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知る

午前中、佐賀市にありますSANCさんを訪問しました。
障がいのある方へ芸術での表現や発表の機会、ワークショップや相談の場、居場所としての活動をされています。

明るいお部屋で、皆さんそれぞれのスタイルで取り組まれている印象を持ちました。利用されている方でいつもはアートをやっているけれど、今日はクイズアートでいろいろなテキストを熱心に作成されている方もいらっしゃいました。

この日、「ゆっつらアートデイ」ということで沢山のご家族連れの方がアートを楽しまれていて、その様子を見てるだけでもとても和ませていただきました。

代表の方も支援をされている方も穏やかで温かい対応をされていて、居心地がよくてのびのび楽しめる空間だと感じました。

佐賀県障がい者芸術文化活動支援センター
SANCさん
https://s-brut.net/about/

8月の「ゆっつらアートデイ」のご案内
https://s-brut.net/event/workshop-experience/yutturaartday_20240817/

午後は市民活動プラザにて、令和6年度第1回交流ゼミナール
『障がいのある立場から描く、誰もが笑顔で暮らせるまちづくり』
を聴講させていただきました。

・困ったなあ→障がい、であって病気や特性は障がいではない。
・ハードのバリアフリーとハートのバリアフリー
・自分とは違う誰かのことを思って、行動すること

などなど、素晴らしいお話を何度もうなづきながら拝聴しておりました。

お話にあったように、子どもさんや若者層への教育・広報が大切で、そして難しいかもしれませんが我々50代やそれ以上の方たちも意識を変えていく必要があるなと思います。

https://www.tsunasaga.jp/plaza/news/plaza-news/032555.html

サガテレビのネット記事(動画あり)
バリアフリー実現に向けて 交流ゼミナール【佐賀県】
(注:襟をただしていないおじさんがインタビューされています。)
https://www.sagatv.co.jp/news/archives/2024081717499

どこででも話しているんですが、知らないということが差別やひどい行動の元になっていることが多いです。
某国の方がやたら他国を否定する言いようをされてますが、そのようになる教育を延々と受けてきたり、そうしていないと自分が非難や追放される可能性もあるからでしょう。
同様にカルト宗教の家庭の子どもさんや、DV・虐待家庭の子どもが、親が絶対正義であって支援者が悪人のようにいうこともあります。
理由があってそうなってるかもしれないし、長年染みついた保身のすべかもしれません。

わたしは子どもの頃に、黄色い救急車がくるよー!とかいうテキトーな話で差別的な遊びや発言もしていましたし、他の子たちもしていました。
昭和の時代から、さまざまな事情のあるかたを排除したり閉じ込めたり、どこかの病院では搾取したりということもありました。
私自身が成長してから、困難な状態になり、しかし治療に行くのを拒否したり、おかしい自覚があってもどうしていいのかわからずに、孤立して苦しみの時間が長く、周りにも大きな負担をかけていました。

自分が病気であって医療的支援が必要で、どのくらい治療が必要で、どうしたら社会生活に戻れるのか、どこまでQOLが回復して、何をあきらめる必要があるのか、などを医療者に聞いたり、自身で詳しく調べるまで。

知ることは本人も周りにも社会全体にも必要で、また、医療者や支援者も今持っている情報や知識が正しいのかも常に確認する必要があるなあ、ともよく思います。
(この人はうつじゃなくて、虐待家庭で今も生活してるので治療が進まないのか?!と知ることもあると思います。)

知らないことで差別や虐待やホロコーストになったりもします。

一人で悩んでいると、より悪いほうへ考えがちですよね、と本日、SANCの方ともお話したところでした。


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