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上手くいかない時こそ、より成長できる

広報企画「卒業生note 2020」
この3月で長崎大学フットサル部FORZAを去る4年生が、自らの想いを綴ります。
第2回は、1年から高い守備力とパワフルなシュートを持ち味に、九州で名を馳せた #10 高野 真央 です。
どうぞ最後までお読み下さい。

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4年 #10高野真央

最後の投稿。
まず、4年間を振り返ることから。

入学した頃は、そもそもFORZAが体育館ではなくグラウンドで練習をしていた。
1年生は先輩と一緒に練習ができず、同学年で集まって練習をしていたけれど、何をしていいか分からず、ゲームが中心。
自分は本気で部活をやりたかったこともあり、楽しくもなく、やっぱりサッカー部に入ろうかな、とか辞めようかな、とか考えていた時期だった。

その後練習に混ぜてもらうようになり、1年の冬頃から試合にも出るようになったけれど、その頃は目標なんて分からず、試合で活躍したいとか、その程度の気持ちでしかプレーしていなかった気がする。

それでも、2年のインカレ九州大会の鹿児島戦、勝てば全国というところで負けて、悔しさからフットサルに対してのモチベーションが高まっていった。

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それまで黙ってプレーしていた自分も、一緒のセットでプレーしていたしゅう、ひろ、たいし(#15 園田、#3岩崎、#17塚本)とは練習、試合問わずお互いの意見を言い合ったりして、全国大会出場という明確な目標に向かって努力することができた。

3年生では、インカレで全国大会に出場することができたけれど、自分は選抜大会での手の骨折、インカレ北海道大学戦での右膝前十字靭帯断裂といった怪我で、3ヶ月ほどしかプレーできず、苦しんだ1年間だった。

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怪我で動けない時期は練習を見学しながら、人数が少なかったので試合のベンチには入れてもらっていたけれど、結局自分がプレーできないことが大きいストレスになっていたと思う。
4年生最後のインカレ、長崎県予選にも間に合わないだろうという思いから、本気で引退が頭をよぎった。

けれど、やはりもう一度全国に挑戦したいという気持ちがあり、リハビリを経て復帰した。
長期間プレー出来ていなかったからプレーの質はだいぶ落ちたけれど、練習を見学していた分、チームの方針やイメージは理解できていた。
怪我などで長期間プレーできなくなっても、フットサルから離れないようにすることが大切だなと感じた瞬間だった。
結局、最後の選手権で全国に行くことができずに悔しい思いをしたけれど、来年リベンジを果たせるように頑張ってほしい。

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後輩の皆には、4年間最後まで部活を続けて、悔いのない終わり方をしてほしい。
正直今のフットサル部は、きつい部分がとても多い。
1年生から仕事の役割を振られたり、朝練があったり、県外へ遠征したり。
自分たちが1、2年の時に比べるとフットサルに費やす時間とお金が確実に多くなった。

だけど、自分はそんな後輩たちのことを羨ましく思っている。
自分が入学した時には社会人カテゴリーは長崎県2部だった。来年からは九州2部リーグ。
当時十数人しかいなかったチームも、今ではトップ・サテライトの2チーム体制で、1年生からほぼ全員が試合に出場し、成長できる環境が整っている。
最近は学年、トップ・サテライト関係なく本当に全員が上手くなっていて、チームとしてのレベルが上がったなと実感することばかり。

最後に。
奏太さん、同期、先輩方、後輩には本当に感謝しています。
奏太さんにはGINGAの練習、試合もある中でFORZAの練習、試合、動画を切ったり、スポンサー関係だったりあげたらキリないくらいFORZAのために時間を割いていただきました。
チームとしてここまで強くなれたのも本当に奏太さんのおかげだと思います。

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柴けん(#4 柴田)さん、そして後輩には、怪我から復帰した最後の1年、思い通りにプレーができずにチームに迷惑をかけることが多かったけれど。
それでも、九州大学リーグ最終節の北九州市立大学戦で皆が勝ってくれたおかげで、優勝という形で後悔なく引退することができました。

ありがとうございました。


今後、4年間もフットサルを続けていると、怪我に苦しんだり、自分の納得のいくプレーができなかったり、そういう時期が来る人がいると思う。
フットサルを辞めたくなるような時期が自分にもあったように。

その時の感情だけでなく、これから先フットサルから学べるものだったり、多くの出会いだったり、総合的に考えて選択をして欲しい。

4年間、本当にありがとうございました。

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