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親友が天国に、思い出を振り返る

2022年11月10日、大学の親友が急死した。
血液の難病が死因、先月まで元気だっただけに正直今も受け止めきれない。
けど、いつまでも落ち込んでいても駄目だ。
きっと天国の彼も悲しむだろう。
だから、ここに出会いからその思い出を残そうと思う。


出会いはふとした瞬間、お昼休みの売店で

「クラス一緒だよね?ガム食べる?」

大学1年の4月、なかなかクラスに馴染めずにいた自分。
その男は突然この言葉をかけてきてくれた。
「ありがとう」と言って受け取ったガムは
ロッテのクールミント味だったと思う。


それをきっかけに、サッカーや音楽の話で盛り上がり
気付けば最も大学で親しい友人となっていた。


この出来事がなければ、自分の大学生活は
本当につまらないものになっていただろう。


大学でも大学の外でもたくさん一緒に過ごした

その後の授業の選択でも、
ほとんどの授業を一緒にして、どこかしらで必ず会うようにしていた。
2限が終わった後は一緒にランチ。色々な話をしたな。


「Coccoって知ってる?この歌すごくいいんだよ」
と言って教えてくれたのがこの歌。



水上のスキー場へ行ったり、互いのバイト先に行ったり
しょっちゅうファミレスで飯を食ったり、
手が痛くなるまでウィニングイレブンやったり
卒業旅行に沖縄へ行ったり、
本当にたくさんの時間を過ごしたわけで。


社会人になってからも度々会っていた

さすがに大学卒業後は会う数こそ減少したが、
それでも休みの日に埼スタ行ってレッズの試合を観戦した。
なかでも福田正博選手の引退試合は思い出深いな。



マイナーな駅に下車して韓国料理を食べたり、
友人の舞台に見に行こうって飯田橋の劇場に行ったり、
自分が結婚したときも喜んで式に来てくれたし、
その後逆に彼が結婚するときも式に呼んでくれて
本当に幸せそうだった姿が忘れられない。



結婚後に人形町で友人が店長していた
居酒屋で会ったのが最後になった。


唯一悔やまれるのが4人で会えなかったこと

毎年年賀状もくれていたんだけど、
いつもひらじ、まつ、さくとまた4人で会って語り合いたいねというメッセージをくれていた。


この4人とは水上のスキー場や卒業旅行にも行ったメンバーだ。
先日1名(まつ)が急遽コロナ感染でこられなくなったが、
さくとは会うことができ、色々な話をしていくなかで
4人で会えなかったことをすごく悔やんだ。


ただ、時間は戻ってこない。悔やんだったもう後の祭り。
だから、これから会いたいと思った人とは会おう。
人生いつどうなるか分からないから、
これは彼が教えてくれたことだって。


彼の分まで自分は生きてやる

さすがにここには書けないけど、
自分のなかで苦しいことが最近あって、それは今も解決していない。


変な言い方、もう自分なんかいなくなればって思ったりもした。
けど、彼の死に直面したときにそのような考えは捨てなければならないと強く感じた。


なぜなら、彼にも小さな子供がおり、その成長を見届けたかっただろうし
一時期は保育士になろうとしていたくらい、子供が大好きだったので
孫だって見たかったはず。


サッカーだってカタールワールドカップを相当楽しみにしていたに違いない。


生きたくても生きられなかった彼の無念な気持ちを思ったら
今の自分のことなんか、何て小さいことか。
そう思えるようになった。


生前、自分はたくさんの相談を彼にしてたくさんのアドバイスをもらった。
これは彼なりのメッセージなのだと思い、今を生きていこうと思う。
彼の分まで生きて生きて生きまくってやる。


ただ最後に言いたいこと。いくら何でも早すぎるよ。。
自分もいつかはそっちに行くから、そのときに必ず会おうね。







WEBディレクター5年、WEBプロデューサー3年、WEBアドバイザー(コンサル)3年を経て、現在は自社部門のWEBマスターをしながら、デザイン、ブランディング、動画編集スキルなどを勉強中のゼネラリスト。