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エンディングノートのポイント

先日、エンディングノートセミナーに参加してきました。私もエンディングノートの認定講師の肩書を持っておりますが、とても参考になりましたので、皆さんにも共有したいと思います。

自分のことを書く際には、ニックネームや昔のあだ名を書くことをおすすめします。理由は、年を取ってからニックネーム等で声をかけられると親しみがわいたり、昔を思い出したりといろいろ効果があるようです。

好きなものや嫌いなものもどんなジャンルでもよいので、書くことをおすすめします。食べ物・本・場所・芸能人・色・車等、これらもその人の思考や楽しい思い出なので、これらを軸に話題を広げることができ、介護や認知症のときにも声掛けする際にとても良いそうです。

ペットを飼っている方は多いと思います。大事なペットのことも書くことをおすすめします。ペットより先になくなったときや自身が面倒を見れなくなってしまったとき(入院等)の対応など、最近ではペット葬もサービスではあるようです。元気な時に調べてみることをおすすめします。

ほかにも、葬儀のことやお墓のこと加入している生命保険、財産の記録なども書くことをおすすめします。生命保険は、だれが受取人なのか?ここはすぐにでも確認をしておいてください。

銀行もたくさんあるので、通帳もそれなりに数があると思います。こちらは、ある程度使用頻度や利用目的におうじて、数を減らすもしくは使用している通帳を明確にして書いておくことをおすすめします。

葬儀においては、本当に参列してほしい人もしくは参列してほしくない人を書いたり、ご自身の意向があれば書く、家族に任せたいと思うのであれば、それを書くことをおすすめします。

このエンディングノートは、上記以外にもご自身の書きたいことを書いてください。ここに行ってみたいとか懐かしい場所だとか思い入れのあるものなど、生きる活力にもなります。

そして、可能であれば、書いた内容は元気なうちに家族と共有することをおすすめします。これが一番のおすすめです。家族とのコミュニケーションをとるツールとしても役に立ちます。家族との思い出や皆さんの想いを受け継いでいくことが財産ではないでしょうか。

最後に、ひとつこのエンディングノートは、法的な効力はないことを理解しておいてください。どうしても効力を及ぼしたいのであれば、遺言書をかくことをおすすめいたします。

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