#045_NISAの投資枠復活は、当面気にしなくてOK

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#045_NISAの投資枠復活は、当面気にしなくてOK

2024年から、NISA制度が大幅リニューアルされたのですが、
その中でも画期的ということで話題になったのが、
「一度使った非課税枠も、売却したら復活する」という、
いわゆる枠の復活制度です。

仮に、非課税保有限度枠の1,800万円を使い切ったとしても、
売却すれば、また翌年には新しい商品が買えるよ、という制度ですね。

例えば、マイホームを買いたくなって、頭金用に一部売却したとしても、
翌年からは、また非課税枠を使って投資を続けていくことができる！
ということです。

ただ、この制度、あんまりしっかりと理解されていない方が多いんです。

NISAでは、
　①年間の投資可能枠：
　　　つみたて投資枠で、年間120万円
　　　成長投資枠で、年間240万円　　両方使えば、年間360万円
　
　②非課税で保有できる限度枠
　　　1,800万円（そのうち、成長投資枠は1,200万円まで）

この２つの「枠」があります。

仮に、年間の投資枠をフルに使い続けた場合、
最短の5年間で限度枠の1,800万円が埋まる、という関係性です。

では、ここで問題です！
　・1年目、2年目と、MAXの360万円を投資して、
　　合計720万円分の枠を使いました。
　・2年目の12月になって、一気に500万円分を売却しました。

この方の場合、
3年目には、いったいいくらまで投資をすることができるのでしょうか？

答えは、360万円。
500万円分の投資枠が復活しようが、年間に投資ができる上限額には変わりが無いからです。

つまり、毎年360万円を投資するようなツワモノであっても、
最初の4年間は、枠が復活しようがしまいが、取れる選択肢は変わらない、ということになります。
（参考）5年目の最後に簿価360万円分を売却すれば、
　　　　翌年はまた非課税枠で新規投資ができますね。

将来的なことはともかくとして、
当面は、枠の復活のことはあまり気にしなくてOKです。

まずは、自分のペースで、長期で置いておくことができる資金を使って投資を続ける。
余計な売却を繰り返さずに、長期で育てていくことに向いている商品を選択する。

これが、NISAのシンプルでかしこい使い方、となるわけです💕

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