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FR0SCのこっち側 【FR0SC】

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“Inside FR0SC”。 FR0SCの中の人達が、活動の裏側や、考えていること、クリエイティブな活動を語ります。 (それぞれの記事は個人の見解であり団体を代表するものでは…
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2020年7月の記事一覧

日本海と恐竜を見に行ったら路面電車が田園を爆走していた話

タイトルだけでどこへ行ったのかわかる人いたらすごい。 2019年5月、世間は史上初の10連休に大騒ぎしていた時期だが、私の大学はそのような俗世界(天国)とは完全に隔離されていた。 というのも、嫌がらせのように連休をぶった切る形で通常通りの講義がねじ込まれ、結果としてただの3連休になるという有様。中間考査前ということもあり、休日も遊びに行くどころか大量の課題を消化するために消え去ってしまった。 そんなこんなで中間考査が一通り終了した月末の普通の土日に、福井へ行く用事ができた

幼少期の思い出と筋肉を取り戻しにチャリで走った話

突然だが、最近自宅の庭で育てていたジャガイモを収穫した。 めっちゃいも。 庭では10年ほど前から毎年ジャガイモを植え、オニユリの花が咲く頃に収穫するというのが恒例行事となっていた。 私が収穫を手伝ったのはかなり久しぶりで、昨年は留学、一昨年は教習所で授業を詰めすぎて忙殺、さらにその前は受験と、ここ数年参加できていなかった。 そんなわけで久しぶりに庭に出たわけなのだが、じっくり眺めていると庭の塀が以前に比べ低くなっている気がした。 これがたまに聞く子供の頃に見た景色が

計画はすべてが無に帰った。 ありもしない未来はなるべくして現実になった。 今日も今日がある。 今があって今を生きる。 それだけのことだ。 なにも難しいことはない。 正義も理想も矛盾もない。 ただ今ここにいる。 心はひどく静かでただ体が呼吸を続けている。 周りが不思議とすっきりして見える。 にぎやかな音は消え、色とりどりの塵芥が吹き飛ばされていく。 後に残ったのは微かにキラキラと、しかし同時に訴えかけるように力強く光を放つなにかだけだった。 そのいくつか

夜行列車を使い0泊3日で大阪に行ってきた話

今回は初めての国内旅行のお話。しかも複数人旅行である。といっても二人だが。 私は基本的にソロプレイ専門のため複数人で旅行へ出かけるのは大変珍しいのだが、まだ高校を卒業直後の私にとって夜行列車は少し挑戦的であるという理由があった。 とはいえ私が立案したわけではなく、高校の友人(イニシャルをASCII変換して足すと159になるため以下159系と呼ぶ)が誘ってくれたのだ。 ちなみに私はなぜかいつも旅先でトラブルに巻き込まれる体質なのだが、159系も同様で高雄で飛行機が飛ばなかっ

ギャル達と考えた差別問題

 ギャル達のオンラインライブが最高だった。7月10日に開催された「GOOD VIBRATIONS vol.3」では、主宰のあっこゴリラ・valknee・田島ハルコ・なみちえ・ASOBOiSM・Marukidoの、6人の女性ラッパーが『Zoom』と新曲の『生きてるだけで状態異常』を披露した。想像以上にかっこ良かった。また、6人はZoomgirlsというギャルサーを結成したことも公表した。素敵すぎるじゃん。今回のnoteでは、super-KIKI・長井優希乃の2人がゲストとして参

人はなぜ旅をするのか?アインシュタインの名言から考える人生観

今回はいつもの内容とはちょっと変わり、「人はなんで旅をするんだろう?」という疑問に対して私なりの考えを綴っていきたい。 というのも、私はよく「あんた何考えてるのかわからないねえ」と言われてしまうため(自分でもよくわかってない)、大きな影響を受けた言葉を通じて自らの人生観を明文化してみようという試みである。 実は以下の文章はもともと「人はなぜ勉強をするのか?」という題で高校生向けに書いた文章なのだが、旅に関しても同じだとふと気がついたため少し加筆修正したものになる。 ちなみに

地球一周したら日本の象徴が制服姿のJKであることに気づいた話

今日から日本文化を語るのに困ることはなさそうだ。 今回は留学から帰る途中でいろいろと寄り道しながらもようやく東京に戻った際のお話。 今までのまとめ本題に入る前に少し今までの旅の軌跡をまとめたい。 まず、アメリカにはLAから入国。5日間ほど滞在し、崖から滑り落ちたりアメリカ版コミケに参加したりした。 その後留学先のフィラデルフィアへ。鉄分補給も欠かさずに一ヶ月ほど勉強。留学後はアメリカを出るためNYへ。空港に一日放置されるという拷問を受ける。 そして偏西風に流されてイ