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口座振替割引の落とし穴

口座振替割引というのがあります。東京電力、東京ガス、東京都水道局の場合だと、毎月の口座振替のたびに税込み55円が割引されます。年間660円です。電気ガス水道3つ合わせれば年1980円です。もし払込票で払っている人がいたら口座振替に切り替えると良いです。

まあ正直たいした額ではないのですが、たまにトラップがあります。

クレジットカードで光熱費を払うと損するかも

クレジットカードで支払うとポイントがつきます。楽天カードだと還元率は1%です。じゃあできるだけ何でもカードで払ったほうが得だよねということで電気ガス水道もカード払いに切り替えたくなってしまうのですが、これがトラップです。

カード払いにするとポイントはつきますが、口座振替割引はなくなります。月55円は5500円の1%です。電気ガス水道が5500円を上回ると、口座振替割引よりもクレジットカードの方がお得です。

さて、月々の電気ガス水道はそれぞれ5500円を上回っているでしょうか? 案外そこまでいってないんじゃないですかね。家族構成によりますが。一人暮らしならまず超えない気がします。ガス床暖房やデロンギのオイルヒーターでも使わなければ。

東京ガスのmytokyogasや東京電力のでんき家計簿、東京都水道局のネットサービスに登録すると過去2年分の料金をグラフ化してくれるので、確認してみるといいです。

電力自由化業者に切り替えると損するかも

最近は電力自由化、ガス自由化と言われて、従前以外の業者も電力ガスサービスを提供しています。それで価格コムで目ぼしいところをチェックして、各業者のサイトで試算してみるのですが、正直あまり変わらないんですよね。月100円か200円安いときもあるかもぐらいで。

で、自由化業者に切り替えると口座振替割引がなくなってしまうんですよ。これもトラップです。そうなると月50円安いかもみたいな話でだめだこりゃとなるわけです。それなら今まで通りでいいやとなりますよね。

ひどいのは東京電力でさえ、電力自由化に合わせてリリースした新電力プランに切り替えると、口座振替割引が解除されてしまうのです。それなら今まで通りの従量電灯Bのほうがいいです。

他にもあるかも

NHKや国民年金、各種保険料なども口座振替割引や年一括払い割引があるので、今一度調べてみるといいです。
東京都以外にお住まいの方は地元のインフラ業者のサイトをご確認ください。


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