ACC ヤングコンペに向けて#FOR YOU NIGHT2
こんにちは! FOR YOU PRチームです。
8月24日に第2回目となるFOR YOU NIGHTを開催いたしました。
このイベントは毎回ゲストを招き、広告関連のテーマやコンペへのアプローチ方法などを学ぶための会です。
第1回FOR YOU NIGHTのイベントレポはこちら
第2回は「ACCヤングコンペに向けて」と題し、8月28日から9月1日までU30の若い世代からアイデアを募集していたACC YOUNG CREATIVITY COMPETITIONに向けた勉強会(社内限定)を開催いたしました。
ゲストは第1回のグランプリ受賞者である、株式会社電通の塚田航平さん。
今回もダイジェストにて当日の様子をレポーティングいたします。
「コンペ」は絶対ではない
ACC Young Competition、Young Lions、販促コンペなど数々の賞を受賞されている塚田さん。まず、冒頭では意外にも「コンペへの参加は絶対ではない」というコンペについての自身の考えをお話しいただきました。
「業務を疎かにして取り組むことでもない。コンペが人生を変えることは正直そんなにない。」
しかし、塚田さんはコンペに挑戦して良かったと感じているそうです。
「仕事で使う筋肉が鍛えられる。しかも、“早く”鍛えられる。」
さらには
「結果を出すと自信がついて、先輩と仕事する上でちょっとした“お守り”になる。お守りはある日突然降ってこないので、自らお守りを獲りに行ってみるのも悪くない。」
コンペは必ずしも参加しなくても良いものだが、それゆえに参加する価値があることを、まず最初に教えてくださいました。
日記ベースで振り返る
では、具体的にどう挑戦していったら良いのか・・・ 。
第1回「ACC YOUNG CREATIVITY COMPETITION」に挑戦し見事グランプリとなった「ダイぱーシティOMUTSU」という企画が世に生まれるまでの思考プロセスの「手順」を教えていただきました。
予選期と決勝期に分け、締切りまでの時間の使い方やプランを整理する際のステップ、パートナーである博報堂の久古さんとの会話、アイデアをブラッシュアップするための工程など、実際の企画書を交えて紹介いただきました。
塚田さんが参加したのは第1回のコンペであったため、勝ち筋を考えるうえで、とにかくオリエンが最重要であると認識。
提案を受け入れてくれやすい文脈を見つけるためにブリーフィングを精読し、求められているヒントを探したそうです。
また、デスクリサーチでは、他のチームとの差別化を念頭に考えていました。
テーマである渋谷を実際に訪れたり、先輩や学生時代のバイト先の先輩にヒアリングを行い、企画の考え方や課題の捉え方など初歩の部分をディスカッションしたりとアイデアを膨らませる行動をしてきたそうです。
その後のステップとしては、出てきたアイデアを取捨選択し、否定できない「世の中における不条理」と真摯に向き合うことで最終的に「メッセージ付きおむつ」の提案にたどり着き、プレゼン資料に落とし込んでいきました。
最終的には締切の5時間前に提出完了できたということで、
ギリギリまで社会の問題・課題と向き合い続けたことが伝わってきました。
アイデアの出し方のコツ
最後に、塚田さんからアイデアの出し方のコツをいくつか紹介頂いています。
コンペでは、審査員は何百ものタイトルを見て、詳しく読むかどうかを決めていきます。
当たり前ですが“被ったら死ぬ”というぐらいの気持ちで、いかに人と異なるアイデアを考えられるかが大切です。
クライアントが怒ることを最初に考えてみたり、大学生のビジコンで思いつきそうなアイデアを一通り出してみたり、「問題の部分」「課題設定の部分」「アイデアの部分」のどこを起点に始めるかを考えても良いとアドバイスを頂きました。
コンペの経験を通して「なんかいけるんじゃないか」と、少しの自信が生まれた。
最後に
自分の意思で動いて、身につけられる。コンペはきっと社会人になってからは稀有な体験になるはずなので、まずは挑戦してみると良いんじゃないかとお話いただきました。
編集後記
この講義を受けたのは、ACCヤングコンペの締切一週間前でした。
そして、記事を書いている本日は締切の前々日となっています。
日々の業務でも精一杯な新卒約1年目の私ですが、なんとか提出だけはしようと絶賛挑戦中です。
コンペの参加は誰からも強制されていないですし、業務ではありません。
でも、だからこそ本気になれる業界の風潮が好きですし、本気になっている私自身も好きです。
今はまだ提出できるかどうか不安ですが、きっとこのnoteが公開される頃には充実感と達成感で満たされた気持ちでいるでしょう。
次回の勉強会もFOR YOU公式ツイッターからお知らせいたします。
今回参加できなかった方も、ぜひ気軽に勉強会に参加してみてくださいね。
お待ちしております!
(ライター:三田)