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自分なりの努力(4年 #2 田村 裕亮)

進学・就職を目前に最後の最後まで活動を続けた、今年の卒業生6人。
逆境を乗り越え、チームの軸としてFORZAを支え、卒業前最後の大会では、創部初となる大学日本一の達成に導く活躍を見せてくれました。
そんな彼らが、4年間の経験や思いについて綴りました。ぜひお読みください。
1人目は、#2 田村 裕亮(たむら ゆうすけ) です。

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4年生ゴレイロの田村裕亮です。
日ごろからFORZAを応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます。

自分たちの大学入学はコロナの流行と被って、新歓祭などのイベントはほとんどなかった。1年生の夏までは部活なんかこりごりと思っていたけど、気づけばFORZAの新歓祭に行って、入部していた。

けれど、部活のせいでお金は溜まらないし、自分のせいで試合に勝てなくて嫌気がさすこともある。そんな中でも、フットサルを続けている理由。

楽しいからに決まってる。

ボールを蹴ること、FORZAのみんなと会う時間、遠征・試合に行く道中の車内が好きだ。
でも、試合で負けると悔しく、力不足を痛感して自分のことを嫌いになる。

昨年度のインカレ多摩大学戦、前半はずっと緊張していて、身体も思い通りに動かなかった。
案の定、前半途中で立て続けに3点取られて、
奏太さんからタイムアウトのとき、「これ以上失点したら試合終わるぞ」と言われたにも関わらず、その後また連続失点して前半だけで5失点。
自分が完全にゲームを壊してしまった。

圭祐からハーフタイムに、「ごめん、今日はすぐに点取り返せんやったわ」と言われたとき、本当に自分が情けなかった。
後半切れそうな気持ちをなんとか繋いだものの結局1-5で負けて、道半ばで光稀さんを引退させてしまった。

試合後の立石との電話でも、ただ謝ることしかできなかった。
それでも「お疲れ様。」と優しく言ってくれて、話をたくさん聞いてくれて、本当にありがとう。

そこからは、自分を変えようと必死だった。
フットサルを生活の中心に置いて、筋トレをして、食生活を変えて、暇な時に動画を見て、わからないことがあればカズさんに聞いて、、
勝つために、できることをした。

練習でも試合でも、言葉にしなければ何も伝わらないので、とにかく喋るようにした。FPのエラーがあれば要求して、佑に対してもひとつのプレーに対して改善したり、意見を聞いた。
自分のパフォーマンスが悪い時にも、何がいけなかったのか、失点の原因は何だったかを追究し、後輩にフィードバックもした。

試合に負け、自分を不甲斐ないと思う度に、もっとやらなければと思うようになった。


もう一つ。自分はリーダーだという意識をもって、プレーしていた。
役職はないけれど、ゴレイロは常にコミュニケーションを取らないといけないポジション。自分のコーチングひとつで結果を左右することもあり、ピッチの中ではチームを引っ張ること、キャプテンと同等かそれ以上のリーダーシップ・熱量をもって練習にも試合にも取り組むようにしていた。

結果的にその取り組みのおかげで、少しずつ自分の振る舞いを変えることにもつながった。

いくつか挙げたけど、特別凄いことではない。
大事なのは、やり続けること。

決意があって、きっかけがあって、短い期間の取り組みは誰でもできる。
だけど、それを1ヶ月、1年間と継続することは、とても難しかった。


この4年間、試合に勝って、優勝して全国に行って、とても楽しかった。充実していた。
でも、数えれないほど苦しい経験もしたし、辛い思いも味わった。思い出すとキリがない。

それでもフットサルが最高に好きで、みんなといるのが好きで、勝ってベンチに戻ってみんなと喜ぶ瞬間が好きで、その瞬間を味わいたいから、怒られたり、辛いことにも必死に耐えてきた。

原動力となったのはやっぱり、勝つこと。それしかない。

先日、大学地域CLで「大学日本一」という目標を達成した。この大きすぎる目標を達成できたことは素直にすごいことだし、試合に出場していた身としてもこれ以上ない喜びだった。

