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【インタビュー企画】2021-22シーズン幹部に聞く、今年の意気込み

4月。チームを長く支えた4年生が卒業し、新チームとなった。
昨シーズンはコロナ禍で色々な制限もあったものの、インカレ(代替大会)では九州を獲れず、全国でもベスト8で敗退。
目標としていたベスト4は叶わなかった。九州リーグ(2部)も3位と、不本意な結果に終わった。

コロナ禍2年目の新シーズン、幹部を務める小原光稀、此本暁公、林健太の3人。
新チームを核となって支える彼らに、2021-22シーズンへの意気込みを聞いた。

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▼2021-22シーズンの競技目標

――まず初めに、簡単に自己紹介をお願いします。

小原:キャプテンで三年の小原光稀です。よろしくお願いします。
此本:副キャプテンで三年の此本暁公です。
林:同じく副キャプテンで三年の林健太です。

――よろしくお願いします。では、長崎大学フットサル部FORZAの、今シーズンの「競技目標」は何ですか?

小原:インカレ(夏の選手権)における全国ベスト4です!

――ありがとうございます。「全国ベスト4」という目標を設定した経緯を教えてください。

小原:昨年末に引退した4年生も含む全員でミーティングを重ねて、そこで決めました。
昨シーズンもベスト4を掲げましたがインカレではベスト8で敗退、来年こそはリベンジという意味もあります。

林:去年の主力は殆ど4年生で、今年はメンバーもがらりと変わり正直厳しいなと思っていました。ただ去年全国大会を経験し、自分たちも全国で戦えると感じてこの目標にしました。


――全国ベスト4という目標をどう捉えていますか?

小原:去年の全国大会を終えた後は、正直そんなに難しくないんじゃないかなって。準々決勝の明治学院大学戦(3-4で敗戦)も、勝てない試合じゃなかったと思っているので。だけど、4年の存在は大きかった。練習は良い雰囲気でできているけど、試合経験や個人の能力とか、去年チームより落ちるなと感じるところはある。

此本:簡単な目標ではないよね。まずは全国へ出るために九州大会を勝たないといけないし...
昨年の全国で自分たちの力も測れたけど、ライバルチームの強さも体感させられました。(北九州市立大学がインカレ代替大会で準優勝)
全国ベスト4を掲げているけど、一つ一つ勝っていった結果として、ベスト4に辿り着きたい。
去年の全国から、ベスト4は高い壁じゃないと思う人も多いかもしれないけど、まずは九州という壁を越えないといけない。

小原:僕らが入学してから、トーナメントでは一度も九州を獲れてないからね。あき(此本)も言ったように、まずは一つ一つ勝ち進むこと。

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▼幹部体制について


――次に、幹部という存在について。チーム内での幹部の立ち位置について、どう考えていますか?

此本:幹部の立ち位置は、正直言って飾り程度かなと(笑)仕事は普通の人よりは多いかもしれないけど、重荷だとは一切思ってないです。チームを良くしたい、そういう思いの人が集まったのが幹部かな。個人的には幹部として括られることで、チームの中で一目置かれる存在というか、そういうのにはなりたくない。チームをまとめる上で欠かせない存在であるのは確かだけど、自分たちもチームの一員だし、いち選手として、全員でチームを作っていきたい。

小原:周りがどう思ってるかはわからないけど、仕事を取りまとめる役割って感じかな?(笑)
去年までは特に、幹部で話し合って幹部で動いて、仕事がない人もたくさんいた。
今年は各部門に全員を配置して役割を振ったけど、まだまだ動かせていない部分も大きいし、変えないといけないと思っているところでもあるよね。

――仕事という部分が大きいんですね。

小原:現状はそうだけど、幹部はチームの柱のような存在だと思ってる。運営面ではもちろん動くけど、チームの活動やプレーでも引っ張っていける存在にならないと。自分が一番やるんだって、「あいつはあんだけ頑張ってるんだから俺もやらないと」って思わせるくらいになりたい。自分にベクトルを向けることに幹部って立場は関係ないのかもしれないけど。その中でも俺らがって感じかな。

林:選手全員がフットサルに本気で打ち込めるような環境を、自分たちが作りたいよね。

――どうして自分が幹部という立場になったと思いますか?

