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今年もひっそり豆をまいた

今日は節分。

暦の上では、明日からはもう春ですが、実際は一番寒さが厳しい時期でもあり油断はなりません。

我が家では子供がいなくなった今でも、節分には相変わらず豆まきをしています。

さすがにご近所でもいまどき豆まきをしているお宅は見当たらず、小さな声でひっそりと豆をまいています。

気は心、です。

我が家の豆まきの掛け声は、ちょっと変わっています。

「鬼は~外、鬼は~外。福は~内、福は~内」
「ごもっとも、ごもっとも!」

子供のころからずっとこの掛け声だったのですが、おそらく戦争中に母が疎開した先の習慣ではないかと思います。

というのも、学生時代の友達はみんな「鬼は外、福は内」だったからです。

本当は「鬼は~外、鬼は~外。福は~内、福は~内」と「ごもっとも、ごもっとも」という人は別々なのですが、今年も一人で二役こなしました。

豆まきの後は歳の数だけちゃんとお豆を食べました。

昨夜から喉が痛く風邪気味の私は、大豆に口の中の水分を全部吸い取られ、食べながらむせました。笑

お茶を飲みながら食べたので、おなかの中で膨れたかもしれません。

猫さまも邪気払い。

ねこさまのお豆はこちら。

今年一年、ふたりとも健康で過ごせますように。

って、風邪気味の私が言うか。笑

さて、卒業後初めて勤めた会社では、節分には会社の入り口のドアの上に柊鰯(ひいらぎいわし)を飾っていました。

家でも豆まきしかしたことがなく、私はこのとき、はじめて柊鰯というものを知りました。

柊鰯とは、そのままズバリ、葉のついた柊の枝に焼いた鰯の頭を刺したものです。

鬼の嫌いな臭いの鰯と、棘のある柊の葉で鬼の目を刺し、邪気の象徴である鬼が家の中に入ってこないようにという魔除けのために飾るものだそうです。

初めてこれを職場で見た時は驚きましたが、経営者というのは意外にも縁起をかつぐ人が多いことを、その後、様々な会社を渡り歩いて知りました。

柊鰯を飾る会社の社長室には神棚もありました。

30代後半の時に勤めていた会社の会長は、毎月、方位学(占い師?)の先生に何かを相談に行っていました。

節分の話からそれてしまいましたが、4~5歳くらいの頃に電車で一駅隣にあるお寺で豆まきがあり、祖母と一緒に行ったことがあります。

記憶に残っているのは、大勢の人と飛んできた豆。

私は飛んできた豆を手にしたのに、投げ返してしまいました。

あとで祖母に投げてはだめだったと言われましたが、そんなこと先に言ってよと思ったこと、そして投げ返してしまったことをすごく後悔したことを覚えています。

ともあれ今年も無事に節分の行事を執り行うことができました。

猫さまが我が家に来る前は、この後お雛様を飾るという大仕事が待っていましたが、猫さまが来てからはお雛様を出していません。

娘が嫁に行かないのはそのせいでしょうか。笑

今年は出してみようかと、先日出す場所を検討しましたが、お雛様は1階のリビングのクローゼットにしまってありますが、現在リビングは猫さま部屋となっているため無理です。

唯一出せる場所は2階の和室だけですが、5段飾りを運ぶのは無理なので今年も諦めました。

飾るよりしまう方がずっと大変なので、しまうことを考えたらやる気がうせてしまいました。

今年も防虫剤を入れるためだけに箱を開けることになりそうです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

あっという間に1ヶ月が経ってしまいましたが、春が近づいてくるのは嬉しいですね。

インフルエンザが流行しているようです。

まだまだ寒い日が続きますので、お体に気を付けてお過ごし下さい。

平和でよい一日となりますように。


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