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【社員インタビュー】新卒3年目でマネージャーに。「日本の未来から逃げない」と決めた石井の野心

フォースタートアップスのシニアヒューマンキャピタリストであり、マネージャーを務める石井 優紀子。現在、新卒4年目ながら、性別や年次に関係なく活躍できるフォースタートアップスの成長環境を体現するかのような、若手の注目株でもあります。

フォースタートアップスのミッション「(共に)進化の中心へ」に強く共感する彼女も、まさに進化する存在です。日々を振り返りながら、フォースタートアップスで働く環境がもたらす影響を聞きました。


意志と行動が、ダイレクトに結果へつながる

──最近の「1日のスケジュール」を教えていただけますか?

私はいま、シニアヒューマンキャピタリスト兼マネジャーとして活動しています。プレイヤーとして転職支援が6〜7割、マネジャーとして3〜4割という配分でしょうか。

ある1日を挙げれば、起業家の方を招いた90分の勉強会に始まり、その後は クライアント企業や社内とのミーティング、転職候補者とのヒアリングなどを約1時間ずつ。それからメール返信などのタスクや1on1などのマネジメント業務もありますね。夜は、クライアント企業との会食や自社の採用会食、社内で自ら立ち上げた「映画部」などの活動に充てています。

──日々、あらゆる業務で柔軟に動かれていますね。

あえて分業していないのもあり、全ての業務で課題解決能力が問われます。自分の意志と行動がダイレクトに結果へつながるともいえます。

ヒューマンキャピタリストの仕事のスタートは、サーチ(クライアント企業のニーズにマッチした人材を探し出すこと)をして、転職候補者とお会いすることです。SaaS企業になぞらえるなら、自分自身でマーケティング、インサイドセールス、カスタマーサクセスまで一気通貫で動いているイメージ。だからこそ、どんなスタートアップが世の中に存在していて、中でもどんな企業は成長性が高くて、どんな人材が企業をさらに成長させるのか、ということを学ぶ時間がなければ、成果に繋げられません。

フォースタートアップスは特に初期教育の時間をしっかり取ってくれました。スタートアップの歴史に始まり、業界知識や各スタートアップ企業のコアコンピタンス(他社に真似できない要素・競争優位の源泉)を学び、自社の介在価値を言語化して先輩に壁打ちをしてもらったり、スタートアップ企業への取材に同行するなどして、実際にそこで働いていらっしゃる方から学び、また考えを深めていく……そういった機会を多く持てました。他の企業で、ここまでスタートアップに向き合い学べる環境を、私は聞いたことはありません。

──ヒューマンキャピタリストとして、印象深い転職支援はありますか?

同世代コミュニティで知り合った尊敬する友人です。2人でモーニングをした時に、働く環境が人生観に与える影響や、人との向き合い方など、私の仕事観について話をしたら、とても共感してくれたんです。数ヶ月後に「転職したい」と連絡があり、私が支援を務めることになりました。対話を重ねていくうちに、「人生のミッションとの重なりと、一緒に働く仲間」という、本人のキャリア選択において大切な軸が明確になっていき、相思相愛のスタートアップへ進むことができました。

関わり続けるうちに、私自身も「本当に自信を持って勧められる企業か」を見極め、熟慮しながら向き合えるようになったと思います。スタートアップ転職は条件面で選んでもうまくいきません。可能性は大きくとも不安定さもあり、ハードシングスはつきものです。そうなった時こそ「なぜここで働くのか」が、本人の「大切にしている軸」と合致していなければ、再起は望みにくい。

ハードシングスを共に乗り越えられる組織こそ企業の強さで、そういうメンバーが後の経営陣になり、キャリアが拓けていきます。企業ごとのミッションやビジョン、経営メンバー、手掛ける事業といった、個社ごとの特徴や強みを理解したうえで、転職候補者にご紹介することの大切さを、痛感する日々です。

日本を進化させる最大のインパクトが出せる仕事

──ご自身が、フォースタートアップスのミッション・ビジョン・バリューで強く共感されているものを挙げるとすれば?

ミッションである「(共に)進化の中心へ」に強く共感しています。日本を進化させるためには様々な手段がありますよね。例えば、NPOなどで社会課題の解決に取り組むこともできる。でも、フォースタートアップスでは「中心」から取り組む、変えていくというのが大切なんです。

その中心は、進化に本気で取り組む人たちがいる場所であり、お金が集まっているところであり、国策として注目されるところでもあります。つまり、スタートアップです。この業界の中心で、進化の流れを正しく理解し、発信し、啓蒙し続けること。それが日本を進化させる最大のインパクトにつながると信じています。

人の考えはそれほど簡単に変わらないものです。私たちの仕事は、経験も実績も豊富なビジネスパーソンである転職候補者に対して、まだ知名度がそれほど高くはない企業へ「あなたが行くべき理由」を伝える、スタートアップへ誘うことです。スタートアップに共感していただけない方もいますし、自分ではまだ世の中を変えられないと悔しい思いをすることもある。だからこそ地道さも大切な要素です。

