見出し画像

合わないバイトなんかやめちまえ

自己紹介

みなさまはじめまして。
私は大学生、噴水と申します。

やたら繊細で傷つきやすく、褒められても素直に受け取れない。
すぐ慌てる。テンパる。接客?やりたくない。
人間怖い。

そんな人間ですが、きちんと労働をして給料をいただけています。
しかも、自分の無理のない範囲で働いているのに。
どうしてそんなバイトを見つけられたのか?
逆に、やめてきたバイトはどんなものがあったのか?
失敗談とともに、書き連ねていこうと思います。

そもそもアルバイトってなんでするの

アルバイト怖い、いやだと思っている子は多いかもしれませんね。
わかる。その気持ちめっちゃわかる。正直誰だって働きたくないですよね。
それでもアルバイトをするのには理由があります。

・お金が手に入る

もうこれがいちばんです。嬉しいね。働いた対価としていただけるものなので、その分だけ頑張らなければという気持ちも湧くというものです。お金が全てではありませんが、モノ、経験、あらゆるものを手に入れるための手段となり、大学生には欠かせません。

・いろんな人がいることがわかる

大学って、すごく狭い世界です。
育った環境や通うことになった経緯は違えど、同じ大学や学部学科に所属している時点で、かなり限られたコミュニティです。ある程度の共通点もあります。当たり前ですが、世の中には大学生じゃない人がほとんどを占めていて、社会に出たらそうでない人を相手にすることがほとんどです。

言い方は悪いが「や〜〜〜ばいなこの人」と感じる人間と接しておくのは結構大切だと思います。もちろん大卒でもヤバい人は全然います(炎上防止)

・得意と苦手を見つけることができる

私はこれが一番アルバイトをやるメリットだと感じています。(後述します)

・すぐ辞められる

Chu 無責任でごめん
でもこれって言い換えれば今しかできないアルバイトの特権です。
(辞め方は考えようね)

例えば
賃金がそんなに高くないのに時間を拘束されてやりたいことができない。
向いてないことがわかった。
大体仕事や客層を知り尽くし、続けたいとも思えない。
行くのが嫌すぎて休みの日でさえ考えてしまう。
こういう特徴が1つでもあるのなら、

やめちまえ、そんなバイト

とお伝えしておきます。
まじでやめた方がいいです。
あなたの時間は無限じゃないし、あなたの役職は必ず替えがきくからです。
勉強になったと思ってすぐに辞めるのがおすすめです。

これまでのバイト経験

私は現在大学3年、今までやってきたバイトは6つになります。
授業と習い事で多忙だった割には、色々変えた方だと思います。
ちなみに、大半は合わないと感じてやめました。ハハ。

今までのバイトは以下の通りです。
やめた理由も書いているので参考にして下さい。

1.食料品店

→初めて取り組んだバイト。
面白いもので、人間というのは大学入学当初なんでもできる気がしてしまうのか(お前だけだ)、明らかに苦手であろう接客業に私はトライすることにしました。
 客層的に優しい方が多かったのですが

・お釣りを訳のわからない額で出しておいて(ex:1908円を2005円で払ってきた)
「私は5円だけお釣りが帰ってくるように出したんだけどぉ?(既に5円出しているにもかかわらず、恐怖を感じる発言)」と言ってくるおそらく私とは異なる通貨を使う時代からやってきたお客様

・ワンオペで回しているのが目に見えてわかるだろうに、事前にご予約をお勧めしているラッピング(しかも時間はかかるとお伝え済み)を数分も待てずに「ねえまだあ!?!?!」と詰めてくるお客様

・クリスマス期間中使えないクーポン(記載あり)を「このためだけにお店に来たのにぃ?ありえないんだけど」と文句を言い続けテコでも動かないお客様

など、たまに変わっている方はいらっしゃいました。

 ちなみに最後は、怒られながら私はサンタ帽をかぶっていたので最悪です。あの時店内に鳴り響いていたWe Wish You A Merry Christmasのメロディ、決して忘れません。

「だからぁ、それって言ってました?聞いてないんですけどお」
We wish you a merry Christmas
「えー、そのためにわざわざきたのに?」
We wish you a merry Christmas
「交通費いくらかかると思ってるんですかぁ?」
We wish you a merry Christmas
「なんとかしてくださいよ!ふざけんじゃないわよ!!!」
And a happy New Year.