でも、FORZAの一番大きな目標はインカレでの「大学日本一」。

日本一になったからには、全国のあらゆるチームがFORZAに対して眼の色変えて試合に臨んでくるということ。そのうえで、今のままでは夏のインカレを獲るのは難しい。

上手い選手がいても、チームを引っ張る選手、盛り上げる選手が足りないと思う。他人に対して働きかけ、動かすことができる人間が足りない。

大なり小なり、これが全員できるチームは強い。チームが活発に動くし、いい方向に向かっていくことは間違いない。

FORZAにはそういう集団になってほしい。そのような集団になることができて、真摯にフットサルに向き合えば自ずと結果はついてくるはず。

今度はインカレで、みんながトロフィーを掲げる姿を楽しみにしています。


奏太さん
4年間、本当にお世話になりました。自分が不甲斐ないせいで落とした試合は山ほどあったし、怒られ、指導される度にきっと奏太さんはゴレイロのことで頭を悩ませていたのかなと思うと、奏太さんのFORZAへのストレスの10%~20%は自分だったんじゃないかなと勝手に思ってます。
他にゴレイロがいなかったこともあるけれど、ずっと自分を起用してくださったおかげで少しの実力と少しはチームを助けれるようになりました。
全然褒めてもらえなかったけど、たまには褒められないと人間頑張れないんで、年に1回、どんなに些細なことでもいいのでこれからは褒めてください。これからもジンガでお世話になります。よろしくお願いします!

健さん、ほっしーさん、拓真さん
社会人や院生になってもこうやってFORZAに関わり続けてくださり、全国大会にも来てくださって、本当にありがとうございました。自分の時間を削ってまでサポートしていただいている自分たちは幸せ者でした。まだまだ、後輩たちをぜひ支えてあげてください。よろしくお願いします。
健さんとほっしーさんは、来年以降もお世話になります!

星次さん
星次さんは途中で熊本に転勤されても、その後も何かと気にかけてくださって、ジンガに入ったとき、サニクリーン戦、フクエイ戦、全日本の県大会の時はベンチから、たくさんの指示と鼓舞する声が飛んできてとてもやりやすかったのを覚えています。長崎でもっと指導していただきながら、もっとお互いに成長、競争できたと思うと非常に残念ですし、もっとたくさんのことを教わりたかったです。ご家庭がある中、長崎や宮崎にまで来てたくさんサポートしてくださり、本当にありがとうございました。これからも引き続き、ご指導や一緒に練習できることを楽しみにしてます!

カズさん
まずは、いつも平日にもかかわらず長崎まで来て指導してくださって、本当にありがとうございます。昨年の全日本の時も、リバイバルが祝勝会をしてるにも関わらず、一人残って試合を見てくださって、試合後にフィードバックまでしてくださって、ありがとうございました。
全日本をカズさんたちと一緒のタイミングで獲ったことも、すごく縁を感じましたし、最高でした!
カズさんの年齢までアマチュアトップリーグでプレーされている人はいないし、フットサルに対するモチベーション、熱さ、本当に尊敬しています。言うこと聞かない、変なゴレイロ後輩たちばかりですが、これからも面倒をみてやってください。

先輩方
いつも応援ありがとうございます。
先輩方は気さくでいい人たちばかりで、一緒にプレーできて楽しかったし、とても嬉しかったです。
だからこそ、特に翔太さんと光稀さんの代は自分が力不足だったこと。本当にごめんなさい。そんな中でも誰一人自分に強く当たる人はいなくて、本当に優しい先輩方ばかりでした。
本当にありがとうございました。いつまでも応援しています。

遼大、亜斗夢、なべ、理久
来年は今年以上に君たちがチームを引っ張る番です。
今まで以上に責任と重圧がのしかかってきます。インカレもまず九州王者奪還しないといけないので、チームのみんなを引っ張って全国優勝する姿を見せてください。その時は飯でも奢ります。あとは頼んだよ!

トップの1~3年生
メンバーに入れない、試合に出れない、出ても上手くいかない、苦しい中だと思います。ポジションは違えど、4年生になれば自分くらいの実力はつくし、試合にも出れるようになれます。苦しくて、辞めたい人もいるかもしれないけど、耐え時です。諦めるな、抗い続けろ!

サテライトのみんな
チャンスはいつも突然やってきます。それをモノにできるかは自分次第。奏太さんや健さんはいつでもみんなのことを見てくれてます。
サテライトでやっているフットサルの基本的なことができなければ、トップへの昇格は絶対にできません。来年になれば後輩が入ってきて、学年がひとつ上がります。新入生に負けないでください。先輩の意地を見せてください。トップの結果報告にみんなの名前が載っているのを楽しみにしてます!

最後に4年生
まず、昨年度は幹部及び各部門長お疲れ様でした。
自分一人だけなにもしてないので、一番身分低いです。頭上がりません。

冗談この辺にして、
改めてこの学年でよかった。その一言に尽きます。
時には意見をぶつけ合ったり、切磋琢磨しあったり、一緒にバカやったり、
本当に楽しい時間を過ごせました。
4年みんなで飲んだり、遊んだりってのはあまり多くなかったけど、練習に行く度楽しいし、面白いし、笑えるし最高の仲間でした。

4年間本当にお疲れ様。ありがとう。そして、これからもよろしく。

#2 田村 裕亮(たむら ゆうすけ)
学年:4年
学部:教育学部
出身校 / 出身県:長崎南山高校 / 長崎県

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