見出し画像

波紋を広げる

ここ数ヶ月コロナ禍でオンラインによる研修会や講習会が増えた。これは運営コストを抑えることができるため、会費も抑えられ、かつ会場まで足を運ぶお金と時間と労力が抑えられる、ある意味画期的なものだと感じている。

さて、昨日もオンライン講習会に参加してとてもいい内容だったのでnoteに備忘録を残したい。

演者は花まる学習会代表の高濱氏。「教育現場のリアルと本質を語る!学生×社会人 本音の座談会」であった。高濱氏が熱弁していた『これからの教育』に必要なこと3点は
①相手の気持ちを理解できるようになる
②外遊びから学ぶ
③親を変える

①について、目の前で起こっている現象には必ず背景がある。例えばモンペと呼ばれる親はほぼ100%の親ごコンプレックスを抱えている、ということ。こうした親に対して①ができることで適切な対応の確度が上がっていく。
②について。以前から花まる学習会が野外教育に力を入れて、生きる力を養成している学習塾、と聴いていたので②について、とても興味を持ってここに参加した。しかし昨日の講演会ではあまり深い話が聞くことができなかったが、他の部分で大変共感できる部分が多かったので、引き続き花まる学習会の講演会を注視していきたい。
③については自分も現場でその必要性を強く感じていた。しかし保護者の問題は根深いことが多く、対応に多くの時間と労力が割かれるため、敢えて避けていた部分である。昨日の講演会ではオンラインならではの対策ができる可能性を見出すことができた。

他にも
・数値化できるものや情報に負けているのではなく、自分の心の底から湧き上がってくる感情を大切にして、それを必死に追求していくことが大事である
・オンライン教育の大きな壁は心を伝える(学習モチベーションを高める、維持させる)こと
・教員に一番必要なこととして、子どもに愛を持って関わること
・マス教育ではなく、子ども1人にどう向き合うか、が大事
・子どもたちにとってのいい先生、魅力的な先生は、先生が成長している、ワクワクしている、先生である
・幸せの方程式とは、行動して、感じて、考えて、言葉にして、議論する、こと
・人間は自分が特別視された時に伸びる
・基盤となる力をつけた上で、どう自分のオリジナル(強み、武器)を持つ

などなど、興味深い話、明日からすぐに実践してみたいヒント、自分のこれまでの経験を力強く言語化してくれたことなど、たくさんの気づきを得ることができた講演会であった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?