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これは魔法なんかじゃない
先日、foufouの服の縫製をしていただいているアイバソーイングさんに見学に行った。
(その様子をIGTVにあげているので、ぜひ5回みてみてください!)
大阪の下町にあるアイバソーイングさんは、ご家族4人で縫製工場をやっている。昔はパートの方々がたくさんいて賑やかだったという現場は少し寂しげだった。
恥ずかしながら、細かい工場での行程など全く無知だったので非常に勉強になったしなにより「ちゃんとやらなきゃ」と感じた。
つくり手と向き合うということ繊細なことだ。僕にはまだまだ「日本の縫製業」についてどうこう言う資格すらない。
僕は「日本の縫製業を救いたい」なんて口にできない。
そんな力もない。辛うじてできるのは日々、foufouを通じて仕事として彼らと末永く関係を続けていくことがなによりだしそれが僕の役割だ。
そして「工場見学」の動画コンテンツを作り、お客さんにあまり深く考えず楽しんでもらえる工夫をすること。そのさきに自然と明日選ぶ服が変われば嬉しい。
言葉で言うのは簡単、続けていくことは難しい。
アパレル業界には様々な問題があるが、恐らく多くの人は別に「問題を起こしたい」と思ってやっているわけではない。みんなそれぞれの役割で必死に「仕事」をしている。日々、いろんなことが起きる中でそれでも自分の仕事をなんとかやっている。
ファッションを作る現場は、"魔法"なんかじゃなかった。
そこには食べるために働く人がいて、真摯に物作りをしている。
ただ、それだけでは人の心を揺らすことはきっとできない。
慈善活動ではなく、これは商売なのだから。
だから魔法が大事になる。むしろだからこそ魔法にしないといけないし、
そこまでの道のりをデザインしてこそデザイナーとしての務めが果たせるのではないかと思う。
だから、「 #それでもファッションの魔法にかかりたいコラム 🧙♀️ 」なんだ。
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