最悪です。

 このお客様がバイトを辞めるきっかけの1つだったと言っても過言ではありません。
 ただただすみません!と頭を下げ続ける聖なる夜。まあお客様からしたら、当時髪が水色でサンタ帽をかぶった愉快なやつに気分をぶち壊されたから、余計イライラしたのかもしれません。ごめんなさい。でも小さなケーキひとつくらいお買い上げあそばせ?とも思いました。正直問題。

(やったことないんだろうな接客……
ごねればなんとかなると思ってんだろうな……
トイザ○すで床転げ回ってる子供と同じだ……
アータに幸せなクリスマスと新年なんて訪れない…絶対に訪れさせない…)

当時の私は沸点が水素と同じ(-252.9°C)だったため、頭を下げつつ脳内でずっと文句を言っていました。ですが後ろにお客様も並び始めています。
埒があかず、放置して次のお客様を呼ぼうとしたそのときのことです。

???「お客様、こちらでお話伺います。
大変申し訳ないのですが、そういう風に決まっておりまして」

私(!?)

客「なによ、私は聞いてないんですからね」

後輩「そうですか…ですが、決まりなので

こ、後輩!!!!!!!!

客「融通効かないわね」
後輩「そうですねえ」
客「あんた、舐めてんの?」
後輩「舐めてはいないのですが、困ったな〜とは思っています」


じゃあそこ、対戦決定で。
ブレイキングダウンの始まりです。
ちなみにこの後輩、バイトの後輩ですが、年齢的には4個上の方でした。普段はのんびり屋さんで、本人は煽りのつもりはないのですが、無自覚の煽り性能が非常に高い方で、無事お客様を帰宅させて下さいました。
結局商品は1個も買っていかなかったようです。すげえな。

 という訳で、売り物にもよりますが、かなりいろんな人に出会うことになり、いろんな経験ができるので接客業を経験するのはおすすめです。そして、この世の接客業をしている全ての人に、最大限のリスペクトの気持ちを持って接することができるようになります。

 研修中の札とか見ると、もう抱きしめたくなりませんか。(労働頑張っててえらすぎる……‼️)となりませんか。ならないですか。そうですか。

 私の友人は、接客業を機に「人に喜んでもらえるのが嬉しい、接客楽しい」と感じるようになったそうです。なんて素敵なお話なのでしょう。一方で私は「接客楽しくない、違うバイトを探そう」と思いました。……まあ、向き不向きを知れたのだからいいのです。

 さらにいうと、個人経営の小さなお店なこともありワンオペで、しかもマニュアルが存在せず、口頭で教えるため、先輩が死ぬほど適当でした。先輩方の言ってることに多様性が存在していました。多分、店長も適当でした。店長に「わかんないなあ」と言われたこともあります。じゃあ誰が分かるんだ。あつまれどうぶつの森のまめつぶ商店でも、もう少ししっかりしたお店なんじゃなかろうか。でも、何回失敗・質問してもいいよ〜というスタンスでいてくださったので、そのおかげで分からないことは恐れず質問する姿勢は作れたと思っています。
 「よし今日は完璧!あとは掃除するだけ!」と言う段階で何故か商品を華麗にぶち壊し買い取ったこともあります。盛大に噛み倒し「ケーキのお箱に取っ手ついておりますが」を「お箱の取っ手にケーキついておりますが」と言いお客様を爆笑させたこともありますし、ラッピングのリボンがうまくできなくて現代アートを生み出してしまったこともあります(リボンが見たことのない曲がり方をしました)。このバイトで一通り失敗はしました。
 初めてのバイトということもあり1番長く続きましたが、最終的には接客に疲れ、家庭の事情が変わったタイミングとも重なり、さらに他のバイトを見つけたため満を辞してやめました。ありがとうございました。