小原:チームの中でフットサルと、FORZAを一番好きだからだと思います。完全に小原調べだけど。(笑)
まだフットサル歴は2年だけど、しっかり夢中です。FORZAのメンバー、チームも大好きで、本当にこのチームで勝ちたい。そういうところがみんなに伝わったから、キャプテンに選ばれたんじゃないかなって思ってます。
正直自分が思い描くキャプテンって、みんなをまとめたり、褒めたり、叱ったり、コミュニケーションが上手かったり、頼られたりと、かっこいいイメージがあって。けど、自分は正直そういうキャラの人間ではないんですよね。
でも、だからどうとかは考えていなくて、自分がどこかで認められたから選んでもらったはずなので、自分が今まで大切にしてきたこととか、芯は絶対にブレないようにやっていきたいと思ってます。

此本:俺とみつきは去年幹部を経験したから、築き上げてきたことと現状の課題についてよく知ってるし、チーム全体を見て良い方向に導いてほしい、そういう期待で任せられたのかなと。
小原キャプテン、たまにはキャプテンマーク貸してね。

――幹部としてチームにどう貢献したいか

林:自分はみつきやあきひろみたいに自分の考えを伝えてチームをまとめるっていうのが正直得意じゃない。みんなもわかっていると思うけど。笑
縁の下の力持ちじゃないけど、全員が1年間同じ目標に向かって、一体感を持って活動ができるようにバランスを取るような存在でいたいです!
特に1~2年生が上級生に遠慮せずプレーできるように積極的にコミュケーションを取りにいきます。話しかけに来てくれたら嬉しいけど。笑
あとは去年のnoteにも書いたけど、自分の今年の目標が「伝える」ということだから、チームのバランスを見つつ、厳しいことや自分の思いを伝えることは忘れずにやっていきたい。

小原:おれはやっぱり熱量かな。自分の熱量をみんなに伝えていきたい。
みんなのモチベーターになれたらなって思うし、モチベーションとか楽しさを与えるきっかけになったらいいな。

此本:チームのために動ける人では常にありたい。みつきが言うようにモチベーターになるのは本当に大事だし、人が少ない練習でもどれだけ濃いものにできるか、練習以外でもどれだけチームに貢献できるか。
あまり具体的に何をして引っ張ろうという考えはまだないけど、みんなが高め合える環境を作っていきたい。

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▼長崎大学フットサル部FORZAというチームについて

――長崎大学フットサル部FORZAとは、どんなチームなのか

此本:これは自分が今年の幹部を任せられる時にめちゃくちゃ考えたことなんだけど、FORZAのメンバーで「大学生活をフットサルに捧げたい!」って、思って入って来た人はいないと思うんだよね。長崎大学に入って、少し球蹴りしたいなあ、FORZA良いじゃん!これが大半。(笑)
だから、今こんなに自分が仕事を任されてるのも、普通に考えたら凄すぎることなのかなと。
フットサルを目的に人が集まる環境なら、めちゃくちゃ強豪校になると思う。でも、長崎大学はそうじゃない。国立大学に、こんなにもフットサルに熱中できるいい環境があるなんてみんな知らないで来てるって考えると、面白いなと。

完全に自分の意思でフットサルを始めてるんですよね、皆が。入ったら意外と真剣で、めちゃくちゃ時間取られて、辞めてしまう人もいるけど、あんなにも本気になれる。
もっと練習時間を増やしたり、フットサルに没頭する時間が増えれば、格段にレベルアップすると思います。
でも背景的に、フットサルで大学に来てるわけじゃないから難しい。
じゃあどうすれば全国で勝てるのか、上手くなれるのか、それを常に考えないといけない。それを考えられるメンバーが今のFORZAにはいると思ってる。

まとめると、自分の意思でフットサルを自分の限られた時間で思いっきりやれる、そんな最高な環境がFORZAの良いところ!

小原:ありきたりだけど、仲の良さかな。
あきも言ってたけど、大学で楽しいことなんていくらでもある中で、本気でやりたいメンバーが残ってるわけだから。本気で一つの目標に向かって努力できる友達だから、より絆は深いし。
皆最初は高校サッカーあがりのフットサル初心者で、練習時間も多くないけど、上を目指せる環境にあるってのはすごいこと。フットサルが目的で入学するわけじゃないから最初は経験不足だし戸惑うけど、みんなが自分に必要なことを考えて動けるから成長幅が大きいのかなと思ったりもする。

――チームに足りないと思うところは?

