30度は暑いでしょ！？
先日の事です。お昼ご飯を食べ終わって少しした頃。
つまり、午後の１～２時ごろ。
激運動不足のコンを、妹が散歩に誘ってくれました。
正直「暑いから嫌だな」と、思いましたが…
「公園まで行く散歩デートだよ」と言われてしまいました。
妹からデートと言われたら、お断りできませんね。
出かけることにしました。
ドアを開けると、太陽ギンギン。
あつぅ…正直すぐ帰りたくなりました。
でも妹のリアクションは真反対でした。
「最高気温も30℃程度だし、そんなに厚くないね！」
いや、30℃は暑いでしょ！
ほら見てごらんよ。
デートって言葉で調子に乗って、慣れないメイクしたコンの化粧がもうドロドロに流れているでしょうよ！
当たり前のように35度を超える日々に体育をこなして、40度近い酷暑を乗り越えた人にとっては、もう30℃なんナンテコトナイ様です。
もはや、人類の進化を感じました。
とはいえ、同じ人類として、ここまで差があるのは情けない。
妹は若いし、コンより10とか年下だし。
暑さに強い世代なんだ。
うんうんそうだそうだ、自分を納得させて玄関を出て歩き始めます。
あまりの暑さで、最初の横断歩道の待ち時間で、妹が用意しくれた水筒をほとんど飲んでしまいました。
出発5分で、1度帰宅。
正直もう外には出たくないなぁ…
そんな心を読んだ妹が、コンが泣き言を吐く前に言いました。
「次帰って来たら、一緒にお風呂入ろうね。そのあとス―スーするクリームでマッサージしてあげるからね。」
言われなくても、コンはウォーキングするつもりでしたよ。
運動不足な自分を変えたいと、常々思ってましたし。
ほんとほんと、まじまじ。
水筒もフルチャージ、やる気もフルチャージ。
コンは再び、外へ。
やっぱり暑い…。
いくら美少女中学生との混浴＆マッサージの為とはいえ、暑いすぎる…
目が弱いのでかけている、顔を覆うような大きなサングラス。
そのせいで、熱気が顔でこもる。
コンヨク！マッサージ！コンヨク！マッサージ！
左足！右足！左足！右足！
久しぶりの外出という事もあって、気合を入れて足をしっかり踏み込んで歩きました。
大きな日陰のたびに休憩して、妹が熱も測ってくれました。
そんなこんなで、普通の人の3倍以上の時間がかかりました。
それでも、なんとか公園に到着しました。
夏休み期間の平日という事もあって、公園はほとんど若者でした。
みんな、平気そうに遊んでいます。
コンと同い年くらいの、たぶん大学生の人達も、普通に日向でスポーツを楽しんでしました。
暑さに弱いのは、年齢や世代のセイにはできそうもないですね。
妹がせっかくグローブとボールを持ってきてくれたので、少しキャッチボールをしました。
開始数分で、妹がナンパをされました。はえーよ。
大学生か社会人くらいの男性５～６人くらいのグループでした。
「教えてあげようか」「野球の話しない？」みたいな誘い言葉だったと思います。
正直、中学生としては幼い見た目の妹。
明らかに20代前後の人たちが、ナンパするのはどうなのかと思いました。
「このロリコンどもめ！」というコンのオーラがすごかったのか。
ドモリまくるコンの様子にヒいたのか。
「この後、父と合流するので」という、妹の上手な嘘が利いたのか。
ナンパマン達は、去っていきました。
「母親なら会いたかったわwww」「この2人の母親なら絶対イケるw」
そんな捨て台詞と、下品な笑いを残して。
『そもそも男ってやつは皆、ロリコン・マザコン・ドスケベなのです』
数年前、そんなタイトルの本が発売されて、炎上したことを思いだしました。
おかげで、コンの怒りの炎は少しだけ治まりました。
まあ、コンも人のコト言えないんですけどね。
マザコン以外は、該当しますからね。
妹との混浴マッサージのことしか、考えてませんからね。
ロリコンドスケベな姉が、ぷんすかしている中。
ロリ体型ド素敵な妹はとても冷静でした。
「あいつら、脈はないけど、女を見る目はあるね。」
さすが、モテなれた子は違うね。
妹がついた嘘。
「この後、父と合流するので」
あらためて考えると、完璧ですね。
きっぱり断ると、逆上されるかもしれない。
近所の公園なので、また会うかもしれない。
約束があるからという理由なら、事を荒立てないで済む。
しかも、父＝大人の男性が来る、という威嚇も兼ねています。
父親と暮らした記憶もないのに、すばらしい嘘をつきます。
