見出し画像

小さな町で6回目のお引越し。暮らしを他者と共にすること

おばんです。
福島の浜通り暮らしの福太郎です。 

お引越ししました。

10月末で、運営にも携わっていた小高パイオニアヴィレッジを出て、近くのシェアハウスにお引越ししました。

数えてみればこの小さな小高の町で6回目ぐらいの引越し。(短期も含め)じわじわものが増えてきたことへの苦悩もあれど、適度に環境がリフレッシュされるのは自分にとって良いこと。

というわけで記していきます。

前の住まいに関して

コワーキングの併設した宿泊施設 小高パイオニアヴィレッジにて暮らしていました。

お部屋は小さくとも、6平方メートルと縦2.5mを有効活用する創造性を楽しんでおりました。

(自分の椅子、机等を導入して改造しまくった)

出た理由は、稼働率の向上。
全国旅行支援も相まって、多くの人が来るので自分が一部屋ブロックしている機会損失が大きいなとなってしまった。

余談、引越しと身軽さ

さて、引越しをしなきゃと考えてから実際に移ったまでわずか6日間だった。

多くの人からしたら驚くかもしれないが、実際に可能だった。
施設に住んでいるので、ベーシックな家具などは施設のものを使える。
引越し先もシェアハウスのため、インフラ周りはすでに整っている。

通常の引越しのフローと比べて大型家具の処分、調達と、インフラ周りの契約・解約が不要というのは有利な環境だった。
さらに言ってしまえば敷金礼金もいらないので、コスト的な面でのハードルもゼロ。

「所有とはコスト」という至言を改めて実感した。
(それでも過去バックパック1つで生きていた時からするとめちゃくちゃ増えてしまって面倒に感じたが)

新居はシェアハウス。誰かと暮らしを共にすること

さて、引越し先はシェアハウス3人暮らし。
3人とも良い大人なので、めっちゃシェアハウス!という感じでもなかったりはするが、それでも誰かと暮らしを共にすることは、色々と違うものだ。

以前の小高パイオニアヴィレッジも、「シェア」の要素はあったものの、あくまで宿泊施設であり、来訪者も「仮の宿り」であり、どちらかというと混ざり合う部分は少なめ。

他方シェアハウスは文字通り生活を共にすることなので、より個人どうしが混ざりあってくる。
拡張家族とかも言われるが、友達以上家族未満の、より互助性の高い共同体という表現が近しい。
お財布はそれぞれ別だけど、リソースの部分は積極的にシェアしたりする。
車の貸し借りをしたり、暮らしに出るちょっとした家事全般を協力したり。

なんというかセーフティネットというか、妙な安心感というか、社会的人間性を持って暮らせる。

一人暮らしとは究極の自由と責任を謳歌ができる。
他方シェア暮らしは、常に利害やテリトリーのせめぎ合いがあり、絶妙なバランスをやり取りしながら、暮らしに生まれるダイナミズムを愉しめる。

期待値の上振れと下振れを繰り返しながら生活は続いていく。

本筋からズレるけど、地方に大事な「タマリバ」

皆さんには溜まり場と思えるような場所はあるだろうか。
サークルや高校の時の部活?友達のいえ?行きつけのBar?

人の社会性のヨロイを脱ぎ捨てられ、飾らないでいられる場所ってあるといいよね。
特に地方ほど都市のような隠れ蓑がないから、地域の人間の顔の見える関係性で緊張感を持つこともある。

僕の引越したシェアハウス先はいわば溜まり場。
小高パイオニアヴィレッジは仕事場であり、ややパブリックな性質を伴う。

他方シェアハウスでは若者同士での宅飲みがあったり、ボドゲで遊んだりなど、人の出入りがある。

こういうオフな社交場があることは地域で暮らすにはだいじなんだと思う。

そんな暮らしの雑感でした。


頂いたサポートはありがたく有意義と無駄の中間らへんの事に使います🐣