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2022年米国株式市場の見通しは?金融相場から業績相場へ移行する転換点!?

2022年の米国株式市場の見通しについて、市場関係者の多くがネガティブに見ているようです。

昨年11月、米国ではインフレ懸念が高まり、FRBはテーパリングを開始しました。全開の蛇口を徐々に閉めていけば流れ出る水の量が減っていくのと同じように、テーパリングとはこれまで市場に大量供給していた資金を徐々に減らしていく金融引き締め策のことです。

テーパリング開始以降、失業率はほぼ完全雇用の水準まで達しており、インフレは長期化する懸念が強くなっています。物価の安定を金融政策の目的に掲げるFRBにとって、インフレの常態化は許されるものではありません。

事実、最近パウエル議長は明らかにタカ派寄りの発言に変化しました。当初、6月終了を予定していたテーパリングは3月に前倒し。利上げも今年中に3~4回行われる見通しです。また、12月FOMC議事要旨によると、QT(量的引き締め)も検討されていることがわかりました。

FRBは、いよいよインフレ退治に本気になってきたようです。株式市場を取り巻く環境が大きく変化しています。今はまさに金融相場から業績相場へ移行する転換点といえるでしょう。

金融相場、業績相場とは・・・
浦上邦雄氏がその著者『相場サイクルの見分け方』で紹介し広まった。不景気により企業業績は悪化するが、低い政策金利を背景に金余りから資金が株式市場に流れ込み、株高となるのが金融相場。次の業績相場は、 企業の業績主導により株価が上昇する時期。景気がよくなり金融政策は緩和から中立へ転換移行し、株価はゆっくりとした上昇となる。相場サイクルは、金融相場→業績相場→逆金融相場→逆業績相場と変遷する。

利上げが予想されることから、これまで安いコストで資金調達していたハイテク株などグロース株を中心に売られています。しかし、過去の金利上局面を見ると、決して悪い相場ではありません。

▼S&P500と金利
水色のラインが株価、グレーのラインがFFレート(米国の政策金利)です。

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▼ナスダックと金利
緑色のラインが株価、水色のラインがFFレート(米国の政策金利)です。

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金利上昇局面では株価は上昇しているのです。

そもそも金融引き締めを開始するということは、景気回復の証でもあります。経済が活性化しているのであれば、株価に上向きのバイアスが掛かるのは当然です。

つまり、一時的に下落圧力が強まるにせよ、いずれ上昇に転じる可能性が高いと考えられます。そもそも業績相場自体、上昇傾向が強い傾向にあることも忘れないでください。

最近の米国株は難しいと思っている方も多いでしょうが、現在のような金融政策の転換点は新たなスタートを切れる絶好のタイミングともいえるかもしれません!

銘柄選定がより重要になってきます!

ただ、業績相場は金融相場のように業績が伴っていなくても買われる相場ではありません。金利上昇のマイナス面を凌駕する業績好調な企業が相場を牽引していくことになります。

「でも日本株でさえ難しい銘柄選びを、米国株でやれる自信がない」「そもそも銘柄をそこまで知らないし、業績や財務の確認を英語でするとなるとお手上げ」という方も少なくないでしょう。

もし、あなたがそのように考えるのであれば朗報があります。ここで個人投資家の米国株投資の成功を手助けをしてくれる人物をご紹介させて頂きます。

その人物とは河内勝彦氏。約25年にわたりリーマン・ブラザーズ証券やメリルリンチ、ドイチェ・アセット・マネジメント、パリバ証券など米欧日の大手金融機関に在籍し、ヘッジファンドや機関投資家に向けてアドバイスをしてきたプロ中のプロです。

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そして、その世界のマーケットを知る敏腕プロに、日本の個人投資家が米国株投資で効率的にパフォーマンスを上げるためのサポートをしていただこうということで昨年リリースしたのが、米国推奨銘柄リスト『シャイニングスター8』です。

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『シャイニングスター8』とは、河内勝彦氏が四半期に一度、上昇期待が高いと分析した選りすぐりの8つの米国株を紹介するものです。銘柄名をリストアップするだけでなく、なぜ推奨するのかという根拠と裏付けとなる資料なども提示してくれるので、銘柄の特徴をしっかり理解したうえで投資の参考にしていただけます。

経歴から推察できるように、河内氏が携わってきた相手は個人トレーダーではなく、ストロングプロである機関投資家です。いわゆるファンドマネージャーにアドバイスしてきた立場であるということ。つまり、プロ投資家専門の金融アドバイザーといっていいでしょう。

想像してみてください。河内氏のアドバイスを受けるプロたちが日々売買する金額は、数十億どころのレベルではありません。要はそれぐらいの桁違いの金額を動かすようなプロでなければ、本来アドバイスをもらえるような人ではないわけです。

そんな河内氏が日本の個人投資家のために厳選した米国推奨銘柄リスト『シャイニングスター8』のシリーズ5作目となる最新号「2022 Winter」がこの度リリースとなりました。

先週末より弊社メールマガジンにて、『シャイニングスター8』最新号とともに年間コンプリートパックのご案内もしておりますので、メルマガをご購読いただいている方は、メールBOXをご確認ください。

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まだメルマガをご購読していない方は、是非この機会にご登録ください。もちろん無料です^^!

PS.
近いうちに米国市場に大幅な調整局面がある?もし、そうなっても失望する必要はありません。名著『ピーター・リンチの株の法則』には、このような記述があります。

株の下落は特に驚くことではない。繰り返し起こることであり、ミネソタの寒気と同じくらい普通にあることだ。寒い地方に住む人は、いずれ凍り付くような季節がやって来ることを知っている。だから、外の気温が氷点下になっても、次の氷河期が始まったとは考えない。防寒着を着て、道路に塩をまき、夏にはまた暖かくなると思うだけだ。ミネソタ州民と寒気との関係は、株の銘柄選択で成功している投資家と株式市場の下落のそれと同じである。やって来ることは分かっている。乗り切る用意もできている。ほかの株といっしょにお気に入りの銘柄が値下がりしたら、すかさず買い注文を入れるのだ。

調整局面があれば、棚から牡丹餅!?すかさず買い注文を入れるべきタイミングとなるかもしれません。

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