2.病院受付

→これを読んでいる人は思ったと思います。
「お前、接客嫌だったんじゃないの?」
おっしゃる通りです。
ちなみに大学2年生になるときに始めたので、新学年ハイだったのだと思います。
許して欲しい。

 結論から書くと、覚えることが過去1番多く、The向いていないバイトでした。

 どれくらいかというと、半年弱しか働いていないのに、バイト中に取ったメモが小さめノート1冊分くらいにはなりました。仕事上人と協力することが多く、かなりの責任も伴う業務であることが多かったので、迷惑をかけまいと無理した結果、全身のじんましんが止まらなくなってしまい、普通に体調を崩してやめました。

 バイト中のやらかしは常に気を張っていたので少ないです。病院バイトでのやらかしは笑えませんからね。
 ただ、常に空気を読みその場で足りていない仕事を探して取り組むことが必要でした。余計なことをしていないだろうか、と思いながら動くのが辛かったですし、声を張り上げることも苦手だと気づきました。
 あと、午前と午後でシフトが分かれていたのですが、午前は1限に行く時よりもかなり早い時間に起き、通勤電車にモミモミされながら乗らなくてはならず、それも得意ではないと気づきました。

 今思い出したのですが、このバイトですんげえ怖い人に当たったことがあります。体格の大きな男性に初めて怒鳴られ、胃がめちゃくちゃきゅっとなりました。泣きました。ですが周りの人たちが慰めてくれましたし、上司の方がが死ぬほどフォローしてくれて立ち直りました。これも人生経験です。
「ああいう人は、あれだよ……あんなことで怒るなんて、何か悪いことをしている」という謎のGoogle翻訳みたいな慰めをもらった時は泣きながら笑いました。
 あと、いわゆるお局さんに初めて出会いました。
 そのおかげで強い口調で指摘してくる人の受け流し方は覚えられた気がします。

 ここも実は個人経営でした。
 私が思うに、個人経営のいいところはすごく融通が効きやすいところにあると思います。辞めてしまったのですが、責任が伴う分時給が良かったし、職場の方々はすごく優しかったです。お菓子食べ放題だったし。‪𝑲𝑰𝑺𝑺‬

 初めてのバイトで個人経営はかなりギャンブルに近いかもしれませんが、紹介で入るならおすすめかもしれません。

3.某コンビニ倉庫

→接客が辛い、人と話さない仕事をしてみようと思って始めました。
 体力には自信があるつもりだったのですが、体バキバキ、あちこちあざまみれになり出勤後はいつも死んでいました。パートのおばちゃんは最強です。私が持てない荷物を「あらあら〜!!任せなさいね〜!!!」と持っていってしまいます。おばちゃんってゾンビが蔓延る世界で最後まで生き残りそう。というか生き残る。
 おばちゃん達はドラマや漫画の中だと怖い存在みたいに思われがちですが、礼儀正しくしていればとっても優しいです。誰だってそう。
 働く場所は冷えた冷凍庫のような場所だったのでかなり寒かったです。その上あまりにも単純作業すぎて、代わり映えのない景色とBGMに気が狂いそうになり、初めて8時間勤務した日は「私は、ここ以外で働いて生き延びなければならない」と決意しました。
 正直、今までのバイトでもかなり辛かった方に入ります。最低賃金でもありました。私はこのバイトのせいでいまだに某家族マートの商品を見るとギョッとします。おいしいんですけどね。失敗談はあまりないですが、嫌味っぽいことを言われてしまったことがありました。仕事はきちんと出来ていたため上司への爆速報告をしたところ、2度と同じラインで作業することはありませんでした。面倒なことになる前にとりあえず上司にはすぐ言うのがいいですね。報連相。なんか辛すぎて体感3回くらいしかシフトに出ていない気がします。1ヶ月で辞めました。Chu すぐやめてごめん
 一方大学生が珍しい職場だったので、上司も主婦のおばちゃんも優しかったです。‪𝑲𝑰𝑺𝑺‬

番外編

1.タクシードア開け閉め
→電話をかけてみたところ、大学生と言った瞬間にアタリがキツくなり、(大学生歓迎と書いてあったが、書いてみただけでそうではなかったのでしょう)不愉快だったので辞退しました。こういう直感は大切です。

