫して行うカカオと砂糖のみでつくられたチョコレートのことです。カカオ本来の香りや風味を楽しんでもらうために、タブレット形状でつくられることが多いのもBean to Barの特徴です。

※余談ですが、農場でカカオ豆の栽培から始めるチョコレートのことは「Farm to Bar(ファーム・トゥー・バー)」というそうです。日本だと明治の「THE chocolate」が注目を集めました。

カカオの基礎知識

そんなBean to Barに欠かせない要素が、カカオ豆です!カカオ豆の品種には以下の代表的な3種があります。

「クリオロ種」「ファラステロ種」「トリニタリオ種」

クリオロ種は、世界の生産量の約3%に満たない希少な種。収穫量が少ないので、なかなか出会うことのないチョコレートです。そして高い…!
ファラステロ種は、世界の生産量の約80%。みなさんが普段食べているチョコレートはこのファラステロ種にあたります。
トリニタリオ種は、クリオロ種とフォラステロ種を組み合わせてつくられたハイブリッドカカオ。育てやすくておいしいそうです。

Bean to Barでは上記のようなカカオ豆の個性がチョコレートにダイレクトに反映されています。同じ品種、同じ産地でも、焙煎時間や温度といった製法によっては全く違う味わいになります!

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スタッフもチョコレートの基礎を学んでさまざまなブランドを比較し(チョコレート食べたい…)気持ちが溢れてきたところで、いざ実食!

チョコレート、実食!

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1. bubo:チョコスリム ベネズエラ74%(黒と紫のパッケージ)
スペインのブランド。Bean to Barの発祥はアメリカですが、チョコレート自体の発祥はスペインです。カカオ豆からインスピレーションを受けた六角形のパッケージが目を引きます。まろやかでコクのある味でバランス◎。

2.green bean to bar CHOCOLATE:2種
先日コレド室町テラスにも新店がオープンした日本のブランド。今回は2種類試してみました。
・Palo blanco-Peru-50% -MILK-(伝統的テキスタイルのパッケージ)
 一番甘くてクリーミーな味わいでした。
・CHUAO 85%(白い和紙に青い文字パッケージ)
 どっしりとした苦味.

https://greenchocolate.jp/onlineshop/

3.ママノチョコレート 赤坂カードチョコレート 10枚
アリバカカオ専門店。アリバは、ファラステロ種の中での希少種です。
薄いカードタイプでパリッとした感触とアリバカカオ特有といわれるフルーティーな香りがしました。

まとめ

・チョコレート業界ではBean to Barが継続トレンド
・カカオ豆と砂糖でつくられるBean to Barは豆の産地とそれに適した製造が重要

また研究を重ねて、プロダクトのパッケージやECサイト、店舗のご紹介、比較もできたらと思います。

フラクタではこうしてブランドを理解を深めるために、商品を購入してディスカッションしたり実際に店舗を視察するといった、スタッフのブランド体験を大切にしています。ブランドを理解するためには、自分たちがまず体験して、落とし込むことが必要だと考えているためです。

ブランド運用や自社ブランドの成長にお悩みのご担当者さまはぜひフラクタへご相談ください!業界研究から一緒に取り組みます!

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最後の写真は、フェリシモさんの幸福のチョコレート。と森田の私物、ボンボンショコラ専用ナイフ。そのお値段が私のお財布より高かったのが一番の驚き…


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