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住宅ローンが通らない時の最悪手

 熱海の土石流の映像に驚いています。あんなの来たら逃げられないしどうしようもない。お亡くなりになった方にはお悔やみ申し上げます。人生は何が起こるかわからないのでいつでも明日は我が身です。

 命は2度戻らないですが住む家は火災保険で直して欲しい。火災保険の保障に水災がついていれば大丈夫のはず。ただ不安なのは最近では『安い』が流行で保障されているかです。

 安いと言うのは何かを抜いているから『安い』のです。

 人生は常に大小のリスクにさらされており人生そのものがギャンブルだったりします。そのギャンブルで起こる上下のリスクの緩衝材になるのが保険というものです。入るのであればしっかりと入るべきだと教えてくれます。

 この機会にもう1度自分の保障がどうなっているか確認してください。ちなみに我が家は熊本地震の4ヶ月前まで地震保険に加入してませんでした。まさに助かったのです。

住宅ローンが通らない理由

 いよいよウッドショックなるものの影響が熊本にも来ている。住宅ローンの仮審査をした後に資材の値上げで再度仮審査をせざるおえない案件が増えています。

 それとは別に住宅ローンが通らないという連絡もまた増えています。一時期は毎週でした。理由の第一はスマホの支払いでの『異動情報』です。しかしこれは通すことが可能な場合が結構あります。

 もし自分が住宅ローンに通らなかったら。これは結構慌てますし動揺します。それと同時に恥ずかしいやみっともないなどの感情が走りますし、奥様にバレたらどうしようなどという方もいます。

 では具体的にどうすればいいのでしょうか。するべきことは3つなのですが最初に1つだけ最悪手があります。実はこの『最悪手』を不動産屋さんやハウスメーカーの方がするのでお客様は気をつける必要があります。

最悪手とは何か?

 それは『たらい回し』です。住宅ローンが通らないということはそれなりの理由があるから通らないのです。にもかかわらず理由を確認することなく住宅ローンの審査をしまくるのです。

 それで通ればまだいいのですがやはり原因がわからなければ対策も改善もできないので結果は同じことが多いです。それに伴いお客様のショックは2倍、3倍ではなく2乗、3乗でショックが増してきます。

 なぜ業者さんはお客様の多大なるショックにもかかわらずこんなことをするのか?それは『住宅ローンが通らないと自分の収入にならないから』お客様にとっては迷惑でしかないのですがそれが普通に行われている。

 それがこのマイホーム業界です。

やることはこの3つ

 それでは何をすればいいのか。それはこの3つです。この3つをやってなぜ自分の住宅ローンに通らなかったのを把握する。それがまず最初にすべきことなのです。

1、CICの取得と確認 
2、返済比率の計算
3、交渉

 異動情報の確認、返済比率オーバーになっていないかを確認。ここで異動情報になっていたらまずは住宅ローンは通りません。諦めるしかありません。返済比率オーバーなら債務を減らせばOKです。

 もし異動情報がスマホキャリア(ドコモ・AU・ソフトバンクなど)からの入力でスマホの支払いの場合や本当に偶発的で少額の場合であればチャンスがあり通る可能性があります。 

 実際これでマイホームを購入した人も結構います。スマホの支払いとわかれば金融機関との交渉となります。ここも普通にやると『無理です』と言われますので注意が必要です。それはまた別の機会にします。

 とにかく『たらい回し』だけは注意してください。心の痛みは本当に大きいです。業者さんはそんなこと知ったこっちゃない、という感じです。お客様の心の痛みより己の商売です。

 自分を守るのは自分なのです。


 

 

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