2.歌舞伎町のレンタルルーム(面接受けてない)
→歌舞伎町の高時給レンタルルーム受付(穴から鍵を差し出す、顔は出さない)の面接申し込みました。申し込んだ後に「あれ?これデリへル呼んだりラブホがわりにしたりするあれでしょうか?」と思って調べたら案の定そうで、年齢送ったら「人手足りてます!」と言われて働けませんでした(草)。一方いまだタウン○ークに載っているので、多分当時未成年だったのがよくなかったのだと思います。危ない。

3.試験監督派遣(面接受けてない)
→とりあえず定番だよね!くらいの気持ちで登録。しかし服装はスーツ、黒髪。(当たり前ですね。)
 噴水は大学1年生から現在に至るまでブリーチし続けたくらいの派手髪人間でした。そのため、髪色をウィッグかぶって頑張って隠してまでやりたい仕事ではないなと思い、説明を受けてやめました。

とりあえずざっとこんなところです。
おわかりいただけたでしょうか。
この噴水とかいう人間、とにかく合わないものが多いのです。
接客はともかく、倉庫バイトのあたりなど、なめています。寒かったよ〜><じゃないんだよ。でも、今思い返しても本当に向いていなかったし、あのまま続けていたら体か心のどちらかを壊していたと思います。それを判断して変えようと行動することも、大切です。
 ちなみにバイト飛ぶのは怖くてやったことがありません。
 綺麗な辞め方講座とかも書こうかな。元同じバイト先の人に見られたらやばいですが。(それは飛んでいるのとほぼ同じなのでは?)

 これまでの私は、無駄にチャレンジ精神に溢れており、いい時給と面白そうなバイトを求めて、色んなバイトの面接を受けては辞めてきました。まとめると、私は時間をかけて合わないものをたくさん見つけてきました。

ようやく見つけた、私に合うバイト

 現状私がやっているバイトは2つで、2年間かけてようやく辿り着いたものです。
どちらも詳しい業務内容はかけないのですが、文章を書く、読むことに関係する仕事です。

 このバイトが私の好きなことに気づかせてくれました。初めはほんの些細なことで、上司の方から「文章書くのが本当にうまいね」というお褒めの言葉をいただいたことからでした。自分じゃそんなつもりはなく、もっとダメ出しを食らうかなと思っていたくらいだったので、衝撃でした。

 自分の当たり前がそうでないことを知ること。
 これは、いい意味でも、悪い意味でも学びになります。

 私は携帯のメモが常に小説のセリフやストーリー、手紙の内容などあらゆる文章で溢れています。シンプルに二次創作もめちゃくちゃします。日記のように、誰にも見せない自分の考えを書き連ねることも多々あります。総数は数えたことはないのですが、中学の時からずっと書き連ねている物語たちなので、相当な数になることでしょう。

 PixivやTwitterでも自分の作品を時折投げたり、それをきっかけに交流したりしていました。これを職場の人にぽろっと言ったらすごく驚かれたのを覚えています。
 一つの作品を完成させること、文章を組み立てること、構成を考えること。私が好きでやっていたことは、みんなにとっての当たり前ではないし、その経験を活かせる場がどこかにあるのだなぁと思いました。

 インフルエンサーまみれの世の中に生きている皆さんならわかるかもしれませんが、この世の中には本当にいろんな人がいます。
 その人にしかできないことで輝いている人がたくさんいます。SNSをやっていると特に目につきますよね。だから、社会に出て、自分は「普通だ」「凡人だ」「才能がない」と思ってしまう前に、いろいろ試してみてほしいです。そうすれば、自分が好きなものが見つかるかもしれません。そうでなくとも、「これは違った」と気づくことができます。

 そのことに気づけたことが、私がバイトをやっていて良かったなあと感じた大きな理由の一つです。

 真面目にいろいろ書いてみましたが、大学生の方は特に、とりあえず勇気を出して気になるバイトに応募してみてください。嫌ならやめて、Twitterでネタにしましょう。

それぐらいでいいんです、だってアルバイトだもん。
イェーイ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?