信用情報でクレカのリストラをしよう

信用情報とは

クレジットカードを申し込むと、「審査」というステップで数日待たされます。
その間、カード会社は何をしているかご存知でしょうか。

審査では「信用情報」をチェックしています。

信用情報では、申込者がカードの支払いの延滞をしていないかどうかが最も重要です。
支払いを延滞するような人にお金を貸したくないですからね。
クレジットカードは「信用」をもとにした前借りの借金です。

でも、たとえばエポスカードに申し込んだとき、楽天カードを延滞していたとして、エポスカードの審査担当は楽天カードの延滞の有無がどうしたらわかるのでしょうか。

CICに個人情報を照会すればわかります。

CICとは

CICはCredit Infomation Centerの略で、個人の信用情報を集約している信用情報機関です。
大半のカード会社はCICに加盟していて、カードの申込みがある都度、CICに申込者の情報を照会し、他にどんなカードを何枚持っているか、延滞はしていないかなどをチェックします。
「クレヒス」とも言います。「クレジット・ヒストリー」の略です。

それで、短期間に何枚ものカードを申し込んでいたり、延滞の情報があったりすると、審査NGの通知を申込者に送ります。

どんな個人情報をチェックされているのか気になりますよね。
実はこの信用情報は個人でも簡単に取得できます。

自分の信用情報を取得しよう

CICのサイトで情報開示を申し込むと、自分の信用情報のPDFファイルがメールで送られてきます。
カードの枚数、カードに登録している氏名、住所、生年月日、勤務先、延滞の有無、クレジット枠、キャッシング枠の金額など、クレジットカードを申し込むときに記入するような項目がそのまま参照できるようになっています。定形フォーマットで、保持カードの枚数分の情報があります。
カード会社の審査担当者も同じものを見ています。

カードを解約しても5年間は記録が残ります。5年経つと消えます。
過去5年以内に、一度でも延滞をして利用停止になったことがあると、新規のカード審査は通りません。住宅ローンも通りません。

これはぜひ一度チェックしておくことをおすすめします。

指定信用情報機関のCIC

僕も以前一度取得してみたのですが、なかなか目からウロコでした。
キャンペーンで3000円もらえるからとか、ツタヤの年会費がタダになるからとか、今回の買い物から10％引きになるからとか、クレジット機能付きのキャッシュカードだとATM手数料が無料になるからとか、しょうもない理由でうっかりカードを作ってそのまま持ってることすら忘れるのはよくあることですが、そういった履歴が手にとるようにわかります。
PDFを見たあと、気持ち悪くなってカードを5枚くらい解約したのは言うまでもありません。

年会費無料だからいいかーとほっておいても突然年会費の請求を始めたりすることもよくありますし、引っ越しのたびに住所変更するのも手間ですし、持ってることすら忘れたカードのお知らせや更新カードは旧住所に送られて、自分のあとの入居者に開封されるかもしれないので、そういうのはキレイにしておくことをおすすめします。

近頃は、携帯電話端末を割賦で購入したものの、機種変更のときなどに残債を払わずそのままにしてしまい、延滞マークが残って信用情報に傷をつけているケースがよくあるようです。