【WBC】侍ジャパン【強化試合】
10/4(火)、侍ジャパン強化試合のメンバー発表がされましたね。
これは、来年三月に開催されるWBC本戦に向けて行われる練習試合の為のメンバーになります。
すべてはWBCに優勝するため。
そして、本日11/5(土)。
栗山監督率いる新生侍ジャパンの初陣が行われます。
相手は、昨年まで栗山監督が指揮していた日ハム。
あす、11/6(日)は、最後のWBC優勝監督原さん率いる巨人との一戦。
栗山監督にとっては、久しぶりにチームを指揮するリハビリの場であり、
候補選手の調整の場であり、
当落線上の選手にとっては最終試験の場でもあります。
今回選ばれたメンバー、28人はこちら。
日本代表初選出が、半分を超える16人。
投手は、2人以外11人が初選出。
最年長がヤクルト山田選手の30歳。
とてもフレッシュなメンバーです。
初選出が多いということは、経験者の選出が少ないということです。
例えば…
ずっと侍ジャパンのショートを守ってきた、坂本勇人内野手(巨人)が外れています。
また、柳田悠岐外野手(ソフトバンク)も外れています。
投手では千賀滉大投手(ソフトバンク)も選ばれていません。海外FAで忙しいから?
まぁでも、
坂本勇人選手は、ケガの影響で、今季は83試合の出場だけ。
打率.286、5本塁打と、まったく本調子ではありません。
不選出も納得です。
とんでもないスキャンダルもありましたし。
柳田選手は、打率.275、24本塁打で成績は十分ですが…
今年もケガで離脱をしました。
オリンピックの時もケガを押しての出場、ギリギリの状態でした。
今回は、ケガを考慮したのでしょうね。
千賀投手は、今季は22試合に登板して11勝6敗、防御率1.94。
二桁勝利&防御率1点台の大活躍。
選ばれて当然の選手にも感じますが、彼もケガの多い選手。
柳田選手のように、遠慮した感じでしょうか?
メジャー移籍に向けて海外FA中なので、それどころではないかも。
また、若手中心ということもあって、多くの…
というかほとんどのタイトルホルダーが選ばれていません。
41本塁打90打点でパ打撃2冠の山川穂高内野手(西武)。
首位打者の松本剛外野手(日本ハム)。
最高出塁率の吉田正尚外野手(オリックス)。
最多安打の島内宏明外野手(楽天)。
盗塁王の高部瑛斗外野手(ロッテ)。
15勝、防御率1.68、2年連続投手4冠の山本由伸投手(オリックス)、
最多セーブの松井裕樹投手(楽天)、
最優秀中継ぎの平良海馬投手、水上由伸投手(西武)
セ・リーグでも、
13勝、防御率2.05、最多勝&最優秀防御率の青柳晃洋投手(阪神)が選ばれていません。青柳選手は、オリンピックで不本意な投球しかできなかったからかな?
最初も言いましたが、今回のメンバーには、
お試しの選手も多く含まれています。
この最終試験で結果を残せなかった人は、
侍ジャパン経験者や、タイトルホルダーなどの
試すまでもない、確認することなど何もない、
既に栗山監督の心の中で内定の出ている選手と入れ替わり、
ユニフォームを脱ぐことになるでしょう。
招集されるのは、NPB選手だけとは限りません。
栗山監督は自ら渡米して、アメリカでプレイする日本人選手に
直接参加オファーを出しているそうです。
WBCへの参加にMLB球団は、NPBほど前向きではないので、
選手本人が希望しても出場できるとは言えませんが…
ダルビッシュ投手や、大谷翔平選手などメジャーで大活躍中の選手が参加してくれたら、こんなに心強いことはありません。
メジャーの舞台では苦しんでいる鈴木誠也選手や筒香嘉智選手や菊池雄星投手も、参加してくれるのなら間違いなく戦力になってくれるでしょう。
★コンの注目『超大穴、侍ジャパン候補』
出場できるかどうかさえ不明ですが
1人とても注目しているメジャーリーガーがいます。
ヤンキースのアイザイア・カイナーファレファ選手です。
今シーズンの打撃成績は、
142試合出場で打率.261、4本塁打、48打点、22盗塁。
はっきり言って強打の選手ではありません。
得点圏打率.327で、勝負強くはありますが。
ですが、カイナーファレファ選手の魅力は守備にあります。
今季からトレードで名門ヤンキースに移籍し、
レギュラーとしてショートを守っています。
指標の平均を大きく上回る華麗な遊撃守備を見せていますが、
ショートを本職としたのは2021年からです。
2020年は、サードでゴールデングラブ賞を受賞しています。
本職ではない二塁手での出場も多く、素晴らしい守備を連発しています。
大谷翔平選手の完全なヒット性の当たりを、セカンドベースを超えて捕球しアウトを奪ったプレイを、ニュースで見た方も多いのではないでしょうか?
