美術界の巨匠ゴッホ
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皆さんこんばんはForte×Pythonのタケハナです!
今日は題名に書いてある通り、ゴッホについて話していきたいと思います
前回バスキアについて書いていて有名画家について色々考えていたところ、ふと5,6年前ほど前に広島で開かれていたゴッホ展を思い出して皆さんにゴッホについて知ってもらいたくて書こうと思いました
私自身は美術についてあまり詳しくありませんが、この記事を通して自分なりに美術の良さが分かればいいと思っています
バスキアについてよくわからない方は下に記事のリンクを貼っとくので時間があったら、見てみてください
ゴッホ(1853年3月30日 - 1890年7月29日)
正式名称はフィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホと言います
ゴッホは19世紀後半にオランダで生まれ、ヨーロッパを渡り歩き19世紀以降の美術に大きな影響を与えていきました
幼少期
彼は幼少期のころに父の誕生日に書いた「農場の家と納屋」という絵をかいていたり、学校の画家の先生に教えてもらっていたりしていました。しかし、このころから画家を目指していたわけではありませんでした。
~画家になることを決意するまで
20代前半では画商グーピル商会のハーグ支店、ロンドン支店、パリ本店と渡、美術に少しだけ関与していました
彼は絵に興味があっても実際に絵を描くことを本格的に決めたのは意外にも1880年ごろと20代後半になってからのようです
私が思っていたよりも遅かったので少し驚いています笑
そのとき彼は、「しかしまさにこの貧窮の中で、僕は力が戻ってくるのを感じ、ここから立ち直るのだ、くじけて置いていた鉛筆をとり直し、絵に戻るのだと自分に言い聞かせた。」と彼の手紙に書いています
オランダ時代(1881~1886)
その後彼はブリュッセル、ハーグと歩きわたり、オランダ写実主義のモーヴの下で画家の技術を上げていきました。モーヴとの出会いが彼の画家としての基礎を築いたといっても過言ではありません
しかし、ゴッホはモデルを使って人物画の作成に対するモーヴとその仲間との確執が起こると彼の友人関係は崩壊してしまいました
そうした中で次第に風景画を描くようになり母親や赤ちゃん、老人などを題材にした作品が増えていきました
そして、1885年にゴッホの最初の本格的作品と言われる「ジャガイモを食べる人々」が完成しました。モネなどの明るい印象派の作品とは対照的に暗いのが特徴の一つとなっています
パリ時代(1886~1887)
ゴッホはラッセルと友好関係を持つようになりました
また、当時のパリでは歌川広重ら日本画家の作品が多く出回っており、のちのゴッホの作品に大きく影響を与えていきました
もちろんパリにいた二年間でも「タンギー爺さん」といった多くの作品を生み出しました
アルル時代(1886~1889)
アルルではアルルの風景やゴッホが暮らしていた部屋を題材とした作品が多く生まれました。ここで生まれた作品には「アルルの跳ね橋」「日没の種をまく人」「ひまわり」「アルルの寝室」といったゴッホの代表作が出てきます。アルルでの作品は明るいものが多く、ゴッホの写実的な作品にどこか懐かしい風景が思い出されます
ひまわり
アルルの寝室
その後、ゴーギャンとの共同生活が始まるなど、アルルでの生活はゴッホの人生においても大きな経験になったといえます
しかし、ゴーギャンとの生活も終わり、ゴッホは自ら左耳を切り落とすという奇妙な行動に出ます。これについては詳しいことは何もわかっていません
晩年(1889~1890)
サンレミ
ゴッホはこのころになると精神的な病気などによりアルルから少し離れたサンレミという町の療養所に入所することになりました
ゴッホは自由で自発的デッサンによって田舎の自然の純粋な姿を表出しようとするようになり、風景を細かく描写する従来の作品とは異なる抽象的な作品を生み出すようになりました
その代表作が「星月夜」「二本の糸杉」「糸杉と星の見える道」です
これらの作品は写実主義であったゴッホにしては珍しくこの世の風景としては見られない幻想的な作品となっています
糸杉と星の見える道
オーヴェルシュルオワーズ
オーヴェルシュルオワーズはパリの近くにある農村です。そして、ここでゴッホは銃によるけがをし、その二日後に亡くなりました
なぜ、彼が銃弾を受けたのかなどはよくわかっていませんがゴッホの晩年の精神はいいとは言えなかったので、自分で撃ったのかもしれません
ゴッホはとても有名な画家として世界に名をはせていますが、その人生は壮絶なものだったといえます
まとめ
ゴッホの作品は初期と晩年で違いが出てきていたり、他の画家の特徴を取り入れたりととてもバラエティー豊かと言えます
ゴッホ展については5,6年前に行ったので記憶としては鮮明ではありませんが、ゴッホについて自分が今まで知らなかった作品に多く触れることができたと思っています
ゴッホの作品を見たとき、マイナーな風景画作品でさえも私たちに当時の風景を伝えてくるとともにゴッホがみていた景色について理解を深めることができました
「二本の糸杉」などのゴッホの代表作ともいえる作品はゴッホには珍しい抽象的な作品だったのでその珍しさにとても驚かされた記憶があります
現在、東京の上野でゴッホ展が開かれているので私も機会があったら、もう一度訪れたいと思います
皆さんも時間があったら貴重な体験ができるので是非見てみてください!!
最後までお読みいただきありがとうございました
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