お姉ちゃんと３人で街に出ると、ほんと毎回というくらいナンパされるので、前々から考えて用意していたのかもしれません。
ナンパ、スカウト慣れした姉妹に不安も感じますが、安心や頼もしさも感じます。
頭の熱は、下がっても
体の熱が下がりません。
少しですが、キャッチボールもしましたし。
公園内には、喫茶店やコンビニがあります。
でも、1度涼しい中に入ったら…
「もうココから出たくない！」
と、ダダをこねてしまう気がして、入りませんでした。
本当は1度体を冷まして、再トライというのが良いのでしょうけど。
10も年下の中学生にダダをこねる20代姉、という最悪の痴態を晒す危険は冒せません。
日陰で涼んで…全然涼しくなかったですが。
お家に帰ることにしました。
行きの半分の時間で、逃げ帰る様に帰宅しました。
コンヨク！マッサージ！コンヨク！マッサージ！
コンヨク！マッサージ！コンヨク！マッサージ！
コンヨク！マッサージ！コンヨク！マッサージ！
コンヨク！マッサージ！コンヨク！マッサージ！
ロリコンドスケベパワーがなければ、たどり着け無かったかもしれない…
そう思うくらい、ドロドロに汗をかきました。
自分の体が、溶けてしまった感覚もありました。
一方、妹は大して汗をかいていませんでした。
え？もしかして、お風呂入らない！？
最大の危機が訪れましたが、ちゃんと約束通りお風呂に入りました。
あぶない、あぶない。
何のためにウォーキングしたと思っているんですか！運動不足とか、そんなものどうでもいいんですよ。
別に、妹と一緒にお風呂に入る事は、珍しい話ではないです。
コンは水場が怖くて目が開けられないので、お風呂は必ず誰かと入るからです。
だいたいはお姉ちゃんと入りますが、お姉ちゃんの都合が悪いときは、妹に体を洗ってもらう事もあるわけです。
でも、そもれは、情けない姉のお世話として仕方なくです。
自発的なアクションではないです。当たり前だろ！なので、コンとしては申し訳ない気持ちがちゃんとあります。
美少女とお風呂だゼ、ヤッホー！とは素直には思えません。
でも、今回の様に妹の側から誘ってもらえると、素直に妹の優しさを受け取り喜ぶことができます。
自分で要求したことじゃないし、あの子が提案したことだし。
そういう自分に対する言い訳が、コンには必要なのです。
ロリコンドスケベのシスコン吃音コンにも、モラル意識とか罪悪感はあるわけです。
とまあ、最後は犯罪者の謎美学みたいな話になってしましましたが…
結局言いたかったのは！
30度は暑いでしょ！？という事です。
夏休み前は、中学が日傘禁止なので、妹を日傘で送り迎えなどしていました。
でも登校は朝、下校は夕方。
暑さのピークのお昼は、おウチでだいたいお昼寝をしていたので、久しぶりに出歩いたお昼の暑さには、ビックリしてしまいました。
お天気お姉さんによると…
この先、これまでの危険な暑さは収まるそうです。
それでも、最高気温が30℃以上の日は続くようです
最高気温が30℃が激暑な事は、コンも体で学んだわけですが…
それでも、ピークは去った！
この夏を乗り切った、と言っていいのだと思います。
この夏を乗り切れたのは、彼のおかげです。
冷蔵庫くんです。
クールで物静かな、とても頼りになる仲間です。
実は少し前、コンのおウチの冷蔵庫が壊れてしまいました。
高価なモノなので、買い替えが出来きません。
夏を前に困っていたら…
RIZAさんが「困っているなら贈ろうか？」と声をかけてくださいました。
高価なモノですが、ご厚意に甘えまくって、プレゼントしていただきました。
冷蔵庫は、みんなで使うものです。
日頃迷惑をかけるばかりの姉妹にも、使わせてあげられます。
家族貢献ができた！姉妹の役に立った！
そんな嬉しさや誇らしさも、冷蔵庫そのものと同時に贈っていただきました。
姉妹を含め多くの方に支えられ、コンは生き延びています。
たいした活動ができていないコンですが…
応援というか、支援というか、そういうご厚意に感謝するばかりです。
いつか、コンの活動が認められて
「あの時、コンを応援してよかった！」
そう思ってもらえるように、これからも頑張ります！
では今回はココまで。
おしまい。
ばいばい、またね。
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