第11回:秘教編6|現代第五根本人種 メンタル体を磨く
現代:第五根本人種(メンタル体の進化)
アトランティス文明滅亡から、9万8千年。
現代は、第五根本人種の時代である。
(これには諸説あるが、一般的には1万2千年といわれている。)
第五根本人種の我々人類は、霊的に「メンタル体の進化」を目的としている。
メンタル体は「目には見えない、思考する霊的な身体」を意味し、低位メンタル(具体的思考)と、高位メンタル(抽象的思考)の二つに分類される。
前者は「現実的な判断」を意味し、後者は「哲学的な解釈」を意味すると理解すれば良い。
アトランティス期の人類は、霊的にアストラル体を完成し、感情面の感性を磨くことに成功した。
故に、第五根本人種の現代人は、霊的にメンタル体の完成を目指さなくてはならず、「冷静な思考力による感情の制御」が求められる。
メンタル的に「covid-19ワクチン接種問題」を考察する
筆者は思う。
自ら思考することを止めた人間に、生きる資格はあるのだろうか・・・。
否、それは生きることを完全に放棄した「生きた屍」とも言える人々である。
何故なら、人は自らの意志で感じ、思い、考え、そして行動に移す生き物であり、それを成さなければ、我々は人類でありながら人とはいえず、路傍の石と変わらないということになる。
人は軽々しく「科学」と口にするが、十分な治験が済んでいないワクチンは科学ではない。
科学とは、開発された製品がある一定期間の検証を経て有効性且つ安全性が認められ、実用可能と判断されて初めてその製品が商品化されるのである。
治験とは、最低でも十年前後の期間を必要とするのが一般的であり、それが従来の科学といわれてきたものである。
しかし、今回のcovid-19ワクチンは初期の段階から「未だ治験中であり、安全性が確立していない、また予防接種ではない。」と報道されていた。
にも関わらず、そのような科学とはいえない液体を、「みんなが打っているから・・・」と思考停止したまま平気で体内に打ち込むという行為は、はっきり言って正気の沙汰ではない。
それは自身の身体を被検体として「人体実験に参加すること」を意味するのである。
端的に言えば、「治験のモルモットに立候補した」ということだ。
現に、厚生労働省は、covid-19ワクチン接種者を「協力者」と呼んでいる。
(厚生労働省の方々は、このワクチンの危険性を事前に知っていたのか、接種率は全体の10%程度だと言われている。)
まして、自らの意志でワクチン接種の書類に署名し、被検体として治験に参加すれば、その後どのような後遺症を抱えようとも、署名した以上全て自己責任とされてしまうのである。
即ち、自身が抱えた後遺症の件に関しては、国も製薬会社もその被害を認めることはない、という意味なのである。
現代はネット社会である。
この治験もされていないワクチンについて調べようと思えば、誰もが幾らでも調べることが出来たはずである。
まして、日本は、外国よりも半年遅れて接種を開始した国なのだから、ワクチンの情報には恵まれていたはずだ。
にも拘わらず、自ら調べずにワクチンを接種した事は、「生きることの放棄」と言わざるを得ない。
大の大人が平気でそのような怠慢をし、自身の子供達にもワクチンを打たせて生命の危険に晒しているのだから、無責任の極みであり言語道断である。
私は、以上のことを接種者の人々に知って貰いたいが故に、辛口ではあるがこのようなことを説いてきたのである。
反省無くして、人は前進なし。
人が大人として生きるということは、「冷静に判断し、熟考した上で行動」しなければならない。
それが「現実的に分別を付ける」ということであり、秘教的には「メンタル的に考察する」ということなのである。
それを踏まえた上で、話を先に進めていこう。
では、レムリア期から現代までの、霊的進化の過程を辿ってみよう。
人類の現代に至るまでの霊的な進化過程と情緒の問題
レムリア期の人類は、エーテル体の進化を目指した。
エーテルは、気であり、生命力である。
これは目には見えないが、半物質的なもので、より精妙な物質といえる。
この時期にエーテル体を完成し、次の霊的進化へと移行した。
なお、レムリア人は、現代人よりも身体が大きく平均7.6メートルもあり、頭にもう一つの眼があったという。
ロゴス(神)は、次の進化期に向けて、巨人である人類を小型化した。
次のアトランティス期の人類は、アストラル体の完成を目指し、情緒面の進化に成功した。
ただ情緒面が過剰に進化してしまった為、喜怒哀楽に振り回され、感情の制御に支障が出てしまった。
それが現代の第五根本人種の「情緒面の問題」である。
ここまでが、第三根本人種のレムリア期から第五根本人種の現代までの霊的な進化過程である。
太古失われた第一・第二根本人種の痕跡
この過程を辿ってきて、第一、第二の根本人種は存在するのだろうかと思われた方もいるかもしれない。
第一根本人種は、自然霊のような存在で、人類の様な肉体を有していなかったそうだ。
その後、肉体を形成し、青・白・黒・赤・黄色の五人種に分かれたらしい。
この人種は、不滅の聖地に居を構えていたらしいが、それが何処であるのか伝わってはいない。
そして、第二根本人種はヒパボレアンといわれており、当時、気候温暖な北極で暮らしていたらしい。
彼らは、霊的に第一根本人種の延長線上に位置する人種のようである。
この二種の人種は、後の根本人種とは異なっており、彼らの痕跡は、肉体的にも血統的にも途絶えている。
後のレムリア人は、彼ら二種のコーザル体が物質化した人種のようだ。
以上が、秘教の世界で説かれている「人類の大まかな進化の過程」である。
「生きて、生きて、生き続けること」それが霊的進化に繋がる
このように、人類は天文学的な時間をかけて輪廻転生を繰り返している生命体である。
それは人類だけではなく、他の動植物や鉱物等にもいえる。
そして、宇宙に存在するありとあらゆるものは進化し続けていかなくてはならないのだ。
それがロゴス(神)が定めた「全ての生命体の宿命」である。
参考文献:神の化身
高度な神智学を簡単に理解するには、最適な本である。
後半は総合ヨガの呼吸法が幾つか紹介されており、健康法としても役に立つ一冊である。
三浦氏は明治生まれの方なので、文体が少し古臭く感じられ、今の人には慣れるまでは読み辛いかもしれない。
推薦アニメーション:天元突破グレンラガン
地下世界で暮らしていた若者達が、ある日を境に、地上世界があるということに気付き、新世界の探究に乗り出そうとする。
しかし、その道のりは平坦ではなく、地下世界の古い思考の人々や盲目的て無知な人々との確執を乗り越えて、地上世界に飛び出していく。
この物語は、地下という盲目の世界から、霊的に目覚めた者達の「秘儀参入・イニシエーション」を描いた作品である。
人は、盲目的に何かに従って生きているうちは、比較的楽に暮らしていけるが、霊的に目覚め出した人間は、何かに従って生きていくことはできなくなる。
目覚め出した者は、我が道を行く。
それには、必然的に人生における困難と葛藤が付き纏うことになる。
それが「自由意志の発露」という、霊的な進化の一つの階梯である。
この作品の中では、自身の強い意志力の発揮を「螺旋力」という言葉で表している。
この宇宙に存在する全ての生命は、神により、進化し続けることが求められており、それは生きて、生きて、生き抜くことを意味するのである。
天元突破グレンラガンは、そのような霊的な進化の意味を教えてくれる、秀逸な作品の一つである。