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意外と知らないミイラの不思議(1) 導入・南米編

皆さんこんにちはForte×Pythonのタケハナです!

今日は皆さんにミイラについて話していきたいと思います

なんでいきなりミイラについて話すのかというと・・・・・

上野の国立科学博物館で『特別展ミイラ 「永遠の命」を求めて』が開催されていて自分もいってみて、ミイラについて少しでも皆さんに伝えていきたいと思ったからです✨

下のリンクでミイラ展についての情報があるので興味がある方は見てみてください

時事ネタにもなるので行ってみて損は全然ないと思います✨

ではミイラについて皆さんにお伝えしていきましょう!!

ミイラと言われて最初に想像するのは古代エジプトのミイラだと思います

ファラオ

ではミイラとはそもそも何でしょうか?

ミイラとは

ミイラは人為的な加工又は自然条件によって乾燥され、長い年月その生物の原形をとどめている死体のことです。水分が抜けて枯れているように見えることから「枯骸」と呼ばれることもあります

ミイラは世界各地で様々な形で存在しており、その存在理由も文明ごとによって違いが出ています

もちろん、日本にもミイラは存在しており、それについては後の記事で説明していきたいと思います

世界最古のミイラ

実は世界最古のミイラは古代エジプトで作られたものではないのです

私もミイラ展を見るまで古代エジプトかと思っていたの驚きました笑

では世界最古のミイラはどこで作られたのでしょう?

現在の南米のチリに位置するところでチンチョロ人が約7000年ほど前から始めたとされています。ちなみにエジプトは約5000年ほど前に初めてミイラを作り始めているのでチンチョロ人はさらに古いことが分かります

チンチョロ人は仲間の死体の臓器や脳などをすべて取り除き空洞になったところに藁などを詰め込み、顔や頭部をマスクで覆うことでミイラを作成してました

ミイラにしていたのは死んだチンチョロ人全員であり、エジプトとの違うところの一つとなっています

目的

具体的には分かっていないが生贄や亡き人を側に残しておきたいなど様々な説があります

「遺体を保存し、生きている者と扱い、敬う」

という先祖崇拝の一つと考えるのが自然かもしれません

昔になればなるほどその文化について知れる手掛かりが少ないので憶測の部分などがふえてしまいますね


次に南米のミイラについてです(上のミイラも南米ですが笑)

南米のミイラ

・インカ帝国

マチュピチュで有名なインカ帝国ですが、インカ帝国はミイラ信仰を取り入れた文明であります

目的

皇帝の権威の象徴神への生贄などです

インカミイラ1

上の画像は1999年にアンデス山脈で発見された15歳の少女のミイラです

500年もアンデス山脈で放置されていたにも関わらず、心臓や肺に血液が残っていたそうです

やはりアンデスの山という極寒の地のため保存状態が良かったといえるそうです

なぜアンデスの山にこのミイラがあるかというと神への生贄のためにこの少女とほかに二人が選ばれたためです

少女たちは死への恐怖を和らげるためにコカの葉(現在でいう麻薬のようなもの)を食べさせられて死んでいったことが分かっています

古代の信仰は現在ではなかなか受け止めにくいものがあり、この少女たちの命の尊さが思い知らされます

・チャチャポヤス地方

チャチャポヤス地方はペルー北部の高地に位置する地方でここで作成されていたミイラが次のミイラです

ミイラ2


どこがミイラだと思うかもしれませんがこのミイラの特徴はミイラに防腐効果のある処置を施し、何枚かの布で包み、装飾を施すものです

中のミイラは体育座りのような姿勢で包まれています

この宗教的な習慣を「マルキ」と言います

目的

死んだ人物の子孫や親族、血族を守護する存在とするため

そのためマルキとなった先祖を祭るための祭りなども開かれたそうです

レイメバンバの博物館には、近郊のコンドル湖の湖畔から見つかった200体以上ものミイラ包みが収めており、見学することができます

個人的には好きなミイラの1つです笑

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今日はここまでにしたいと思います

今日の話で少しはミイラについての理解が深まったでしょうか?

冒頭に紹介した『特別展ミイラ 「永遠の命」を求めて』ではたくさんのミイラが展示されており、見たい方には絶好のチャンスとなっています✨

多種多様なミイラがそれぞれの不思議な世界に連れて行ってくれます

各文明によってミイラに対する考えが違っており、その違いを知ることも面白いと思うので次回は意外と知らないミイラの不思議!(2)エジプト編について話していきたいと思います

最後までお読みいただきありがとうございました✨




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