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株式投資を通じて社会貢献ができる!「寄付」を選べる株主優待

ご存知でしょうか?今、投資家が一部の利益を受け取らずに社会貢献するという動きが広まっています。それは「株主優待制度」を使った寄付です。

株主優待といえば、企業が株主に対して、自社製品や地域特産品、カタログギフト、QUOカードなどを贈呈するものですね。実は、この株主優待制度は世界でも珍しく、日本独特の慣行といえるものなのです。

ただ、もらって喜んでいるのは日本人だけで、海外投資家には以前から不評だった!?それもそのはずです。商品や割引券を大量にもらっても困るだけなので、権利放棄か廃棄となってしまいます。

無意味な株主還元になってしまうくらいなら、配当に回してほしいのが彼らの本音でしょう。もちろん個人投資家でもキャピタルゲイン目的で、インカムゲインに興味はないという人もいますよね。

そこで、株主優待品を受け取らない代わりに相当額を公益法人などを通じて寄付する仕組みを導入している企業が増えているのです。

社会貢献型の寄付という選択肢をつくることで、ESG投資を意識する海外投資家の合意も得られるというわけです。

▼株主に呼びかけ様々な支援活動をする日本企業

例えば、アサヒグループホールディングス(2502)は、温暖化対策をはじめ、生物多様性の回復に取り組む環境保全団体「世界自然保護基金(WWF)ジャパン」へ。

コンタクトレンズ大手のメニコン(7780)は、絶滅が危惧されるトキの保護を目的とした環境保護活動へ。

ヤマハ発動機(7272)は、「盲導犬を贈ろう」という募金活動に参加できるプログラムを実施しています。

バンダイナムコHD(7832)のHPを見てみると(以下、参照)

毎年3月末日時点において100株以上所有の株主に対し、保有株数に応じたポイントが贈られていて、株主は500ポイント単位で商品券や食事券などを選択できるようになっているのですが・・・、

それらの選択肢の最後にあるのが、日本国内の子どもたちの支援活動をしているセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンへの寄付です。

これを選んだ株主からの寄付総額と同額を同社も拠出し、合計1000万円以上の寄付をするとしています。合計金額が1000万円に満たない場合は不足分は同社が追加拠出するとのこと。

他にも多くの日本企業が株主に寄付を呼び掛け、認定NPO法人や公益社団法人などを通じて様々な活動をしています。

・キリンホールディングス(2503)
交通事故の被害者を支援(キリン飲酒運転根絶募金)
・シード(7743)
視力障害者のためのアイバンク事業(日本アイバンク協会)
・日本ハム(2282)
飢餓撲滅を目指す国連唯一の食料支援機関(国連WFP)
・大和ハウス工業(1925)
吉野山の桜を保全する活動(吉野山保勝会)
・ファンケル(4921)
最前線でコロナ治療に従事している医療機関等(日本赤十字社)
・JT(2914)
災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)
・ハウス食品グループ本社(2810)
認定NPO法人全国こども食堂支援センター(むすびえ)
・ヒューリック(3003)
熊本地震、東日本大震災などの復興支援(あしなが育英会)
・コクヨ(7984)
虐待などで親を頼れない子どもの自立支援(ブリッジフォースマイル)
~他多数あり~

誰しも社会貢献に少しは関心があるものです。ただ、どこに寄付するか、どのようにするか、いつ、どのくらい、といった基準がないこともあって、なかなか積極的な行動には至らないという人も多いはず。

でも、株主に利益還元してくれる企業を介し、投資活動を通じて協力できる機会があるなら自分にも!そんな風潮が世界中の投資家のあいだで、どんどん広まってきているというのです。

投資家も利益追求だけに没頭するのではなく、間接的にでも社会貢献できることによって、投資の意義や遣り甲斐が増すでしょう。

あなたの投資マネーで、世界平和の一端を担うことが出来ます。株式投資を通じて社会貢献!投資家としてのステータスですよね。

PS
寄付したい気持ちがどんなにあっても、まずは儲からなければ始まらない?
はい、おっしゃるとおりです(・ω・;)。

個人投資家の掲げる崇高な目標を達成するために、私たちも使命感と向上心を持って、これからも有益な情報をお届けしてまいります!

ちなみに直近で素晴らしいパフォーマンスを実現してくれている銘柄をご紹介すると、「旬の厳選10銘柄[2023年夏号]」の三菱製鋼(5632)が年初来高値を更新してきています。

三菱製鋼(5632)

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