THE TOMORROW WAR

時空を超えて突然やって来た未来人から「未来では宇宙人が超暴れてて人類が滅亡の危機なのでヘルプよろしく」と言われた現代人。徴兵され時空を行き来する転送機で未来に送られて戦わされ色々と大変という映画。

この映画を一言で表すならば「超マッチョな映画」。エクスペンダブルズよろしく主演のクリス・プラットは、いろんな意味でとにかくマッチョ。

まずクリス・プラット演じるダンは、十数年前にイラクに従軍していた過去があるという設定ではあるものの高校の生物教師にそんなに筋肉必要か?と思うくらいマッチョ。

そして、マッチョ映画の特徴として挙げられるのは、”とにかく話が早い”という点。マッチョとは、考えるより先に筋肉で物事を解決するのだ!

ダンが徴兵されてから出兵するまでの期間の短さは驚異的。端っから「訓練などは予定していない!」と言い切るくらい早い。なぜならそれは、マッチョだからだ。そして、一切訓練も受けていない一般人たちは、突然隊長になってしまうダン(なぜならそれは、マッチョだからだ)の下、突然始まる戦闘に適応し、任務を遂行出来てしまう。その理由はただ一つ。ダンが、マッチョだからだ。

そして映画後半、とある方法で宇宙人を全滅させる為の作戦が立てられるのだけど、その作戦立案から実行まで、とにかく話が早い。人類が30年かけて解けなかった謎は2秒で解き、ぶち当たった壁は3秒で超えてしまう話の早さ。これがまさにマッチョ映画の真髄。

そして、何よりマッチョ映画に必要なものと言えば、そう”筋肉”。最終的な局面で力を発揮するのは、銃火器でもなく、科学でもない。それは”筋肉”なのだ。

危機を前にダンが手にする斧。そして、体当たり。これぞまさにマッチョたる者の役目。筋肉 is justice。All you need is 筋肉。これぞ歩く大胸筋ことクリス・プラットが主演をつとめる映画そのもの。

これからこの映画を観る人は、クリス・プラット演じるダンが、いかにマッチョであり、筋肉は素晴らしいかをよく噛み締めて観てほしい。アレな人でも分かるくらい分かりやすいカタチで地球温暖化をテーマにしているように見せかけているけど、この映画のテーマは、間違いなく”筋肉”なのです。

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