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チームのブレない軸づくり❗️

みなさんこんにちは。


チームビルディンングファシリテーターのOmiです。


この記事では

「チームのブレない軸づくり!」

と題して、

チーム活動でブレない軸をつくっていく上で、これだけはおさえておくべき!ということについて2つご紹介していきます。


【Ⅰ】はチーム始動時!
以前記事でも書いたタックマン理論でいう形成期に重要となること。
【Ⅱ】はチームの意思決定をするとき!
タックマン理論でいうと混乱期を乗り切るための考え方としてや、通年通してチームの決め事をするときに重要となること。

になります。


この2つを抑えておくことで「チームを支える軸」ができるのです!!


ぜひ、最後までお付き合いください。


※僕自身の活動が、小~大学生のサッカーチームを中心にスポーツチームのチームビルディング活動に関わっているため、そこを対象として書いてあります。




【Ⅰ】目的と目標の設定


まずは、基本中の基本でもある目的と目標の設定についてです。


目的と目標は、チームとしてなくてはならないものです。


なければチームとは呼べません。


目的(最終的なチームのGOAL)
目標(目的達成するためのスモールステップ)


があることで、1人1人の思考や行動のベクトルが揃い、モチベーションうを高く維持してチームが前進していくことができます。


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まずは、

「目的」

についてです。


チームとして目指すGOALです。


当然、チーム始動時はお互いの技能や思考のレベルなんてわからないし、チームレベルもわかっていません。


そんな中で目的が決まるのか?

と思われる方もいると思います。


はい。決まります。


目的は【熱量の大きさ】と【自己認識】のバランス

が大切だと思います。


目的を決めるときの傾向として、


熱量が大きいと自然と夢物語的な大きな目的が設定される。


対して、「俺は今このレベルにいる。」という自己認識の割合が大きいと現実的なより手に届きそうな目的が設定される。


ということです。


どちらが良いとか悪いとかではありません。


しかし私は


チーム始動時は夢物語的な大きな目的の設定!!


がよいと考えています。


なぜなら、


そもそもなぜ夢物語かというとその時点では目標が設定されていないからです。現在地と目的地はあるがルート(中間地点)がない状態なのです。


目的までの過程が見えないからで夢物語なのであって、目的を決めた後に目標を設定していくことで夢物語ではなくなってくる可能性が大いにあるのです。


なので、


ある程度熱量を優先して大きな目的を設定することをおすすめします!!




次に、

「目標」

についてです。


目標は目的を達成するためのスモールステップ(中間地点)になるので、なくてはならないものです。


目標がなければ、何をどう高めていくべきなのか、今やっていることは正しいのか、などチームとして目的に向かって前進できているのかわからなくなってしまう恐れがあります。


また、目的は1度決定したら変更するということはほとんどありませんが、目標はチームの実態に応じて修正していくことも有効になります。


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青い目標は、決めておいた目標がチームにとって困難な場合にさらにもう1ステップ入れて具体的にすることで乗り越えられるようにする。

赤い目標は、決めておいた目標がチームにとって簡単な場合に次のステップと組み合わせたり、質を上げたりして目標達成を目指す。


というように修正するのです。


こうすることで途中でのつまずきをなくし、効率よくチームが前進していくことに繋がります。


なので、


目的と目標はチームにとって非常に重要であり、チームとしてのベクトルが決まるので、目的と目標の設定=チーム始動と言ってもいいでしょう。




【Ⅱ】チームの選択基準と優先順位


2つ目は、チームの選択基準と優先順位についてです。


【Ⅰ】で説明したように、目的が決まると達成のために目標を立てます。目的や目標が設定されることでチームのベクトルが定まります。


チームのベクトルが決まっても、個々のベクトルがチームのベクトルと同じ方向を向いていなければ前進する力は弱くなってしまいます。


逆に言えば、チームのベクトルと個々のベクトルが一致したときには非常に大きな力をもって前進することができます。


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では、どのようにチームのベクトルに個々のベクトルを合わせていくのか。


そのために大切なのがチームの優先順位を決めておくことです。


これ、
重要です!


《チームとして選択基準と優先順位が決まっていないと…》

どうなるかというと、個々で意見を出し合えば当然十人十色なので、ベクトルの向きは揃いません。


それなのに多数決やリーダーの意向でチームの意思決定がされてしまえば、反感が生まれたり、誰かにその反感が向けられてしまったりしかねません。


かといって、時間をかけて全員で話し合って個々の考えを一致させるのは、チームに人数が多いほど難しくなるでしょう。


仮に一致しても、誰か妥協していたり、自分の考えを押し殺したりしているのであればそれはベクトルを揃えたことにはなりません。


ベクトルの向きを変えたというより、ベクトルを消し、ただいるだけになってしまいます。


これでは意味がないですよね。


《チームとして選択基準と優先順位が決まっていると!!》


チームの意思決定をするときに、


「俺はこう思うから○○○だ。」と個の考えではなく

「チームは□□□が最優先だから○○○だ。」とチームの考えとして物事を見るようになります。


チームの全員がチームの選択基準・優先順位をもとに考えれば意見の食い違いも少なくなり、決まった時の納得感も大きくなります。


そうすることでチームのベクトルと個々のベクトルが揃い、大きな前進に繋がるのです。


例を挙げると…
リーグ戦、残り1試合。次の試合を引き分け以上で1位通過、負ければ2位通過で決勝トーナメント進出。しかし、次の対戦チームは
1位通過すると未だ勝ったことのない格上のチーム
2位通過すると未だ負けたことのない格下のチーム


さぁ、どうするか。


こうなった時に、チームとして選択基準・優先順位がなければチーム内で意見は分かれてしまうでしょう。


そうするとチームの士気がガクッと落ちてしまいかねません。


ここで、

選択基準①:優勝すること・1つでも高い順位を目指すこと←優先順位1
選択基準②:自分たちらしいサッカーをする←優先順位2

とチームとして事前に自分たちで決めていたことがあったらどうでしょう。


この場合なら、確実に勝てる可能性が大きい選択をするのではないでしょうか。


個人で思うことはあるかもしれませんが、チームで決めたことということもあり割り切って心の切り替えをできるようになりますし、反感も生まれにくくなります。


あくまで一例です。


チームとしての選択基準と優先順位

つまり、

チームの軸がしっかりあることでベクトルが揃った状態を維持したまま、前進できるようになるのです。



最後にまとめると
☆目的(最終的なチームのGOAL)
☆目標(目的達成するためのスモールステップ)
をしっかり設定する。
☆チームの選択基準と優先順位
を決める。


これでチームの軸はかなり強くなります!!
そして個々のベクトルも同じ方向を向き、チームは大きな力をもって前進していくことができます!


ぜひ、新チーム始動に向けて生かしていただければ幸いです。


宣伝になりますが、僕自身もチームビルディングファシリテーター(アドバイザー)として活動しています。



基本的にボランティアという形でお手伝いさせていただいております。


気になる方はご相談ください。


それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。


次回も有益な情報をお届けできたらと思いますので、よろしくお願いします!

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