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ハリウッドゴシップと1920年代の香り

台風19号に被災された皆さまには慎んでお見舞い申し上げます。
私は本当に全くと言っていいほど被害はありません。
ご心配くださった皆さま、有り難うございます。

さて、台風が過ぎ去りすっかり秋になりましたが、先日は雪組公演「ハリウッドゴシップ」を観劇して参りました。

1920年代のハリウッド

華やかな映画界を舞台にしたお話はスキャンダラスでスリリング。
そして、何より美しく。
フィナーレは思わず声が出そうになるほど素敵でした。

これから梅田での公演もありますので、ネタバレしないように詳細は控えておきますね!

FORTINBRASのtwitterアカウントは宝塚歌劇をお好きなフォロワーさんも多いので、宝塚を観劇したら何かしらひとつnoteの記事をアップしようと思っていますが、毎回似合う香り提案ばかりでも面白くないので…

今回は、「ハリウッドゴシップ」の舞台である1920年代をテーマに香りをご紹介したいと思います。

1920年代といえば、シャネルのNo.5

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数字がふられて並んだ香水サンプルの中から、ココ・シャネルは5番目のものを選びました。
幼い頃から「5」という数字に不思議な縁を感じていた彼女は、そのままNo.5と名付け、シャネル初めての香水を販売しました。
腕一杯の花束を抱えているかのようなシャネルのNo.5ですが、バラやジャスミンのフローラルな香りを更に引き立てているのが、合成香料であるアルデヒド。
No.5を生み出した調香師エルネスト・ボーはこの合成香料アルデヒドの開発に成功したのでした。
アルデヒド単体では、体臭のような、余りいい香りとは言い難いのですが、他の香料と組み合わせることで美しい香りになります。

ランバンのアルページュ

アルページュ

1927年にジャンヌ・ランバンが娘マルグリットの為に作らせた香水がアルページュです。
バラ、ジャスミン、アイリスなどの花々をふんだんに使用したエレガントな香りで、シャネルのNo.5やエルメスのカルーシュと並び世界三大名香と呼ばれています。
ボトルに描かれているのはランバンと娘マルグリットで、シックな黒色なのにどこかほっとする可愛らしさも感じられますね。

ペンハリガンのジュニパースリング

ジュニパースリング

2011年に誕生した香水ですが、こちらの香りは「黄金の1920年代へのオマージュとして当時のロンドンを象徴する最もムーディーなお酒、ドライ・ジンに着想を得た遊び心あふれるフレグランス」とのこと。
ジュニパーベリーのフレッシュさと、ジンのスッキリさが調和して爽やかな香りとほのかな甘さで包み込んでくれます。

いかがでしたか?

1920年代、特にアメリカにおいては「狂騒の時代」とも呼ばれ、様々な技術や文化の発展をもたらした大きな変化の時代でした。
その1920年代の終わりが、「ハリウッドゴシップ」という作品の中でもとても大きな転換点として描かれています。

ご紹介した、1920年代の香りをまとって「ハリウッドゴシップ」を観れば、気持ちは映画スターになれる…かも!?

では、また!!

サポートいただいた金額は新たな香料の購入など、今後も幅広い香りを生み出す為に活用させていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。