セカンド、ショート、サードをMLBゴールデングラブ級に守れるだけでなく、カイナーファレファ選手は捕手を務めることもできます。
実際、レンジャーズ時代の2018年と2019年に合わせて73試合で、
キャッチャーポジションに入っています。
栗山監督が代表メンバー発表会見で、
「全員がどのポジションもやってもらわなければ困る」と語っている通り、
国際試合はメンバー交代が自由にはできません。
なので、選ばれた28人のメンバーで、
不調や怪我の選手の穴を埋めて行かなくてはなりません。
実際、最後に侍ジャパンが優勝したWBC第二回大会では、
本職セカンドの片岡易之選手が、ショートやサードの守備につき、
体調を崩した中島裕之遊撃手、大怪我をした村田修一三塁手の代役を務め、
チームのピンチを救いました。
スタメン予定だった選手が出場できないので、代わりの選手を2軍から連れてこよう!
これが、国際試合はできません。
なので、片岡選手のように複数のポジションを守れる選手は、
とても重宝されます。
過去の国際試合でもこういったユーティリティ選手が、
たびたび選出されてきました。
その最たる例が、
2004年アテネオリンピック日本代表に選出された、木村拓也さんですね。
投手以外全てのポジションを守れ、スイッチヒッターでバント上手な木村選手は、まさに最高に便利なユーティリティ選手でした。
話を、戻します…
見るからにアメリカンなルックスのカイナーファレファ選手。
産まれも育ちもアメリカな彼を、
なぜコンがWBC日本代表候補として注目しているかと言いますと…
カイナーファレファ選手のおばあちゃんは日本人。
つまり、彼は日系3世のクオーターなのです!
これまでのWBCのルールでは、
親のどちらかが持つ国籍の代表チームへの参加資格がありました。
自分がアメリカ国籍で、お父さんかお母さんが日本国籍なら、
アメリカ代表だけでなく、日本代表での出場資格があるという事です。
ただ、カイナーファレファ選手は、日系3世のクオーター。
おばあちゃんは日本国籍ですが、ご両親は揃ってアメリカ人。
大会規定に、祖父母の国籍についての記述がないので、
日系三世に日本代表に参加する資格があるかは、わかりません。
しかも、今回大会からは「参加可能チームに関する規定を厳しくする」という議論もされています。
となるともう、絶望的かなー…。じゃあなぜ、長々語った!!
日本語は話せないそうですが…
来日経験もあり、日本料理も好きで、
「日本人クオーターな事を誇りに思う」と語ってもいます。
そして…サスガ栗山監督!
カイナーファレファ選手について、ご存じでした!
「招集ルールが厳しくなってるけど…」と言いつつも、
「今一番興味がある」とメジャー中継で語っていました。
ソレに反応した、カイナーファレファ選手。
「そうなれば間違いなく素晴らしいね。
プレーできる機会をもらえれば最高だよ」
とコメント。
豪打の選手ではありませんが、
間違いなく戦力になる超ユーティリティ選手。
本人も好意的。
ルールさえ許せば、ぜひ招集して欲しいです。
ちなみに…
カイナーファレファ、英語表記で『KINER-FALEFA』。
12文字!長い!
背ネームがびろーんと、広がって孔雀みたいですね。
まぁ…
今年10月に、ツインズでメジャーデビューしたウッズリチャードソン投手の
WOODSRICHATDSON(15文字)よりはマシですが。
ちなみにこの名前は、MLB史上最も長い背ネーム記録を更新しました。
超ちなみにですが、このウッズリチャードソン選手。
東京オリンピックのアメリカ代表のメンバーでした。
大会当初はブルージェイズに所属し招集され、来日していました。
大会の真っただ中。
MLBのトレード期限日7/31の午前2時。
球団から緊急の電話。
なんと、ツインズへのトレードを通告されたのでした!
行きはブルージェイズの選手。
帰りはツインズの選手。
国際試合参加中に所属球団が変わる、とても珍しい経験をしました。
野球オタクらしくマニアックな野球選手知識をお喋りできて、
コンはとても満足です。
気持ちよくなったので、これで終わりたいと思います。
おしまい。
ばいばい、またね。
『お礼』
そうでした!
欲しい物リストから17週連続で、週べの最新号を送っていただきました!
『2022年総決算号』で今シーズンがおさらいされていますが、
ちゃんと来年3月のWBCにも触れられています。
ゆうゆさん、ありがとうございました。
毎号の週べのおかげで、より楽しい野球シーズンを楽しむことができました!
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