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gucchon
「物を持たない」で無理するより、「気持ちよく物に埋もれる」ほうがよっぽど心がヘルシーだ!
僕は物を買うのが好きだ。アパレルをやっているのでもちろん服を買うのも好きだけれど、僕にとって「ファッション」とは服だけではなくライフスタイルそのものなのでレコードや家具、古い本、小学生のころに好きだったおもちゃなど、ブランド物から知らない人が見ればガラクタのような物まで気に入ったら買ってしまう。家は物が多いほうだと思う。
ここ数年よく耳にする「丁寧な暮らし」とは遠い生活を送っているように思う。
「量より質」や「ミニマリスト」などの言葉が使われるようになったのはやはり2011年以降だろうか。あれから約10年が経とうとしている。みんな、クローゼットを開けて、確かめてほしい。きっと買い物が好きだった人は、今でも買い物が好きだから。でもそれでいいと思う。
なんだかそれらの言葉だけが一人歩きした感は否めない。「ミニマリスト」とは手段であって目的ではない。本質はきっと「いかに心がヘルシーでいられるか」なんだと思う。捨てることには向き不向きがある。
「物を捨てる」ってかなりの労力だ。どんな物にも多少なりとも思い出はあるし、歳を取るほど捨てられない物だって増える。
でも、別に無理して捨てないでよくない?
大事なことはきっと選ぶ物について、自分が「なんとなくでも納得感」があるのかだ。
別に、「あなたがこれを選んだ理由を全部、言語化してストーリーを語ろう」と言う話ではない。ふと手にとってなんとなく使ってる物だって多い。なんとなくでも納得感がちゃんとあればいい。
そうすれば好きな物に囲まれても、心地よくいられるはず。
僕は好きなものに埋もれたい。丁寧に消費ができていればいい。
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