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オンラインごはんづくり

中高生の居場所ゆるきち。

このコロナ禍で、なかなかメンバーとしてのゆるきちリアル参加が難しくなりました。そこで、Discordをつないで「オンラインゆるきち」のメンバーとしてなんとかやっています。

私の参加は主に日曜日。開館時間の13時前になったらDiscordをつなげます。それから20時までは基本つけっぱなし。

誰かとしゃべったり、たまに勉強を教えたり、スマブラのお部屋を作って対戦したりします。
リアルでおしゃべりが盛んで放置されているときは洗濯など家事を片付けます(笑)。なんでもオンライン!と言うとなんだかかっこいいけれど、要は普通に過ごしているのに近いね。

17時くらいになってきたら、iPadをキッチンに移動させます。

「かおりキッチンだね!」「今日は何つくるの?」と言われつつ作業開始。

最初の頃は、「ごはんを作ってます」という札をぬいぐるみにつけてカメラの前に置いておいたのですが、クリスマスのときに「映せばいいんじゃない?」と言われてその気になりました。

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その日のバターチキンカレーとクリスマスなのでトナカイケーキ。

iPadに専用キーボードをつけて台所に立たせます。ただ、お持ちの方はわかると思うのですがうまく手元が映せないのですよね……まあ、あんまり料理が得意ではないので、映らなくてよかったな!とも思っています。
じゃあそもそもなぜ実況中継状態にしているんだという感じなのですが。
大人といえどこのオンラインな状況はなかなか寂しいので、なんとなく人の声がするだけで楽しいのですよ。

「何作るの?」と聞かれるので、スーパーで食材を買うときに悩むようになりました。

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これはいつかの日のパスタなのですが、何せ冷凍のシーフードミックスに適当に味付けをしたものなのでメニュー名が、ない……。

(ちなみにこの日は子どもたちがなんだか忙しい日だったので、私がパスタを作るところをメンバーの人たちが見ていてくれました(笑))

私の普段の食事はお恥ずかしながらスーパーのお惣菜コーナーでその日割引になったものを買い漁って、ごはんあっためて納豆とお湯かけたらできるお味噌汁、とかなもので。

ここから、なんとかこれ作るの!と言えるように、メニュー名のあるもので自分にも作れるものを試行錯誤していきます。

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塩ラーメン。インスタっぽく写真を撮ってみたかったけれど撃沈。

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手羽先と手羽元と大根を煮込んだ。子どもに「大根むけるんだね?」と言われ、私の料理の座右の銘は
「食べられるものは作れるけれどおいしいものは作れない」である、と答えた。

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ぶり大根。なんか大根ブームが来ていた。何かで冬は大根を食べるといい、というのを見た。影響を受けやすいのである。ちなみに分量を誤ってとてもしょっぱかった。心なし写真の大根、茶色い。

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餃子。キッチンで作業をしていたのを途中から見た人に手の動きだけで「今日は餃子ですか?」と当てられました。「よくわかったね」と言ったら、「その手の動きは餃子かハンバーグしかない」と言われました。

ちなみに↑は第二陣。第一陣は焦げたのでそっと見えない場所で食べた。

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(戒めに写真は撮っておいた)

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……というわけでその次の回ではハンバーグにしました。伏線を回収したつもり。写真の角度がワンパターンである。

(ちゃんと野菜もあってえらいねと褒めてもらったことがあるんですが、すみません、買ってきたのをぶちこんでるだけです……)

玉ねぎをみじん切りにするときに手元が見たい!と言われた。大根もだけど、切ることはできるのだよ。

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玉ねぎをいただいたので2個いれてシチューをつくりました。調理中、玉ねぎの皮はどこまでむくか?そもそも、玉ねぎには皮があると言えるのか?すべて実といえるのでは?と議論に。

食事するときもつないでいるので、普段は鍋ごと食べたりとても横着なのですが、きちんと盛り付けました。いつか買ったランチマットも引っ張り出してきて。こんなにいろいろ食器が我が家にあったんだなーと感慨深くなった。盛り付けすると気分もあがる。

プラス、オンラインでつないだままで食事をすると、会話が特別ないときもあるのですが……孤独感がなくなりとても楽しいです。

しかしこう……どうにも一品メイン料理だけになっている。

「今日は何つくるの?」
「今日はねー、お魚と、ほうれん草のおひたしと出汁からとったお味噌汁だよ」とかさらっと言ってみたい。
(例えから料理のしなさが滲み出ている)

見られているのだからもうちょっと、子どものお手本になりたい……いや、「こんな感じでも自炊してるって言っていいんだ」というお手本にならなっているのかもしれない……?

おいしいはたのしい、というより、オンラインでつないでいるから楽しくなるからおいしい!みたいな感じになってしまいました。
だんだん私の腕が上がって、料理がおいしくなることを期待。


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