──壮大なミッションを、具体的な行動へ落とし込むことの大切さを感じます。

クライアント企業の魅力を様々な角度から理解し、ヒューマンキャピタリストにも、候補者にもわかりやすく伝えることが重要です。これまでリファラルでしか採用したことがないアーリー企業の場合は、採用機能を一緒に立ち上げるイメージで、選考フローを見直したり、アトラクト方法(その企業の魅力を伝え、一人ひとりの入社意向を高める働きかけ)を考えたりもします。

スタートアップの状況は常に変化しているので、臨機応変に動ける力が必要不可欠です。市況の変化など、どんな厳しい状況においても、ものごとを前向きに捉え、自身の介在価値を発揮できる人が、ヒューマンキャピタリストに向いているでしょう。

新卒3年目で上場企業のマネージャー。ここは「自分を鼓舞する抜群の環境」

──入社3年目でマネージャーに抜擢されました。自社の成長環境について、どう捉えていますか。

もちろん、最初はうまくいかないことだらけでした。特に入社当初は、ヒューマンキャピタリストやビジネスパーソンとしての基礎固めの意味でも、自分自身と向き合う時間が多かったです。

メンバー時代はひたすら自分と向き合い、徐々に成果を出せるようになると、より難易度の高い企業を任されるようになります。たとえば、創業間もないスタートアップを私一人で担当したことも。2年目に新卒社員のチューター(仕事をする上で必要なことを指導する役回り)を務めると、育成面でも成果を問われます。

そういった変化の中で、フォースタートアップスの経営陣と対話する機会が多くあり、マネージャーに進む覚悟が決まりました。今は、新卒3年目でマネージャーに着任すること自体、上場企業を見渡してもなかなか無い機会だと思います。月に一度の「マネージャー合宿」では、事前に課題図書を読み、その課題図書に対してのディスカッションがあったりと、学ぶ時間も多く感謝しています。

──起業家を含め、関わる方々から受ける影響も大きいですか?

トップレベルのビジネスパーソンが持つ、世の中に価値を生むレベルの熱量や行動力、思考力などを目の当たりにし、時に自分との差を突きつけられ、「そこを目指さざるを得ない」という思いが沸いてきます。転職支援をしていると、職務経歴書に書けるような自らの価値を証明し続けることの重要性も痛感します。

最近だと、新規上場したタイミーの小川嶺CEOは同年代で、共通の知人も多いです。年に一度のペースで、フォースタートアップスで勉強会をしてくださるのですが、会話内容も佇まいも、同年代では得られないであろう経験を積まれて、年々の進化を強く実感します。そういった様々な挑戦者と近い距離で関わり、もたらされる影響は大きいです。

──社内で強く影響を受けるメンバーは?

女性としてのロールモデルを探していたのもあって、取締役副社長の恒田 有希子は入社前に会ったときから「圧倒的だ、この人しかいない」と感じました。今でも武将のようだなと感じています(笑)。誰と対峙しても当意即妙に、その人の持つビジョンや未来を広げるような言葉を手渡せるところも目標です。恒田さんたちのような女性の先輩がいて、その背中を追う私たちもいて……と、自分自身を鼓舞する環境としては抜群だと思っています。

日本の未来を良くすることから逃げたくない

──共に働く「未来の仲間」へ、ぜひメッセージをください。

先ほど成長環境の話をしましたが、やはり向き合っているスタートアップ市場が圧倒的なスピードで伸びている、良いタイミングであることがこのような社内での機会創出に繋がっていると感じます。目指すは世界水準のスタートアップ市場環境ですが、まだ日本は遅れをとっているのが実情でしょう。

スタートアップ・エコシステムをピラミッド型で把握した時、裾野を広げることだけでなく、トップをより伸ばしていくことが大切だと思っています。(個人的に好きな)韓国アイドル市場に例えるなら、2000年代の「BoA」に始まり、2010年代の「少女時代」や「KARA」「TWICE」を経て、2020年代に世界を獲った「BLACKPINK」と20年かけてトレンドができ、アイドル人口が増え、産業として発展しました。トップが夢を見せることが肝だと感じており、スタートアップ市場においても、「新卒就職人気企業ランキング」に平均年収が高いスタートアップが何社も入る。あるいはメルカリやタイミーのような大型上場のニュースが毎月流れてくる。それだけで世の中の流れは必ず変わると信じています。この国に生まれ育ててもらったからこそ、日本の未来を良くすることから逃げずに、「未来は明るい」と思える世界を作りたいです!

それに最適、かつ実現に近い環境がフォースタートアップスにあると私は信じていますし、働き続ける理由です。そのためには組織を強くすることも欠かせませんし、だからこそ、マネージャーになりたいと手を挙げました。まずは400人体制まで拡大し、より広範囲に力強いスタートアップを支援できるようにしたいです。その上で、中長期目線でスタートアップ市場に必要なことをしていきます。前述した韓国アイドルの話のように、市場やトレンドを創るということは、20-30年かかるという覚悟でいるので。

この記事を読んで、少しでも共感してくださった方がいれば、DMウェルカムなのでご連絡いただけたら嬉しいです。ぜひ、お話しましょう!

(取材・文:長谷川賢人)

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おわりに

フォースタートアップス株式会社は、スタートアップ企業の人材支援を中核に、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB」の運営、官庁・地方公共団体のスタートアップ関連事業の支援など、産・官・学連携による成長産業支援事業を展開しております。


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