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【オランダ滞在記Vol.2】娯楽施設の少ないオランダ|週末は何して過ごす?

こんにちは。
今回は、オランダでどんなふうに週末を過ごしたか、どんな有料娯楽施設があるかについて少し書いてみようと思います。
私たちは4月の後半から1ヶ月オランダに滞在したのですが、ちょうど最初の2週間は小中高学校の春休み期間でした。気温はまだ10度前後と冬コートが手放せない気温で、日に日に暖かい日が少しずつ増えていくという感じ。だんだんと外に出かける人たちもいて、中には国外へ旅行に出かける家庭も。
そんな中、国内ではどんな風に休日を過ごしているのか、自分たちの経験を元に記録してみました。

週末の過ごし方|子どものいる家族編

子どもがいる家族は、日本とそんなに変わりない気がします。
週末は子どものクラブに付き添ったり、子どもの友だちが遊びに来たり、遊びに行ったり。遊具のある公園に遊びに行ったり。
またお家によっては、お家が川(カネル)沿いにある家庭にはボートを所有しているお家もあります。そういったお家は、家族で軽食を持ち寄り、1時間強ボートに乗って出かける(散歩??)ということもあります。友だち家族を誘ったりすることもあるそう。ただしボートは春夏限定です。

気持ちよくなる春夏は、みんなボートに。

秋冬はスケートリンクができるので、スケートをしに遊びに行くこともあります。年齢によっては、大きな有料遊び場(こちらで言うところのボーネルンドのような)にみんなで行って、大人はお茶をしながら世間話をして、子どもを遊ばせていたり。有料の遊び場の価格帯は大体子ども1人9€〜10€ほどで大人は遊ばないので無料です。飲み物やお菓子などは3€〜4€で買えます。

犬がお家にいる場合は、近くの森や公園にお散歩に行くんじゃないかなと。
この犬専用の森が(ではないけど、そう思わせるほどワンちゃん連れが多く広くて深くて美しい森)本当に犬たちには天国なんじゃないかなぁと思うほど素敵です。小さい子どもなんか、ワンちゃんと一緒に走り回っていなくなりそうな感じも...笑

犬の散歩は大きな森で。とても心地よい。

1つ、これはオランダかヨーロッパならではかもしれませんが、ミュージアムがたくさんあるので子どもも入れて楽しめるミュージアムがたくさんあります。ミュージアムは年会費制なので、一回カードを買えばどこのどのミュージアムにでも行き放題です。なので大人もミュージアムカードを持っています。
なので雨の日や、今日は何して過ごそう?という日は、美術館や博物館に遊びに行くことが多いそうです。
我が家も2回ほど行きました。カードを持っていなければ子どもが18€ほど、大人は28€ほどします。現在の円の弱さにため息と冷や汗をかきながら払いました。

Naturalis Biodiversity Centerにて。貴重なT-REXの全体像の骨が展示されています。

週末の過ごし方|ソロ・カップル・友人編

テラス席でお昼から乾杯。

カフェのテラス席でコーヒーを飲んだり、お酒を飲んだり。
お互いのお家に遊びに行って庭でお茶したり。上記でもありましたが、ボートを所有している人は、友だちなどとボートで飲んだり軽食を食べてのんびり過ごすこともあるようです。そして時には数日の旅行に出かけたり。
そんな光景が多かったように思います。もちろん美術館や博物館、ショッピングセンターにも。
日本では週末に都市部に出かければ、何かイベントがあったり、有料施設(水族館、アミューズメントパーク、チームラボ的施設など)が豊富にありますよね。オランダ国内は大人向けの有料施設が比較的少なめです。
観光客向けの施設は、基本的に現地の方々は行かないそうです笑
ただ、10代20代のカップルはリサーチ不足で笑 今度オランダに行った時にTeensの子たちに聞いてみたいと思います。

オランダの2大イベント|King's dayとSinterklaasの日

King’s Dayの日の様子 in Haarlem

オランダで、どの都市でも大きなイベントとなるのは、King's dayとSinterklaas(シンタクラース)の日だと思います。Sinterklaasの時期にまだオランダに滞在していないので様子はまだわからないのですが、King's dayは滞在期間とドンピシャで、ちょうど春休み期間中。たくさんの人で溢れた活気あるイベントでした。

King's day

みんなお祝いの雰囲気で、お家に国旗を飾ったり、色んな街が国の色とされるオレンジ一色になります。街ごとに各家庭のフリーマーケットが並んでいたり、スタンドのお店が出ていたり、小さな遊園地ができていたりしていました。大人も子どもも楽しい雰囲気でいっぱい!日本でいうところの夏祭りのような雰囲気です。この日は家族と過ごしたり、友だちと過ごしたり。私の親族は毎年フリーマーケットを準備します。今年は、携帯のアプリを使い、キングと一緒に写真撮影できますよ、という簡易撮影ブースを作っていました笑 
小さな遊園地は、移動遊園地のようなスタイル。でも本格的な乗り物もあって、「どうやってこんな短期間に組み立ててんの…?」と若干安全性を疑うレベルの大きさの乗り物もありました。子どもたちは大はしゃぎで過ごしていてKing's dayの活気さがよくわかるものでした。

フリーマーケットは盛り上がり、道が埋め尽くされます。
国をあげてのイベントは、国旗を掲げるお家も。

ちなみにフリーマーケットで得たお金は、準備やフリマを手伝った割合に換算して子だちとシェア。ここでお金を稼ぐには労働も必要(しかも平等ではなく割合も考える)ということを学びの場としていました。
ここでちょっと面白かったことを。
お父さん:「君たちはこのくらい仕事(フリーマーケットの)をした。自分は朝から片付けまでやったけど、フリーマーケットが済んだ後は君たちは遊びに行った。だから僕の取り分はこれで、君たちはこれだ。」
子ども:「そんなの聞いてない!なんでよ!」
片付けまでが仕事、その割合に応じた取り分。
お父さん、しっかりしている笑。

といった具合に、日本ほど各地域ごとにイベントや祭りがあるわけではないですが、年に数回人々が楽しむイベントがあります。
確かサマソニのような音楽イベント、ビールフェスティバル、ツールドフランスのような十数箇所の街を巡る自転車レースもあります。
こういった地域のイベント日程や詳細は、英語がよく通じるオランダでもやはりオランダ語で検索する方が圧倒的に出てくるので、現地の人に訊くのがベストかもしれません。

Leeuwardenでたまたま遭遇した自転車レース。
参加人数!!レースは車より優先度高いです。

次回は「オランダは犬・猫天国?|犬・猫を家族に迎えるための責任」について書こうと思います。


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