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「ハイブリッドFP研究会」の趣旨
こんにちは、FPオフィス「あしたば」の安藤です。
昨日開設したばかりの弊社note法人アカウントですが、記事にも書きました通り目的は「ハイブリッドFP研究会」を立ち上げるためです。
ということで、今回はその当研究会の趣旨について簡単にご説明したいと思います。
ハイブリッドFPとは
生活者を支えるお金の専門家として、FP(ファイナンシャルプランナー)という資格を持って活動している事業者がいます。
FPが提供する具体的な業務としては、金融教育講師・執筆・コンサルティング等のFPサービスに加え、証券・保険等の金融商品販売(実行支援)サービスを提供している場合が多いという状況です。
これらのFPサービスと金融商品販売サービスを、顧客本位にバランス良く提供する事業者を「ハイブリッドFP」と呼んでいます。
なお、世の中で明確な定義はなく、弊社がそのようにネーミングしました。
そもそものFPの分類
いきなりハイブリッドから説明すると理解しづらいと思いますので、まずはそもそものFPの分類についてザっと見ておきましょう。
タイプ① 大多数を占める「セールス型FP」
読者のあなたもそんなイメージをお持ちかもしれませんが、FPという肩書を持って活動している事業者のうち、多くは金融商品などの販売をメイン事業としています。
銀行、証券、不動産関連もですが、ダントツに多いのは保険ですね。(僕の出身業界です)
要は、FPとしてセミナーを開催したり相談を受けたりしつつ、最終的には保険を売るわけです。
このやり方の事業者は、セミナー参加費や相談料をとらず、保険を販売したことによる手数料のみで収益を得ます。
このタイプを「商品セールス型FP」と私たちは呼んでいます。
一応FPとつけていますが、単純にセールスパーソンといっても差し支えないでしょう。
タイプ②「フィーオンリー型FP」
次のタイプは、商品を全く販売せずに金融教育講師・執筆・コンサルティング等のFPサービスだけで収益を得るFPです。
金融商品販売による手数料収入(コミッション)はゼロで、上記の業務を受託して遂行したことによる報酬(フィー)だけを収益源としています。
このタイプのFPはごく少数ですが、書籍やYouTube、テレビなどで見かける著名なFPは大抵このタイプなので、イメージしてもらえると分かりやすいはずです。
ハイブリッドFP研究会を立ち上げた理由=ハイブリッドFPがいない!
では、ハイブリッドFPはどれくらい存在するのでしょうか?
結論から言うと、ほとんど存在しません。
前述の通り、本当に大半はタイプ①のセールス型FPでして、、、ネットなどいろんなところで「人気FPのマネーセミナー」とか「FPによる家計相談」とか出してますが、ほぼ間違いなくセールス型です(笑)
セミナー参加費も相談料もなし=無料ですから、当然商品を売られます。それも大抵は生活者・消費者のニーズよりも「自分たちの収益」を重視する傾向が高いのが実情。
僕は実態を良く知っていますが、商品販売に集中したほうが遥かに儲かるんですよ、金融業界は。
だから圧倒的大多数はこのタイプになるわけですね。
なら、フィーオンリー型FPのほうが生活者・消費者にとって良いのかというと、そうとも限りません。
いろいろ教えてもらったり相談した上で、「NISAやiDeCoを始めたい!」と思った時に、フィーオンリー型FPは実際にスタートするところまでサポートしてくれません。
商品販売は決してしないので、「あとは自分でやってね」となるわけです。
だれでも最初は未経験者・初心者ですから、困ってしまう人も多いはずですよね。。。
ということで、上記①②のタイプの課題を解決できるのがハイブリッドFPです!
金融教育講師・執筆・コンサルティング等のFPサービスに加え、証券・保険等の金融商品販売(実行支援)サービスを「顧客本位にバランスよく」提供する存在。
こうしたFPを増やすべき!と考えたのです。
長くなってしまいましたので、次回に続きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
安藤宏和