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日経平均株価、5日続伸で1年8カ月ぶりの3万円台!最近の日本株上昇の理由はコレ!!

5月16日、東証株価指数(TOPIX)が、1990年8月以来約33年ぶりの高水準!そして、17日の日経平均は5日続伸となり、2021年9月以来となる3万円台を回復!!

BarFPOでも3万円乗せのお祝いやってます♪

最近の日本株式市場は買い優勢の傾向にあり、バブル後の最高値を更新する可能性も出てきました。なぜ、株価が上昇しているのでしょうか。

【1】増収増益となった企業が相次ぐなど、決算発表の内容が思っていた以上に好調?
【2】不安材料ばかりが目立つ海外市場を敬遠し、行き場を探しているマネーが日本市場に流入?

【1】も【2】も市場関係者から株価の上昇要因として挙げられている内容ではあります。

▼過剰流動性相場の継続で日本株に上昇余地アリ!?(『株イキ!』2023年5月12日送分一部抜粋)

それともう一つ、業績や海外情勢とは別に、株高を後押ししている要因があります。それは、東京証券取引所の改善要請です。

東証にはPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る企業が多く、市場評価が低いことが以前から問題視されてきました。

そこで、東証は3月末に低迷する上場企業に対して、改善策を開示・実行するよう要請。それを受けた企業側はPBR1倍超えを目標として、自社株買いなどを相次いで実施してきているのです。

証券取引所が企業にこのような取組みをするのは、世界的に見ても異例のことなのですが、日本市場に海外勢の目を向けさせる効果はあったようです。

案の定、この状況は海外投資家にとっては好材料と受け止められているようで、直近の5月第1週の投資部門別売買動向をみてみると、6週連続で海外投資家は現物株を買い越しています。

そもそも、なぜ東証は長年放置してきた問題をこのタイミングでテコ入れしてきたのか?ひとつのトリガーと考えられているのが、2022年4月に行った市場区分の見直しです。1年前、「東証再編」というキーワードを投資家なら耳にタコができるほど聞いたはず。

現在、上場基準未達の企業は経過措置が適用されていますが、もうそんなにノンビリしている時間はありません。※東証再編については、以下の記事で詳しく解説していますので、ご参考にしてください。

ただ、東証再編の最大の目的は区分け自体ではなく、海外からの信頼を得られる企業価値向上にあります。要は東証による改善要請の真の狙いは、経過措置を受けている一部の残留企業だけでなく、上場企業全体に意識改革を促すということ。

投資家が自社をどう評価しているか、これまで以上に意識する経営者が増えることは、グローバルスタンダードに即した適正な環境整備となるはずです。

PS
『旬の厳選10銘柄「2023年春号」』の推奨銘柄、三社電機製作所(6882)が年初来高値を更新!推奨時株価940円→年初来高値1140円(5/17)。この時点での上昇率は21.27%!

三社電機製作所(6882)

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PPS
6月には『旬の厳選10銘柄』シリーズ41作目となる「2023年夏号」がリリースされます。

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