ワインエキスパートの勉強まとめ(ボルドー地方①地理的特徴)
ワインにまつわるボルドー地方の地図ってどれも分かりにくいと思うのは私だけではないのでは。ボルドー地方という覚えることが多いこの分野、どうまとめていこうか今も悩んでいます。まずボルドー地方の特徴を把握するべく、久しぶりに色鉛筆をにぎって覚えるべきことを絵にしていこうと思います。
ボルドー地方の地理的特徴
地域の特徴を把握するには地形を理解することが一番に思いますので、簡単に説明します。ボルドー地方の特徴としては、中央山脈に端を発するドルドーニュ川とピレネー山脈から流れるガロンヌ川の二つの川がボルドー市の北方で合流し、ジロンド河になって大西洋に向かって流れます。
これらの川の進行方向に沿ってみた時に右側の地域を右岸、左側を左岸、ドルドーニュ河とガロンヌ川の間をアントル・ドゥ・メールといいます。
※画像、アントル・ドゥ・メールの誤りです
また、左岸のぶどう畑の南西側にかけて、ランドの森というヨーロッパ最大の松林があります。
地域によって異なる気候と土壌
ボルドー地方の緯度は北海道と同程度ですが、大西洋に暖流のメキシコ湾海流が流れ込む影響で海が温かく、このためボルドー地方は他の地域と比べて温暖です。また、大きな川のが流れる地域沿いは、一日の寒暖の差があまりありません。このことを頭に入れておくと、ブドウの品種やワインの特徴を把握しやすくなります。
左岸
左岸はガロンヌ川からジロンド河河口沿いに位置し、上流の川から運ばれるうちに細かく砕けた石ころや砂状になった砂利が堆積してできた土地です。砂利は太陽の熱を持ち保温効果と排水効果があるため、ここで育つぶどうはゆっくりと熟していきます。また、大西洋やジロンド河に接しているため気候は暖かく、またランドの森が強い風からぶどうを守ってくれます。
右岸
右岸はドルドーニュ川からジロンド河の右岸より北東にかけて広がる地域です。また海から若干離れるので寒暖差が大きめで、この地域には北から流れる冷たい川から粘土質の土壌が堆積しています。ここではこのような条件でも耐えられる早熟タイプのぶどうが栽培されます。
アントル・ドゥ・メール
ドルドーニュ川とガロンヌ川にはさまれた地域で、ぶどう畑が森や畑と混在しています。粘土石灰質の土壌で小石がごろごろしています。この一帯はワインエキスパートの試験の問題にはそれほどでないかもしれません。辛口の白ワインが特徴と覚えておけば足りるかも?
終わりに
本当はこの力作に沿ってボルドーもっと詳しいところまで掘り下げてみせようと思いましたが…途中で力尽きました。
というか、この図も分かりにくいですね。。ボルドーはボリュームがあるので、今日は概略で終わりにします。
最後に一言。
ボルドーは奥が深い!
最後の最後に、お絵かき中に視聴したボルドーワインに関する現地発の動画をシェアします。
アカデミー・デュ・ヴァン。ボルドーワインに関係するフランス語も同時に学べます。
ボルドーワインの歴史について。非常によくできた動画です。有名シャトーにまつわるストーリーも展開されています。
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