機材紹介⑪C-180 H.Q. Converter~異形の先玉テレコン~
テレコンとは
テレコンとは、レンズを使ってより望遠の写真を撮る場合に利用するレンズです。カメラとレンズの間に差し込むことで、望遠の画像を得ることができます。
筆者の持つマイクロフォーサーズでは以下のような製品が存在しています。
通常、このテレコンは使えるレンズが限定されており、メーカー指定のレンズとメーカー指定のテレコンの組み合わせのみで利用できます。
また、望遠が見える反面、画質は劣化する傾向にあります。
純正テレコンは高い…
上記の通り、純正のテレコンは非常に値段が高いです。筆者としては100-400mmといういわゆる超望遠レンズを持っているため、より望遠が必要になる機会は少ないのですが、さらなる望遠の世界には興味がありました。
そこで、海外サイトを見ていると以下のようなレンズの先玉にテレコンレンズが100-400mmに装着可能であるというものを見つけました。
オリンパスのHC-180 H.Q.Converterという製品。1.7Xになります。
パナソニックの100-400mmは72mmのフィルタ系なので、52mmの本レンズはステップダウンリングを使えば取り付けることができます。
テレコンレンズはヤフオクで1000円くらい、ステップダウンリングは500円ほどで買うことができます。
どのみち超望遠は空気の層で画質劣化が起きるので、ズームができればよいというおもちゃとして買ってみました。
取り付けた様子
先玉テレコンを付けた様子がこちら。レンズからレンズが生えているような様相はまさに異形。取り付けているレンズは100-400mmなので、ケラレなどは発生していません。
画質検証
画質を比較すると、どの画角でも色乗りは悪くなっている印象です。
コントラストもやや甘くなりますが、光学ズームなのでテレコンなし100mmのデジタルズームよりはましという印象です。
約1500円でテレコンを楽しもう
今回は検証として先玉テレコンを購入してみましたが、よく考えればマイクロフォーサーズの100-400mmは換算で200-800mm、これ以上が必要になるケースはほとんどないといえます。さらに、先玉テレコンはどのレンズにでも取り付け可能なわけではなく、広角よりのレンズだとケラレが発生するので注意が必要です。
今後は月の撮影などで利用してみたいと思っていますが、残念ながらなかなか天気に恵まれず、今後撮影できたらX(旧Twitter)にてポストしようと思います。もしよろしければXもフォローいただけると嬉しいです。
今回利用したレンズは以前レビューを行っていますので是非こちらもご覧ください。