【日本暮らし記録Vol.3】結婚することの覚悟とは?|考え方の違いの例
※国際結婚・・・別の国籍を持つ人同士の結婚。と解釈してます。
「国際結婚」という言葉自体も2023年の今必要なのかなという気がしますが、いわゆる「国際結婚」をすることの覚悟というのは、基本的に同じ国籍同士の人と結婚するものと変わらない気がします。こう思うのはきっと私自身が日本人でオランダ人と結婚し、日本に住んでいるからこそかもしれません。
また外国人と結婚して日本に住むためには、こういうことが起こるかもとそれなりに覚悟していたからというのもあるかもしれません。
あ、じゃあやっぱりそれなりに覚悟してたのかな。
結婚するからには、日本語での書類や契約書等のもろもろは、最初は私が引き受け、通訳することになります。保険や賃貸の契約書、光熱費の契約書などなど。。書類と言う書類は日本語オンリーである限り全てです。
そして結婚するまでの過程で、準備する書類や手続きをするには、それなりに時間がかかります。
また子どもがもし産まれたのであれば、通常届出るもの以外にも、配偶者の国に提出しなければならないものがあったりと2.5倍以上必要なことがあったりします。
あとは、もしどちらかの国で住んでいるとすれば、当然もう片方の配偶者側の国にいるだろうその両親や友人たちは、距離ができたり時差があったりとコミュニケーションが取りにくくなります。
この4点以外は基本的に「誰かと結婚する」という点で全く変わりません。その二人の育ってきた環境が全く別なのはいうまでもなく、習慣が違ったり、得意不得意があったりするので、そこはコミュニケーションをよく取りながら結婚生活を送るんじゃないかなと思います。
私たち夫婦は、結婚して5年目を迎えますが、未だによくケンカしています。
もうこれはどちらの主張もずっと食い違うし、永遠にケンカする羽目になりそうだから、言うのをやめようと思った考え方を二つ紹介します。
■カードや手紙を郵便に出す時の考え方
オランダでは?ヨーロッパではなのでしょうか、送り先相手の住所や名前は書きますが、送り主の住所や名前は書かないと言い張る夫。どうして?もし送り先相手の住所が間違ってたらこちらに戻ってくるよ、と言っても「住所が間違っていたら間違っていた、で終わり。返してもらう必要はない」とのこと。
私「・・・なんで???」
間違った場合、相手に連絡とって送り直しできるし、ちゃんと届くようにしてくれるんだからいいのでは?
でもなぜかここから先には、全く進みません。どんなに送り先に届かなかった場合の例を挙げても、「それは郵便配達員の責任」、「それならそれでお終い、戻ってきたって仕方がない」の一点張りです。
夫はその考え方で、そのまま郵便局に手紙を持っていくもんだから、いつも郵便局員さんに「送り主を書いてください」と言われてしまい、そこで夫は無駄に不機嫌になってしまいます。
せっかく住所を日本語で書けるようになったんだし、練習と思って書いてくれればいいのに、自分で自分の機嫌を悪くしてる気がしているので、とりあえず書いて欲しいと思う日々です。
■スプーンは、“落とした”ではなく、“落ちた”という認識
最初はジョークかと思って笑っていたんですが、落とす度に言うのでこれはジョークじゃないんだと確信に至りました。この感覚って本当になかったので面白すぎです。これ日本で育ってきた人でこの感覚の人いるのかな?
私たち夫婦は、英語で日常生活の会話をしています。
英語で会話していて、何かを落とすと、「I dropped ◯◯.」ではなく「It slipped〇〇.」といいます。
なるほどなるほど。そういうマインド。
自分が落としてしまったのではなく、ものが勝手に落ちたと。
いや〜面白い。
でも明らかにあなたの不注意で落としたよね、の時にこの発言が出てくるとちょっと、ん?ってなります。…なりません?笑
とまあ出てくるとキリがないのでこの辺で。
でも私にはもったいないほどとても優しい夫です。いつも私の味方でいてくれて、大事に思ってくれています。
どんな形であれ、生まれ育った環境が違う二人が、同じ屋根の下で生活を共にするのだから違いが出てくるのは当たり前で。そこを二人でどうするのがいいのか話し合うことが必要だと思います。