林:やっぱりメンタルの強さ。それは去年の全国大会で十分思い知った。戦術や技術はどうしても関東、関西のチームと比べて劣るし、関東のチームにベスト8で負けたけど、いつも九州で競い合ってる北九州市立大学は準優勝。
本当にすごいことだと思うけど、自分たちが戦術や技術面で彼らと大きな差があるかと言われたらそうではないと思う。
絶対に勝ちたいという気持ちが足りない。北九州はどんな状況においても勝つために死にものぐるいで戦っていて、そういうところは今のFORZAに足りない。

此本:おれもそう思う。個人によってモチベーションに差がある、トップとサテライトで強度があまりにも違う。これは良くない状況だよね。結局はそれが根拠のない自信につながったりして、勝てないのかなと。
だから、長大は上手いけど強くないって言われちゃうよね。めちゃくちゃ悔しい。

小原:試合の入りとか大事な試合でいつも通りできないなと、すごく感じます。あとは練習量。他大学と比較するわけじゃないけど、週3回の練習で出来ることは限られてる。

林:だからこそ今年は、どんなに苦しくても折れないメンタルの強さをチームで持っていたい。日々の練習からバチバチやりあっていくしかないよね。

小原:全国で上位を狙う大学の練習量はもっと多いわけで、そこと戦うには練習以外の時間でどれだけ穴埋めできるか。
フットサルの動画を見る、筋トレする、走る、ボールを蹴る、とかできることはたくさんあると思う。でも実際、そこまで熱量をもって取り組めている人は少ない。もっと向き合わないと。

此本:やっぱり、どれだけフットサルに時間をかけられるかだよね。少ない練習時間でもやれることはたくさんあるし、大学は自分の時間が多いから自主練もできる。個人の意識を変えるしかないし、それを自分たちが導いていきたいですね。

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▼最後に


――最後に、チームに言いたいことを

林:正直、自分は副キャプテンとか今までやったことがなくて新体制が決まった時は不安しかなかった。今もだけど(笑)
やるからにはチームをより良い方向に導いて、まとめる存在になりたい。みんなと一緒にこの1年を通して共に成長していきたい。
そして今シーズンが終わった時に、自分が思い描く副キャプテンに少しでも近づいていたらいいなと思う。
あとは、去年の結果を超えること。チーム一丸となって超えてやりましょう!
今年こそは全国の舞台でそうたさん(監督)を胴上げします。

此本:一人一人が、なんで自分がFORZAでフットサルをしてるのか、もっと考えてほしい。
チームとして、「勝つ」しかない。こんなに自由で、ありがたい環境でフットサルができる。もっと真剣に向き合いましょう。
今シーズンの公式戦何試合かのために、全国のかかる1試合、1点差で負けてるあと数分のために、日々の練習を、生活をもっと見直そう。
先輩たちの越えられなかった壁を越えるのは俺たちです。必ず目標達成しましょう。

小原:絶対に目標を達成しよう!かな。
目標を掲げても、ずっと心に留めておかないと意味ないし。
去シーズンを振り返って、目標だった全国ベスト4をみんなで意識できたのはインカレの全国大会だけ。その時だけは、ベスト4行くぞ!ってチームでなってたと思うけど...
目的地は全員で決めたんだから、どの試合もどの練習も、その目標を達成するための過程だと思ってやらないといけない。
九州リーグはもちろん一部に昇格したいけど。笑
今年は口うるさく目標を口にしていく。全国ベスト4っていう目標を達成するために、自分自身の課題、チームの課題を見つけながら、頑張っていこう!もちろん、フットサルを楽しみながら。

Vamos FORZA!!!

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#10 小原 光稀
学年:3年
学部:多文化社会学部
出身地 / 出身高校:広島県 / 四国学院大学香川西高等学校

#16 此本 暁公
学年:3年
学部:工学部
出身地 / 出身高校:大分県 / 大分県立大分上野丘高等学校

#17 林 健太
学年:3年
学部:工学部
出身地 / 出身高校:福岡県 / 福岡県立小倉高等学校

インタビュアー:広報担当 土田 真平


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