説明文の無いマニュアル
見ること、図表で説明することにこだわり、教材を提供、講座を展開しています。
そんな中、みなさんよくご存知のマニュアルについて考察してみました。
1. IKEA;シンプルにコスト削減
IKEAの組み立て家具には、マニュアルがついています。ご自身で組み立てる方法が描かれていますね。
まったく文字がなく、イラストだけで説明しています。商品は詳細に描く一方で、ほとんど人間は登場しません。目線くらいでしょうか。
説明文字がないので、翻訳・印刷コストが省略できますね。
2. LEGO;UIが学べる
・立体図が緻密で正確
・まずは全体像、そして工程ごとの「目標設定」
・どこに組み込まれるか、明確な「←」の多用
LEGOの素晴らしは、まず工程の全貌と、直近の課題を図示することです。あまりに複雑な過程だったり、どこを組み立てているのか分からなくなったら、やる気が失せることも多々あります。
そのために、どのパーツを組み立てているのか、どこに組み込まれるのかを明確に示し、飽きさせない工夫をしています。その際、矢印や吹き出しをうまく使っているのが印象的です。
さらに、図面以前に大切なことが行われています。
・パーツに上下/左右がない・組み間違いの起きない工夫
・パーツが多いのにすぐに判別できる
「触った感触で実感」できることがイラストにも反映されています。上下左右を間違えることがないよう設計されていることも文字のないマニュアルを実現できている要因と言えます。
また、小部品については30超の言語で「誤飲窒息の危険があります」とだけ表記していること。注意喚起が最小限で無駄がなことも特長と言えます。
つい最近、仕上げたもの ↓
そして
わたしが製作テキストは図解・図説にこだわっていますが、なにせ「教科書」なので文字がなければ教材にはなりません。
ですが、図表を駆使して、究極の教材ができ、理解が深まることを目指します。
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